パニッシュメント 呪いの木の紹介:2015年イギリス映画。魔女狩りが盛んだった中世に、魔女として処刑されたイゾベルの呪いを現代に蘇らせたオカルトホラー映画です。田舎の農場の屋敷を舞台に、引っ越ししてきたアーバン一家が、遊び半分でやったウィジャーボード(西洋こっくりさん)で霊を呼び出したため、惨劇に見舞われるという話です。
監督:ジェームズ・クロウ 出演者:サラ・ローズ・デントン(アンバー)、ルーシー・クラーヴィス(エマ)、ローレンス・ウェルラー(ジェイク)、シェーン・グリーン(マイク)、ほか
映画「パニッシュメント 呪いの木」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パニッシュメント 呪いの木」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パニッシュメント 呪いの木の予告編 動画
映画「パニッシュメント 呪いの木」解説
この解説記事には映画「パニッシュメント 呪いの木」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パニッシュメント 呪いの木のネタバレあらすじ:起
ペストが流行した欧州では、ペストを持ちこんだ女性を魔女として、魔女狩りを始めました。一番強い力を持った魔女イゾベルは処刑された後、セントジョナス農場の木の側に埋められ、イゾベルの呪いとして受けつがれ恐れられた・・・と女性が子供たちに話しています。
それから500年後、セントジョナス農場のある大きな屋敷にアーバン、エマ、ジェイクの3人家族が引っ越してきました。アンバーの夫トニーは事故で植物人間となっていて、夫の母から生命維持装置を外して安楽死させる決断を迫られていました。
一方、娘のエマと息子のジェイクは家の周りに、子供の人影を見ていました。引っ越し早々、エマは恋人のマイクを部屋に呼び、愛し合おうとしますが母のアンバーに見つかりマイクが追い出されます。この時マイクは「何かがいる」と叫んでいました。
アンバーは大麻で高校を中退したマイクを嫌い、エマといつも口げんかしています。この日も言い争った後、エマが森に走りだします。大きな木の側に行くと「イゾベル」と呼ぶ声を聞きます。
パニッシュメント 呪いの木のネタバレあらすじ:承
エマの弟のジェイクは学校の同級生ジョーダンらにいじめられています。いつもは森の中でジョーダンたちをまいて逃げています。母のアンバーがロンドンへ行った日、ジェイクはジョーダンらに捕まってしまい「あの家は事故物件だ」と教えられます。そして「昔あの家に住んでいた女は、家族に薬を飲ませて火あぶりにし、自分も馬屋で自殺した。これから馬屋でウィジャーボードをやる」と言います。
馬屋にジョーダン、タイラー、シュリーが集まり、ジェイクを入れてウィジャーボードを始めます。するとナイフで殺された9歳の子供の霊が降りてきます。そのまま進めていると、背後から殺人鬼が現れました。腰を抜かしたジェイクでしたが、それは同級生のサイモンでした。ジョーダンが仕組んだトラップだったのです。
そのままジョーダンらはジェイクの家に押しかけ、ジェイクを収納部屋に閉じ込めると、冷蔵庫のものを飲食し、テレビを見はじめます。ジェイクは収納部屋の中で恐怖を感じ助けを求めています。その時、麻袋を被った子供が家の中に現れます。子供は絞首刑のように首を吊られたり、目の前に立ちふさがったりして、怖くなったジョーダンらは逃げ帰ります。その後、帰ってきたエマとマイクによってジェイクは助けられました。
パニッシュメント 呪いの木のネタバレあらすじ:転
同じころ、霊媒師のエヴァは妹のネイサンに「子供たちが帰ってきた・・・」と祈っていました。ジョーダンらの悪事を警察に届けたエマはアンバーに「この家で家族を殺した事件があったことをジェイクから聞いた」と言います。アンバーは「事件じゃなく事故だ」と言います。
アンバーは家の周りに監視カメラを取りつけます。映像をチェックしたエマは、時折人影が写っているのを見つけますが、アンバーには見えませんでした。さらに家の中で9匹のネズミの死骸が円を描くように横たわっているのを見つけます。
心身共に病んでいるジェイクを心配するエマが、ジェイクのパソコンに「魔女の木」というサイトを見つけます。そこにはイゾベルの呪い、丸く並べられた9つの遺体、セントジェナスの霊など、身近に起きている事と一致する内容がありました。
ジェイクが見つけた大きな木の側にある、丸く並べられた9つの石の話を聞き、エマはジェイクとマイクを連れて向かい、石の下をマイクに掘らせます。すると長いナイフが出てきました。エマは「サイトの通りだと、イゾベルが子供たちの喉をかき切ったナイフだ」と言います。エマは神父に相談に行きます。神父もイゾベルの呪いの木を知っていて、霊媒師のエヴァを紹介されます。
パニッシュメント 呪いの木の結末
血を吐き、変わり果てたジェイクを助ける為、エマはエヴァと妹のネイサンを呼び、馬屋で祈りを始めます。エヴァは子供は10人いる、9人は殺されたイゾベルの子供で、あと一人はジェイクだと言います。
そのころアンバーは夫トニーの病室にいて、トニーが「エヴァ」と呼ぶのを聞きます。アンバーも納得し、エヴァによる降霊をトニーの母も呼んで始めます。エヴァがイゾベルの霊に憑依され、マイクを殺しジェイクをさらって馬屋に入ります。追いかけたエマとネイサンでしたが、エヴァによってネイサンは両目を潰されます。この時ジェイクがナイフでエヴァを刺殺し、イゾベルの霊は帰って行きました。
同じころトニーが息を引き取りました。エヴァに代わりネイサンが「トニーは解き放たれた、これで自由だ」と言って、死を知らせます。アーバン、エマ、ジェイクは涙が止まりませんでした。
平穏に戻ったアーバンらでしたが、目が見えなくなったネイサンには何かが見えていました。時を同じくしてアーバンも何かを感じ、ジェイクの様子も変でした。そして入浴中のエマが叫び声と共に血を流して倒れます。イゾベルの呪いは生き続けていました。
以上、映画「パニッシュメント 呪いの木」のあらすじと結末でした。
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