地獄の埠頭の紹介:1955年アメリカ映画。冤罪による5年間の服役の後に出所した元刑事。服役中に妻は別の男と過ちを犯していた。元刑事は真実と復讐を求めて街の顔役と対決する。アラン・ラッドが彼のキャリアを築いたパラマウント映画との契約を離れた後自ら設立したプロダクションで製作した作品だが、監督は出世作『拳銃貸します』のフランク・タトルにまかせている。1930年代のギャング映画に主役として君臨した名優エドワード・G・ロビンソンがこの作品でも貫録を示している。そして元有名女優を演じているのは『キング・コング』(1933)のフェイ・レイ。シネマスコープ、ワーナーカラー作品。
監督:フランク・タトル 出演者:アラン・ラッド(スティーヴ・ロリンズ)、エドワード・G・ロビンソン(ヴィク・アマト)、ジョーン・ドルー(マーシァ・ロリンズ)、ウィリアム・デマレスト(ダン・ビアンコ)、ポール・スチュワート(ジョー・ライ)、フェイ・レイ(ケイ・スタンレー)ほか