アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリンの紹介:2018年アメリカ映画。記録的大ヒットを記録したソウルの女王アレサ・フランクリンのライブ風景を収めていたものの、上映することのなかった作品を現代技術を駆使し蘇らせドキュメンタリー映画として上映された作品です。伝説的ライブを蘇らせた作品はファンにはたまらないものになっています。
監督:シドニー・ポラック 出演:アレサ・フランクリン、ジェームズ・クリーブランド、コーネル・デュプリー、チャック・レイニー、ケニー・ルーパー、パンチョ・モラレス、バーナード・パーディー、アレキサンダー・ハミルトン、ほか
映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリンの予告編 動画
映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」解説
この解説記事には映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アメイジンググレイス/アレサフランクリンのネタバレあらすじ:起
1972年、アレサ・フランクリンはニューテンプルミッショナリーパプティスト教会で、2日間のライブを行いました。そのライブを映画として上映するために撮影をしています。
この時のライブの内容を録音したアルバムは大ヒットとなりますが、撮影していた映像は技術的な問題で映画として上映されることはありませんでした。しかし、このお蔵入りとなっていた映像が現代技術を駆使して蘇ったのです。
(第一夜)
ニューテンプルミッショナリーパプティスト教会には、たくさんの人達が駆けつけていました。小さなステージでゴスペル歌手のジェームズ・クリーブランドが観客に話しかけ、このライブが録音・撮影されていることを説明しています。そして最後にこのライブで感動できることを約束すると語りました。
〔オン・アワ・ウェイ(On Our Way)〕
聖歌隊が入ってきていよいよアレサ・フランクリンの登場です。ジェームズがアレサ・フランクリンを呼び、本日の主役登場です。割れんばかりの拍手の中、登場します。
〔ホーリー・ホリー(Wholy Holy)〕
アレサが演奏しながらホーリー・ホリーを歌います。歌い終わるとジェームズが、教会であるこの場所で讃美歌を歌うことをリクエストします。
〔いつくしみ深き友なるイエス(What A Friend We Have In Jesus)〕
ジェームズのピアノ演奏で歌うアレサ。一曲一曲全力を尽くすアレサは大粒の汗を流し大声を張り上げ歌います。
〔ハウ・アイ・ガット・オーヴァー(How I Got Over)〕
白のドレスを身にまとったアレサ、まだ3曲目ですが汗だくの姿で歌います。
アメイジンググレイス/アレサフランクリンのネタバレあらすじ:承
〔尊きおもいで(Precious Memories)〕
常に主導で歌っていたアレサ。この曲の途中でジェームズに声をかけると、それに応えたジェームズも加わり共に歌います。ジェームズのアレンジで観客に合いの手を求めます。観客も見事に応えました。観客の中には感動のあまり泣き出してしまう者もいます。
ジェームズが、次の曲は元々別々の曲だったと話します。ポップスとゴスペルがミックスされたものなのだそうです。
〔尊き主よ我が手を/きみの友だち(Precious Lord,Take My Hand / You’ve Got Friend)〕
アレサがメインで歌い、途中からジェームズも加わりました。掛け合いのように歌う二人が見事です。
次の曲は説明不要でしょう。ジェームズは語ります。観客もそれを悟ってか、ざわめきながら今か今かと曲が始まるのを待っています。
〔アメイジング・グレイス 至上の愛(Amazing Grace)〕
自由なペースに包まれた名曲、聖歌隊も立ち上がって自由に歌いだします。それは観客も同じでした。立ち上がり共に歌い出す者もいます。感極まったのかジェームズは涙を流していました。ひとしきり涙を流した後、体制を整え、曲に加わったジェームズ、アレサと共に歌いました。
曲が終わっても教会内は熱気に包まれています。「明日はもっと良くなる、是非お越しください。」とジェームズが観客に告げ、感動の第一夜が終わりました。
アメイジンググレイス/アレサフランクリンのネタバレあらすじ:転
(第2夜)
2日目が始まり、今日もたくさんの人達が教会に集まってきました。昨日と同じくジェームズは観客に、今日のライブが録音され映像が映画に使われる事を伝えます。監督はシドニー・ポラック、後に「トッツィー」や「愛と哀しみの果て」を手掛け、アカデミー賞を受賞することになります。
ジェームズが再び本日の主役であるアレサを呼びました。白と黄緑色のドレスを纏ったアレサが現れます。
〔マリアよ泣くなかれ(Mary,Don’t You Weep)〕
アレサが歌い終わると、ジェームズがゲストを呼んでいると話します。クララ・ウォードというゴスペルに深く根差した女性と、C・L・フランクリン、彼はデトロイトでは有名な牧師でアレサの父親でした。紹介された2人は客席に座ります。
機材のトラブルがありましたが無事乗り越え、次の曲へ。
アメイジンググレイス/アレサフランクリンの結末
〔高き山に登らん(Climbing Higher Mountains)〕
歌い始めたものの出来が気に入らなかったアレサは歌い直しをします。2度目は成功し、歌い続けているとジェームズが参加、2人で歌い終わりますが、ジェームズが満足しなかったのかアレサを呼び、アレサにもう一度歌うように呼びかけました。促されて歌いだしたアレサと、満足のいくまで歌いました。
〔オールド・ランドマーク(Old Landmark)〕
この曲が終わり、ジェームズは客席にいるフランクリンに感想を求めました。フランクリンはステージに上がりコメントに答えます。父親ならではの、娘を思う気持ちが語られました。
〔生命は永遠に(Never Grow Old)〕
父親の前でアレサはこの歌を歌います。この曲に深く感動した観客はスタンディングオベーションです。全ての観客に応えるようにアレサは「ありがとう そしておやすみなさい」と述べました。
以上、映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」のあらすじと結末でした。
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