コスメティック・ウォー わたしたちがBOSSよ!の紹介:2020年アメリカ映画。破産寸前の化粧品ブランドを経営するミアとメルに、コスメ業界の成功者から出資の話が持ち掛けられた。しかしうまい話は買収目的だった。二人はこの難局を乗り越えられるのか?
監督:ミゲル・アルテタ 出演:ティファニー・ハディッシュ、ローズ・バーン、サルマ・ハエック、カラン・ソーニ、ジェニファー・クーリッジ、アリ・グレイナー、ナターシャ・ロスウェネル、ジェシカ・セント・クレア、ビリー・ポーター、ジェイこぶラティモア、ジミー・O・ヤン、ライアン・ハンセン、ほか
映画「コスメティックウォー わたしたちがBOSSよ!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「コスメティックウォー わたしたちがBOSSよ!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
コスメティック・ウォー わたしたちがBOSSよ!の予告編 動画
映画「コスメティックウォー わたしたちがBOSSよ!」解説
この解説記事には映画「コスメティックウォー わたしたちがBOSSよ!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
コスメティックウォー わたしたちがBOSSよ!のネタバレあらすじ:起・親友と作ったブランド
幼馴染で親友のミアとメルが、2人で立ち上げたコスメブランド『M&M』。他の女友達は2人が独身でいる事をバカにするが、あくまで仕事優先の彼女たちは痛くもかゆくもなく、それぞれに恋人や男性と私生活も満足していた。
ある日、ミアとメルの店に通販サイトを見たと言う、コスメ業界で名の知れたオビエド国際グループのクレア・ルナの代理人ジョシュが訪れ、看板商品の使い捨てワンデーセットに目をつけ、出資の話を持ち掛けてきた。
ミアは誰とも組む気はなかったが、メルは「店は赤字続きでこのままだと半年後に潰れるほどの負債を抱えている」と告白。一転2人はクレアに行くことにした。
コスメティックウォー わたしたちがBOSSよ!のネタバレあらすじ:承・女性起業家クララ
コスメで女性に素晴らしい旅をさせたいクレア・ルナことクララ・ルナに対し、内面から輝くべきだと、自分たちのブランドを大切にしたいミアは、負債の完済、株を51%保有、M&Mの商品をオビエドで発表、次のお披露目会で評判が良かったら追加出資という条件を提示する。
メルは乗り気だったが、テコでも動かないミアに、株の保有を49%にして再提案、二人で再検討した結果、受ける事にした。しかしそれは、オビエド側が全てを奪うための戦略だった。
翌日、女性は男のために化粧をするという真逆のコンセプトの『ゲット・サム』を買収予定だと聞いた二人に、クララは二人の友情にひびが入ったら株を51%で買収する約束をし、二人は署名した。
新商品開発のとっかかりを見つけたい二人は、ミアの恋人ハリーの誕生パーティーの会場屋上で、メルを薬中の親から救った事、ミアが母親を亡くした時に支えた事を思い、死ぬまで一心同体だと誓った。
二人は、相棒というコンセプトで、欠点を隠すのではなく強みにする商品を目指そうとしたが、クララは陳腐だと一蹴、激しさが足りないと注文を付けた。
コスメティックウォー わたしたちがBOSSよ!のネタバレあらすじ:転・二人の仲を裂こう作戦
クララは二人の店を訪問すると、口紅とファンデ以外は却下、大量生産に切り替えて化粧品を作るバレットにクビを申し渡し、反発するとクララ自身も12年前に友人をクビにしたと言って情けはかけない様子。
仕方なくミアはバレットにクビの話を告げた。気まずいまま女友達の家での料理教室に参加すると、ミアはメルが気に入られていると言って口喧嘩が始まり、メルは仕返しにミアの料理にゴーストペッパーを仕込み翌朝まで響いた。
ミアの代わりにメルが新商品のプレゼンをすると、会計係に商品開発をさせるなとおかんむり。お披露目会はゲット・サムにやってもらうと言って出て行った。
こんな契約は切ってしまおうと会社に乗りこんだ二人は、警備員に追いかけられた末、ミアが飛び降りるという脅しのつもりが、足を滑らせてしまいメルや警備員たちに助けられるハプニングを起こしながらもクララの居場所に辿り着き、謝罪と契約の破棄を申し出た。
払った負債と騒ぎの弁償を迫ると、ミアは親友二人で成功するのが妬ましいのではないかとクララを挑発。メルがその場を丸く収め、最後のチャンスとして、社員向けイベントの評価が良ければお披露目会に出すと条件を出した。はじめは嫌だと言っていたミアは、挑戦したいメルのためにイベントに行くことにした。
コスメティックウォー わたしたちがBOSSよ!の結末:二人のブランドゆくえ
社内イベントでゲット・サムの二人と双子の女性をそれぞれメイクをして競う事になった彼女たちは、あくまで内面から輝く美しさを目指した結果、厚塗りのゲット・サムに敗北。更にクララにメルがミアの愚痴をこぼしていた事がバレて、その場で喧嘩をしてしまい、二人の仲にひびが入ったら株を51%で買収するという約束が実行された。
シェアハウスからミアは出て行き、M&Mは解散寸前。それまで結婚しない二人を子持ちの友人たちが実は嫉妬していた事、メルはミアが仕事をしやすいように環境を整えていた事、メルが財政難について話さなかった事で二人がすれ違っている事に気づき、もう一度力を合わせることにした。
そこへゲット・サムが看板商品のワンナイトセットを別名で売り出すことを知った。二人は新しい商品キットの開発をはじめ、ミアはとある女性に会いに行った。
そしてお披露目パーティーを乗っ取り同然で親友同士で使えるキットを発表。M&Mをクララに渡す代わりに、かつてクララがクビにしたシェイをパートナーにして、新しいブランドを立ち上げた。
一年後、輸出で国外進出の成功を果たした二人は喜ぶのだった。
以上、映画「コスメティック・ウォー わたしたちがBOSSよ!」のあらすじと結末でした。
コスメティックウォー わたしたちがBOSSよ!のレビュー・考察:女同士の友情
商品開発や接客の得意なミアと、会計や店とシェアハウスの管理をするメル。二人はそれぞれを補い助け合う事で、共同経営者としても対等な関係を築きブランドを確立させている、友人のシェイと決別したクララに、二人は嫉妬を抱かせただろう。特に同族嫌悪なのか、我を表に出しがちなミアに辛く当たっている。また、実店舗は一つで主な販路はネット通販、商品は手作りの少量生産と言う点は、ハンドメイド流行りの日本とも似ていて親近感がわいた。
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