映画「ガン・ダウン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ガン・ダウンの紹介：2014年カナダ映画。かつて、警察官として人質事件の交渉人として活躍し、今は事務の仕事をするジェイクの家に、二人の男が押し入り、娘を人質にしてジェイクにある要求を迫ります。それはジェイクが解決できなかった人質事件”デュモンの悲劇”に関することでした。一線を退いた警察官が、見知らぬ男二人に監禁され、徐々にデュモン事件の真相を知るというクライムサスペンス作品です。
監督：ヴァンサン・ルクロック 出演者：ルイス・マンディロア（ジェイク）、デヴィッド・キンズマン（カイル）、リチャード・サットン（デヴィッド）、フランソワ・メケール（ケスラー）、ロバート・ノーラン（カール・フィッシャー）ほか
この解説記事には映画「ガン・ダウン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
警察の内勤で事務の仕事をするジェイクが目覚めると、何者かが侵入した形跡があります。少しすると二人の男がジェイクに拳銃を突きつけ殴りかかります。意識が戻ったジェイクの前には、カイルとデヴィッドの兄弟がいます。
カイルはジェイクに２階で寝ている娘・キャシーの話をします。二人は、ジェイクが人質事件の交渉人をしていたころの、解決した記事を見せます。そして「交渉人を何故やめたんだ。活躍していたのにどうしてだ？」と聞きます。ジェイクは「しくじったんだ」と言います。
カイルは「デュモンの悲劇の事か？」と聞きなおします。デュモンの悲劇とはテロリストが１０数人の子供を人質にした事件で、交渉人としてジェイクが解決を図ったものの、全員が殺されてしまいました。うなづいたジェイクにカイルは「警察はこの街を守っていない。オレ達は正義の為にやっているんだ、手伝え」と迫ります。
デヴィッドがパソコンを取り出すと、ボストン警察のページを出します。カイルが「ログインして情報を見せろ」と言います。かたくな拒むジェイクに「娘は寝ているのか？」と圧力をかけます。
そこへ警察署の部下のヘンリーが迎えに来ます。カイルに言われ、ジェイクがインフルエンザと称してヘンリーを追い帰すと、カイルが「ケスラーについて聞きたい」と言います。ジェイクは「オレの同期で、ＳＷＡＴの隊員で武術も達者だ」と言います。カイルは「ケスラーは非番の時に容疑者を射殺した。そしてお前は見てもないのに、嘘の目撃証言をしてケスラーをかばっただろう。ケスラーを呼び出せ」と言います。
ジェイクが断ると「お前の頭を、耳の聞こえない娘の前で撃ち抜く」と脅します。娘キャシーの耳の事まで調べているとあって、ジェイクは仕方なく了承します。
カイルは「おれ達の狙いはアントン・フィッシャーだ。アントンは大物の暗殺計画を立てている。このことをケスラーに伝えて逮捕させろ」と言います。ジェイクがケスラーに電話し、極秘情報として伝えると、ケスラーは「アントンの兄・カールは、キンブル上院議員の対抗馬の政治家だ。悪の限りをするアントンの罪は、カールによってもみ消されている。ボストンにキンブル上院議員が来ているんだ。キンブルの暗殺だ」と言って仲間を集めてアントンのアジトを急襲します。
ケスラーはアントンの指を切断し、悪行を全て吐かせます。それを聞いたカイルは「マリク・サイディを知ってるか」とジェイクに聞きます。ジェイクは「マリクはテロリストで１０数人の子供を殺した男だ」とデュモン事件の犯人であることを話します。するとカイルは「マリクは無実だ。アントンに聞いてみろ」と言います。
ケスラーに電話をし、アントンに代わり話を聞くと、マリクは、カールに雇われた男で、資金をカールに悪用されたうえ、政治的利用の為にあの事件をカールの命令で起こしたことを白状したのです。
カイルはジェイクに「ケスラーにアントンを殺せと言え」と命じます。ジェイクが断るとカイルがジェイクの腕を銃で撃ちます。ジェイクがケスラーに電話した時は、ケスラーがアントンの部下ともみ合いになり流れ弾がアントンに当たり死んでいました。
「報復が終わった」と言うカイルにジェイクは「出て行ってくれ」と言いますが、「最後の仕事をやってもらう」と言います。そんな時、再びヘンリーがやって来て、おかしいと思ったヘンリーが家の中に乗りこみます。しかしカイルに銃弾を浴び人質にされます。
カイルは「お前がカールを殺せ」と命じます。２階では異変に気付いたキャシーがケスラーにメールします。ジェイクはトイレに行った時、隠し持った拳銃でデヴィッドを撃ちます。デヴィッドは「兄・カイルの息子があの事件で殺された」と教えます。
キャシーを人質に連れてきたカイルでしたが、ケスラーが外からデヴィッドを撃ち殺し、慌てたカイルをジェイクが射殺します。ケスラーが家にやってくると、外には出て行った妻が戻っていました。１週間後、キンブル上院議員の暗殺事件について、カールがＴＶインタビューを受けています。
以上、映画「ガン・ダウン」のあらすじと結末でした。
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