第七天国の紹介:1927年アメリカ映画。下水道掃除夫だが自信満々でいつも上を目指しているチコと、薄幸の娘ダイアンが出会い、やがて恋が芽生える。しかし戦争が二人を引き裂いた。サイレント映画時代の掉尾を飾る世界的ヒット作となった、手のこんだセットが名高い、でも素朴で繊細なメロドラマ。無名俳優から一躍スターとなったジャネット・ゲイナーとチャールズ・ファレルは計12作品で共演することになる。第1回アカデミー賞でフランク・ボーゼイギに監督賞、ベンジャミン・グレイザーに脚色賞をもたらし、ゲイナーも本作品と『街の天使』(やはり監督ボーゼイギでファレルと共演)、『サンライズ』の演技により女優賞を受賞した。
監督:フランク・ボーゼイギ 出演者:ジャネット・ゲイナー(ダイアン)、チャールズ・ファレル(チコ)、デヴィッド・バトラー(ゴバン)、ベン・バード(ブリサック大佐)、アルバート・グラン(ブウル)、ほか