ネイバー・イン・ザ・ウインドウの紹介:2020年アメリカ映画。新しい町に一家で引越て来た妻が、隣に済むママ友の異常な行動に追い詰められていくさまを描いたサスペンス。日本でもあり得そうなエピソードに、ご近所トラブルは万国共通なのかもしれないと思わせる作品。
監督:メンハジ・フーダ 出演:ジェイミー=リン・シグラー(カレン)、カーメル・アミット(スージー)、ジェフ・グスタフソン(スコット)、ジェン・ライオン(リサ)、デヴィッド・ルイス、ほか
映画「ネイバー・イン・ザ・ウインドウ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ネイバー・イン・ザ・ウインドウ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ネイバー・イン・ザ・ウインドウの予告編 動画
映画「ネイバー・イン・ザ・ウインドウ」解説
この解説記事には映画「ネイバー・イン・ザ・ウインドウ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ネイバーインザウインドウのネタバレあらすじ:起
シアトル郊外の住宅地。カレン(ジェイミー=リン・シグラー)は夫スコット(ジェフ・グスタフソン)の仕事の都合で息子マイルズ(アズリエル・ダルマン)とともに一家そろって引っ越してきた。すぐに向かいに暮らすスージー(カーメル・アミット)とその息子フィン(コーブ・ニーマン)とも仲良くなり新しい場所で順調なスタートをきっていた。
翌日、庭を挟んだ隣家のリサ(ジェン・ライオン)が訪ねてくる。息子エリオットとマイルズを庭で遊ばせる間に話をしていたカレンは、リサからネックレスを褒められる、すると、マイルズの前に生まれたばかりの娘を亡くし、夫がその子の思い出のために買ってくれたのだと打ち明けると、リサも同じように娘を亡くしたと聞いてカレンは親近感を抱く。
その後カレンはスージー、リサとママ友として仲良くなり、リサの娘アリー(ハナー・ザーク)に、お小遣い稼ぎとしてマイルズの子守を頼むなど、家族ぐるみの付き合いが始まる。
ネイバーインザウインドウのネタバレあらすじ:承
ところが、マイルズを新しい学校へ送り届けに来たカレンは、エリオットを連れてきたリサが自分と同じ服を着ているのを見て驚く。
偶然だと思い込もうとしたカレンだったが、その後もカレンと同じネックレスを身に着け、不動産業の仕事を再開すると言うカレンに、自分も不動産業を始める予定だと話すリサに不審なものを感じた。その後カレンは、リサの夫ダン(アリステア・エイベル)との会話で亡くなった子供などいないことを知る。
動揺しながらも何か事情があるはずだと思ったカレンは、リサにそのことを問い質すと、自分はパーキンソン病でそのために事実を混同してしまったと聞いて同情する。しかし、スージーには難病のSLEだと言っていたことを知り、やがて家の前にゴミが撒かれる悪戯があったりして不信感を募らせていく。
さらに、隣家からの視線も気になりだしたカレンは家の中の居場所も限られるようになると、スコットの忠告に従ってリサとの距離を置くことにする。
ネイバーインザウインドウのネタバレあらすじ:転
距離を置きながらもマイルズのことで完全にリサの家族と関係を切れない状態だったカレンは、ある日、リサから1月前にダンが仕事をクビになり医療費もかさんでいることから、まとまったお金を貸してほしいと頼まれる。
金銭の貸し借りはよくないとカレンが断ると、その翌日、マイルズの学校にカレンが育児放棄をしているという通報があったと担任から聞かされる。通報はリサによるものだと確信したカレンは、自分と同じ車に乗っていたリサを見ると思わず怒鳴りつける。ところがリサはそれを襲われたと訴え出て、カレンはリサから接近禁止命令を出される。
リサの異常な行動にたまりかねて弁護士に相談するが、精神的に追い詰められたカレンやエリオットと遊びたがるマイルズを見かねたスコットは、ダンと話し、リサの虚言を訴える。
ダンはこれまでにもリサが隣家の住人たちと問題を起こしてきたことを知っていたが、そのことは告げなかった。その後もリサはカレンを執拗に付け回し、カレンが家の外に監視カメラを設置すると、自分の家にも監視カメラを取り付ける。
ネイバーインザウインドウの結末
ある日、車を運転中のカレンは交差点で停止している前をリサがアリーと通り過ぎるのを見かけるが、走り出した車の前に突然リサが現れてぶつかってきた。
リサの通報でカレンは逮捕され、保釈されたものの殺人未遂で訴えられていると聞いて愕然とする。事故を目撃していたはずのスージーもリサのしてきたことを知りながら、自分が標的にされるのを恐れて証言を拒む。
そして裁判になり、故意にぶつかってきたと言うカレンに対して、リサはカレンが加速して自分を撥ねたと主張するが、アリーの証言で骨折は嘘で病院にも行っておらず、リサは事故当時カレンの車が来るまで20分も待っていたことが分かり、カレンは無事無罪を勝ち取った。
決着がついて安堵するカレンとスコットだったが、同じことが繰り返されることを恐れて、一家はその家から去って行く。そしてその家に今また新しい家族がやってくるのを、リサは隣家から眺めていた。
以上、映画「ネイバー・イン・ザ・ウインドウ」のあらすじと結末でした。
リサのような人はどこにでもいるような気がして怖い。やってることは悪質でも逮捕されるような事はしてないからタチが悪いし、こういう人とは距離を置く意外に対処法がなさそうだから相手を変えてずっと続けるのかと思うと怖い。