4.3.2.1の紹介：2010年イギリス映画。仲良し女子4人組が、タイヤモンド強盗事件に巻き込まれて騒動を起こすコメディ・クライム・ムービーです。同じ時間軸をそれぞれ4人の視点で描き、ラストは一つにまとまる手法の作品です。
監督：ノエル・クラーク 出演者：エマ・ロバーツ（ジョー）、タムシン・エガートン（カサンドラ）、オフィリア・ラヴィボンド（シャノン）、シャニカ・ウォーレン＝マークランド（ケリス）、ノエル・クラーク（ティー）ほか
映画「4.3.2.1」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「4.3.2.1」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
4.3.2.1の予告編 動画
映画「4.3.2.1」解説
この解説記事には映画「4.3.2.1」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
4.3.2.1のネタバレあらすじ：起
ジョー、カサンドラ、ケリス、シャノンは仲良し４人組の女の子。４人はカフェに集まりいつもどおり話をしています。金持ちの娘・カサンドラは、明日からオーデションの為ニューヨークに行くことになっていて、「ネットで知り合ったフレッドに会ってバージンを捨てる」と店を出ます。店にはチンピラ風のリロンがいて、シャノンの顔を見つめて店を出ます。
シャノンが店を出て歩いていると、リロンとぶつかってしまいます。家に帰ったシャロンを待ち受けていたのは、母の家出でした。止める父を無視して出て行こうとする母に、シャノンが話しかけますが、母は「手紙に書いてあるとおりよ」と言いますが、シャノンは「もらっていない」と言います。
母の家出に、落ち込む父を見て自分まで落ち込んだシャノンは、川沿いのベンチの横に座りジョーに電話をしますが、取り合ってくれないため、絵を描きます。そしてバーで一人で酔いつぶれ、男に連れて行かれそうになったところを、ケリスに助けられます。店を逃げ出した二人でしたが、シャノンがケリスに「話を聞いて」と言うと、「いかなきゃ」と言って取り合ってもらえません。
仕方なくカサンドラに「手紙知らない？」と電話するも「知らない」の一言で終わります。家に帰るとテレビでは、宝石強盗のニュースが流れています。父とは言い争いになり、自責してしまうシャノンでした。
翌日シャノンは、宝石を探すリロン達に会い、話しかけられます。リロンはシャノンを口説き電話番号を教えてしまいます。夜になり、ジョーから電話が入り「話を聞くから仕事場へ来い」と言われ、向います。職場のスーパーへ行くと、「恋人が来た」とリロンを紹介し二人はキスをします。
二人に裏切られたシャノンは、売り場のポテトチップスを１個取って残りをぶちまけて出て行き、壁にペイントアートを描いていると、誰かにカラーボールを投げつけられ、更にギャング達に襲われます。
その時、ケリーという女性がやってきてシャノンを助けます。ケリーは自分の部屋に呼びシャワーを浴びさせます。シャノンのバッグを物色しているのを見たシャノンが「何しているの？」と言うと、豹変したケリーが拳銃を取り出し「ポテトチップスはどこにある」と聞きます。近寄るふりをしてドアをケリーにぶつけて逃げ出し、川沿いのベンチに行きます。
4.3.2.1のネタバレあらすじ：承
シャノンは捨てていたポテトチップスの箱の中を見るとダイヤモンドが多数入っていました。そこでシャノンはジョーにダイヤモンドを見つけたことを知らせると、ジョーは「手紙はカサンドラが持っている」と教えます。
翌日、父から母の住所を聞いたシャノンは会いに行きます。母は若い男と一緒にいて「あんたなんか生まれなきゃよかったんだよ」と吐き捨てます。シャノンは「お母さんが子供を堕ろさせたんでしょう」と言い返すと、母は「手紙を見ればわかる事よ」と言って去って行きます。
両親、そして友人すら相手にしてくれないシャノンは夜になり、橋の上から自殺しようと、大量の薬と酒を飲んでいました。
カサンドラがニューヨークの行く為飛行機に乗ると、隣に座ったラリーという太った男と意気投合します。「世界中どこでもなんでも注文があれば運ぶ仕事をしている」と言ってカサンドラに名刺を渡して別れます。
待っているはずのブレッドは来ず、失意のカサンドラはジョーに電話します。ジョーは「お金持っているんだから、思いっきり買い物したらいい」と元気づけます。ホテルにチェックインし大量のブランド品を買いこんで部屋に戻り、下着姿でいるとフレッドが訪ねてきます。
二人はそのままベッドインし、カサンドラはバージンを失います。余韻に浸るカサンドラにフレッドがワインを飲ますと、カサンドラはそのまま寝込んでしまいます。目を覚ましたカサンドラはフレッドが居なくなり、買ってきたものが全部無くなっているのに気づきます。
