エネミー・ラインの紹介:2001年アメリカ映画。敵の本拠地へ誤って落ちた兵士が、安全地帯に行こうとする話をアクション満載で描く映画で、その主人公をコメディアンであるオーウェンウィルソンが演じています。
監督 :ジョン・ムーア 出演:オーウェン・ウィルソン(クリス・バーネット大尉)、ジーン・ハックマン(レスリー・レイガート司令官)、ガブリエル・マクト(スタックハウス)、チャールズ・マリック・ホイットフィールド(ロッドウェイ軍曹)、ヨアキム・デ・アルメイダ(ピケット)、デヴィッド・キース(オマリー特務曹長)、オレク・クルパ(ローカー)、ウラジミール・マシコフ(サシャ/追跡者)ほか
映画「エネミー・ライン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エネミー・ライン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「エネミー・ライン」解説
この解説記事には映画「エネミー・ライン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エネミーラインのネタバレあらすじ:起
ユーゴスラビア戦争は多くの犠牲者を出しながら、次第に収束の様子を見せていました。アドリア海にはアメリカ海軍の空母、カールビンソンがセルビアの平和維持をするため、停泊していました。その空母に所属するクリス大尉は、ボスニアで結ばれた和平のため、軍務にやりがいが見い出せないでいました。
飛行機乗りなのに飛行機に乗れない、そのジレンマがクリスをイライラさせてしまい、そのせいで上官と意見が合わずに衝突してしまうのです。そしてクリスは任務の終了を申し出ます。そして彼は友人とともにクリスマスを返上してボスニア上空での撮影するという任務に就きます。
偵察機を使ってセルビア上空へと行きますが、そこでクリス大尉は未確認の部隊を確認します。そこで彼らに確認できないよう撮影をしますが、命令されていた飛行ルートから外れてしまうことで、その行為はセルビア人武装集団のレーダーによって気づかれてしまい、地対空ロケットミサイルで攻撃されてしまいます。
そしてクリス大尉と仲間の偵察機は着弾して墜落、セルビアの領内にパラシュートで不時着することになってしまいます。
エネミーラインのネタバレあらすじ:承
地上に降り立ったクリス達でしたが、クリスは無事だったものの部下のスタックハウスは足に重症を負ってしまいます。クリスは電波の入る山に向かい無線機を使って本部との交信を行いますが、その間にセルビア人武装集団がやってきます。
そこでスタックハウスは捕らわれてしまい、無抵抗な状態で無惨にも殺されてしまいます。その光景を目の当たりにしたクリスは思わず声を上げてしまい、敵に気づかれてしまったので森へ逃げていきました。
なんとか山頂までたどり着くと、無線が繋がったので報告することにしました。敵は彼を殺すため捜索していきます。クリスは上官であるレイガードに救助を依頼するも応じてくれず、20キロ先にあるエネミーライン(安全地帯)に向かうよう指示されたため、クリスは途方もない距離を仕方なく進む事にしました。
エネミーラインのネタバレあらすじ:転
途中、多くのイスラム教徒が虐殺された場所に遭遇したクリスは、死体の山の中に身を潜める事で、敵の捜索からなんとか逃れます。死体の山はムスリム人だという事が分かり、セルビア人武装集団がムスリム人狩りをしていたことも分かります。クリスは生き残りのムスリム人と共に安全地帯へと向かうのでした。
和平を結びながらムスリム人を虐殺している状況、その証拠の上空写真を撮ったため、スタックハウスは犠牲になってしまいます。全てを目撃したクリスは追われています。クリスはこの戦争犯罪を公にするために、証拠となるテープを持ち帰らないといけないのです。
その証拠写真のテープがある、飛行機の墜落現場である安全地帯に向けて歩を進めていきますが、敵は彼を捕獲して殺そうと躍起になります。
エネミーラインの結末
一方、クリスの上官であるレイガードは諦めず懸命にクリス救出を訴えますが、下手すると再び戦争にもなりかねない状況に上層部の許可がおりません。しかしどうしてもクリスを助けたいレイガードは、命令を無視して自らのヘリでクリスの救出に向かうのでした。
クリス大尉は敵の猛攻を避けながらボスニアの民間人の車に乗り込みました。そのままボスニアの民兵の拠点にたどり着き、一時避難していましたが、セルビア人武装集団に間もなく攻撃されてしまいます。
クリスはボスニア人のパビックと一緒に激しい攻撃を回避しながら、どうにか切り抜け、やがて目的地である安全地帯に到着しました。クリスはパビックと別れ、安全地帯へと突入し、丘の上にある飛行機の残骸のある場所を目指します。
無事到着し、証拠である偵察用テープを手に入れたクリスでしたが、自分の居場所を教える発信機が故障していたのです。懸命に発信機を修理しようとしますが、セルビア人武装集団が亡きものにしようとクリスに近づいてきます。なんとか修理に成功し、発信機を起動させてみるとクリスに追手が迫っていることが分かります。
追手が飛行機の残骸場所に着いた時には誰もいませんでした。追手が油断を見せた一瞬に、雪の中に隠れていたクリスが発砲、敵を倒すことができました。追手を追い払うとレイガードが自らのヘリでようやく駆けつけ、援護部隊により無事救助されたクリスは、録画したテープを上官に渡すことができたのでした。
以上、映画「エネミー・ライン」のあらすじと結末でした。
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