レイニーのままで 消えゆく記憶の紹介:2017年アメリカ映画。49歳で若年性アルツハイマーを発症した国民的大女優と、不安と恐れを抱えながらも彼女に寄り添い続けるパートナーの姿を描いた人生ドラマ。
監督:アルバート・アラール 出演:クリスタル・チャペル、ジェシカ・レシア、デンドリー・テイラー、ヒラリー・B・スミス、ほか
映画「レイニーのままで 消えゆく記憶」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レイニーのままで 消えゆく記憶」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レイニーのままで 消えゆく記憶の予告編 動画
映画「レイニーのままで 消えゆく記憶」解説
この解説記事には映画「レイニーのままで 消えゆく記憶」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レイニーのままで 消えゆく記憶のネタバレあらすじ:起・恋人の異変
人気ドラマシリーズで活躍中の女優のレイニーは、エミー賞を受賞するなど大女優としてのキャリアを着実に築き上げていたが、一方でセリフが覚えられない、会った人のことをすぐに忘れてしまうなどの変調に悩まされる。
撮影にも支障をきたすようになったことでレイニーは仕事を離れ、長年のパートナーであるエヴァと共に郊外に引っ越し、静かな日々を過ごすことにする。しかし、エヴァもレイニーの症状に深刻なものを感じ、彼女を連れて医師の診察を受けに行く。
検査の結果は若年性アルツハイマー。遺伝性のものだったため、レイニーは薄々気づいていが、エヴァに心配をかけさせまいと黙っていたのだった。49歳という若さで受けた診断にエヴァはショックを受けるが、レイニーのそばに居続けるという思いは変わらなかった。
レイニーのままで 消えゆく記憶のネタバレあらすじ:承・2人の葛藤
ある晩、仕事仲間のバルとジェイソン夫婦が遊びにやってくる。エヴァは彼らに病気のことを打ち明けようと言うが、レイニーは拒否、それでもエヴァがバルに打ち明けたことで2人は口論となる。
レイニーを失う恐怖に耐え切れず誰かに知ってほしかったと言うエヴァにレイニーは最後まで一緒にいることはないと突き放す。それでも翌朝仲直りした2人は、最後まで幸せな日々を過ごそうと決意する。
行きつけになったコーヒーショップに1人で訪れたエヴァは、店主のジュリーからレイニーのアルツハイマーを言い当てられる。サインをもらったジュリーはその筆跡の乱れが、同じ病で亡くなった夫と同じだったことで気づいたのだと話す。
レイニーのままで 消えゆく記憶のネタバレあらすじ:転・近づく限界
少しずつ症状が進行していく中、レイニーが撮影中に飲酒したというゴシップが流れたため、郊外の町にも記者が現れ始める。悪評を避けるためエヴァは病気を公表しようと持ち掛けるが、レイニーは受け入れようとしない。
出来ないことが増えていき、ジョギングに出ても帰り道が分からなくなるなど症状が悪化していく中、レイニーはエヴァ1人に負担をかけることを避けるため、施設に入ることにする。
ところが、いざ施設を見学してみるとどこも難癖をつけて出てしまうレイニーに、エヴァの限界も近くなる。
レイニーのままで 消えゆく記憶の結末:失われ、得たもの
ある日、レイニーが忘れたために置き場が分からなくなった探し物に苛立ったエヴァは、思わずレイニーに怒りをぶつける。そのままレイニーを置いてエヴァは買い物に出るが、帰るとレイニーの姿は消えていた。
レイニーは1人でバーを訪れていたが、バーから知らせを受けたジュリーが、パニックになったエヴァのもとにレイニーを連れ帰ってくれた。安堵するエヴァにジュリーは、危険だからレイニーを1人にしないようアドバイスする。
エヴァは眠っているレイニーの隣で、彼女の残したビデオ日記を見て涙する。
ほどなく施設に入ったレイニー。彼女はもうエヴァのことを忘れてしまっていた。それでもエヴァが訪れるたびに出会った時のように彼女を美しいと言い、毎回2人は”始まり”を再現するのだった。
以上、映画「レイニーのままで 消えゆく記憶」のあらすじと結末でした。
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