ハイジャッキングの紹介:2012年アメリカ映画。犯罪組織トライブを追うポールは、トライブの取引を急襲するものの、仲間のバラードを死なせてしまいます。謹慎処分になったポールのもとに、実業家ブルースの飛行機乗っ取りをトライブが企んでいるという情報が飛び込んできました…という内容のハイジャックされた機内を舞台にしたサスペンスアクションです。ラストに大どんでん返しがあります。
監督:ブランドン・ナット 出演者:ランディ・クートゥア(ポール・ロス)、ドミニク・パーセル(オットー)、ティファニー・デュポン(オリビア)、ホルト・マッキャラニー(ロストウ)、ジーナ・フィリップス(ミシャル・リーブ)、クレイグ・フェアブラ(ブルース・リーブ)、スヴィニー・ジョーンズ(ジョン・バラード)ほか
映画「ハイジャッキング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハイジャッキング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ハイジャッキングの予告編 動画
映画「ハイジャッキング」解説
この解説記事には映画「ハイジャッキング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハイジャッキングのネタバレあらすじ:起
犯罪組織トライブを追うCIAエージェントのポールは、実業家ブルース・リーブ主催のセレブパーティーに参加中のMi6所属のバラードを呼び出します。バラードに、トライブが秘密取引をするという情報を教えます。その時、バラードはポールに「パーティーでオリビアに会った」と言います。
そしてMi6のメンバーを集め、取引現場を急襲します。パーティーに参加していたシェリルが人質として捕らわれていました。周囲を伺いながら捜索していると銃撃戦になり、トライブのメンバーを数人射殺したものの、4人のMi6メンバーが射殺されました。人質の女性がいなくなっていることに気付いたバラードが探していると、背後から女性に射殺されます。
かけつけたポールが銃撃しますが、女性は逃げ去ります。ポールは「はめられた!」と口走ります。CAI本部で、ポールは今回の失態を責められて謹慎処分になります。失意でデスクにいると、部下のマックスが「押収したものの中に、すごいデータがある」と教えます。それは、実業家ブルース・リーブのデータでした。トライブは、次のブルースのプライベートジェット機でのフライトを狙っている事がわかりました。
ハイジャッキングのネタバレあらすじ:承
ブルースは共同経営者で妹のミシェルにオリビアを紹介します。オリビアを今回のフライトに乗せ、仕事のサポートをしてもらう契約をします。
一方、ポールはブルースのフライトを中止すべく交渉のため空港に向かいます。ブルースに「中止してくれ」と要請したポールでしたが、「ブルースはそれは出来ない、君もフライトに同行してくれないか?」と話します。
「考えておく」と言ったポールでしたが、そこへオリビアが乗り込んできます。オリビアは元婚約者で、トライブの捜査にのめり込むポールに嫌気がさして別れていました。ポールは「飛行機を降りろ」と言いますが、オリビアは「降りない」と言います。すぐさまポールはブルースに「乗ることにした」と言いに行きます。
そのころ荷物室では、ミシャルがピエールに指示して車の中からロストウとリシェルを出します。一方、副操縦士のスティーブは機長を殴り倒し、操縦室を乗っ取ります。ロストウらは元特殊部隊で、ブルースの護衛担当であるオットーの肩を拳銃で撃ち、乗客、乗り組員たちを拘束します。ミシャルもカモフラージュで拘束されます。その時オットーはブルースの個室を無線でロックします。
ハイジャッキングのネタバレあらすじ:転
ロストウはブルースとテレビカメラで話します。ミシャルに銃口を突きつけ「27億3000万ドル送金しないと妹を殺す」と脅します。ミシェルも恐怖の演出を必死でします。ブルースが「役員たちの承認がないとすぐには出来ない」と言うと、ロストウは本当にミシャルを射殺しました。
客室では、ポールが隙をついてピエールを蹴り倒し、全員の拘束を解き、各部屋に隠れさせます。ポールはオットーと行動し、リシェルを捕まえます。そしてオットーは車に時限爆弾がセットされているのを見つけて解除させます。時限爆弾は6000フィートの高度に下がると20分後に爆発するようになっていました。
ブルースが金を指定口座に振り込むと、ロストウはステーブに着陸命令をします。リシェルを探すロストウをポールとオットーが捕まえます。操縦室ではロジャーがスティーブを襲って拘束し、機長を回復させます。
機長が着陸態勢に入るため高度を落とした時、時限爆弾がカウントダウンを始めます。解除できないリシェルをどかし、ポールとオットーが解除を試みていると、リシェルが銃口を向けます。二人を助けたのはオリビアで、リシャルを射殺します。時限爆弾は残り数秒のところで止まりました。その時ブルースの部屋の内部が爆発し、火の手が上がります。
ハイジャッキングの結末
ロストウが拘束を自分で解いて、オットーを刺します。ポールが反撃しロストウを殺します。ブルースが気がかりな二人は、ロジャーに見に行かせます。ロジャーは「密閉された部屋の中は恐らく火の海で、扉が熱くて触れないほどだ」と言います。
オットーは意識を失いはじめ、ポールが励まします。機長は着陸を無事成功させ、オットーは担架で運ばれます。扉をバーナーで焼き切ったブルースの部屋は、何もなくなっていました。ポールはオリビアとよりが戻り、キスをします。
本部に帰ったポールにマックスが「凄いデータがある」と報告します。一方ポールも、飛行機から見つけたものから同じようなデータを見つけていました。カギは27億3000万ドルにありました。換金できる上限額がこの金額でした。この事実を知っている者は一人しかおらず、それがブルースでした。
ブルースは犯罪組織トライブの名を利用して、資金浄化するためにロストウらを操っていた張本人でした。ブルースは離陸前に飛行機を降り、テレビモニターで会話をして金を振り込むと、飛行機を爆破して全員殺すつもりでした。そして自分用の部屋はシェルターのようになっていたため、自分も死んだように見せる為、中で爆発を起こす仕組みでした。
ポールが乗り込むことも全て仕組まれていたのでした。ポールは「ブルースはどこかで生きている」と言いました。
以上、映画「ハイジャッキング」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する