金庫のものは大丈夫で、バッグの中からフレッドの住所を探していると、シャノンへの手紙が見つかります。ラリーに電話をし、手紙を住所を知っているケリスに送ってもらうとフレッドの部屋に向います。そこにいたのは別人で、部屋の中を見ると本物のフレッドはカサンドラのストーカーでした。写真を壁いっぱい貼り、カサンドラの部屋までネットで覗いています。部屋は何故か誰かがパーティーをやっています。
「写真だけ撮って来てくれと頼んだだけだ」と言うフレッドを結束バンドでフ縛り付けると、そこへ偽物のフレッドがやって来ます。偽物のフレッドは「あそこの穴まで動画で映したぞ」と言って入ってきたところを、カサンドラが殴り倒し同じように結束バンドで縛り上げ、スボンを脱がしあそこの写真を撮り「拡散してやる」と出て行くと、偽物が結束バンドを外し追いかけてきます。
スラム街でカサンドラを捕まえると、黒人中年女性に注意され、「黒い首の女は黙ってろ」と言った事から、アパートの住人が全員出てきて偽物は拉致されました。
オーデションの事をすっかり忘れていたカサンドラは、翌朝教授の部屋に押し掛け勝手にピアノを弾きます。教授は「素晴らしいが警察が来る前に出て行け」と追い出され、ロンドンに帰ります。
4.3.2.1のネタバレあらすじ：転
ケリスはレズでジェスという恋人がいます。ケリスの家にリロンがやって来て、ケリスの兄のマニエルにダイヤの袋を渡します。二人がバーで飲んでいると、絡まれているシャノンを見つけたケリーがシャノンを助けます。このことで店で喧嘩に発展したため、ケリーはシャノンを連れ逃げ出します。ケリーはジェスが待っているため、シャノンに「早く家に帰れ」と言って別れます。
その後ケリーは盗んでいた鍵を持ってカサンドラの部屋にジェスを連れて行きます。翌日自動車学校の試験で、女教官を罵倒したケリーは不合格になり、家に帰らずカサンドラの部屋に向います。そこへジェスがマニエルを連れてやって来ます。マニエルが地下室を見つけると、ケリスとジェスを閉じ込めます。マニエルはやってきたリロンに、預かっていたダイヤモンドを渡します。
地下室ではパスワードがあって出られないケリスがカサンドラに電話して訳を話します。その時カサンドラは「シャノンへの手紙を送った」と言います。パスワード『4321』を入力して部屋に戻るとマニエルが友人を呼んでパーティーをしています。全員追い出したケリスは家に帰りシャノンへの手紙を読み泣きます。急に素直になったケリスは歯向っていた父に謝ります。父は「お前は母の浮気相手の子供だが、出産にも立ち会い、今まで育てた、パパが本当の父親だ」と言って抱き合います。
ケリスは「来週からいい子になる」と言って、マニエルの車に乗りこみます。しかしマニエルが乗りこんできて暴れ出しジョーの勤めるスーパーに車を突っ込んでしまいます。ジョーは何故か落ちていた拳銃を拾い、ケリスと車に乗りこみ、走り出します。
ジョーは義理の父が骨折したことから、母から「収入がなくなるので夜、スーパーで働いてくれ」と言われます。ジョーがスーパーへ行くと、店長から主任のティーを紹介されます。ティーは店長が帰ると、自分のやり放題で、従業員たちにはきつくあたります。深夜ティーが、金庫のキーを持ちだしていることをジョーは知ります。
4.3.2.1の結末
翌日、スーパーでティーから小言を言われたジョーは「昨日金庫の鍵を持っていたのは何故？」と聞きます。ティーは「そのことは黙っていろ」と言います。しばらくするとリロンらがやって来ます。ティーに合図をし、金庫を開けます。すると金が入っていないことからリロンはティーを問い詰めます。ティーは自分が仲間であることがバレた事から怒りだすと、反対にリロンに拳銃を突きつけられると、一人の客が警察に通報し出て行きます。
そこへシャノンが入って来て、ジョーとリロンは芝居をすると、シャノンがポテトチップスの箱を取り、残りをぶちまけて帰ったのです。リロンは全員に「お前らの顔はおぼえた、しゃべったら殺しに行く」と言って出て行きます。宝石をポテトチップスの箱に隠していたティーは必至で探しますが、ダイヤモンドは見つかりませんでした。
そこへケリーがやって来ます。拳銃を構え「ダイヤモンドを出せ」と迫ります。その時ケリスの車が店に突っ込みます。拳銃を拾ってケリスと車に乗りこむと、シャノンへの電話を読みます。涙ぐむジョーはカサンドラを呼びます。
3人が橋に差しかかると、シャノンが飛び降りようとしています。3人が声をかけたことでシャノンの足が滑り、欄干にぶら下がってしまいます。3人が必死でシャノンを引きあげます。3人はシャノンに「手紙は読んだ、ゴメン」と謝ります。ジョーが「ダイヤモンドを警察に渡して普通の生活に戻ろう」と言うと、カサンドラが「もう少し先にしない」と言います。
シャノンの父の前には手紙があり、ダイヤモンドもありました。4人は飛行機のファーストクラスに乗りニューヨークに向っています。カサンドラは「オーデションに受かったら、両親はお金を使っても何も言わない」と言い、乾杯します。近くの席にはケリーが乗っていました。
以上、映画「4.3.2.1」のあらすじと結末でした。
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