DUNE デューン 砂の惑星の紹介:2020年アメリカ映画。アトレイデス家の若き後継者、ポール・アトレイデスには、未来を視る能力が備わっていた。時は10190年、宇宙帝国皇帝の命により、一家は砂の惑星<デューン>へと移住する。ところが、それは彼らの破滅を狙った恐るべき罠だった。宇宙を支配することを企んでいる宿敵ハルコンネン家と、アトレイデス家の壮絶な戦いが勃発。巨大な砂虫<サンドワーム>が襲い掛かるその星で、ポールは宇宙を守るために立ち上がる。
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 出演:ティモシー・シャラメ(ポール・アトレイデス)、レベッカ・ファーガソン(レディ・ジェシカ)、オスカー・アイザック(レト・アトレイデス公爵)、ジョシュ・ブローリン(ガーニイ・ハレック)、ステラン・スカルスガルド(ウラディミール・ハルコンネン男爵)、デイブ・バウティスタ(ラッバーン・ハルコンネン)、スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン(スフィル・ハワト)、ゼンデイヤ(チャニ)、チャン・チェン(ユエ医師)、デビッド・ダストマルチャン(パイター・ド・ブリース)、シャロン・ダンカン=ブルースター(リエト・カインズ博士)、シャーロット・ランプリング(教母ガイウス・ヘレネ・モヒアム)、ジェイソン・モモア(ダンカン・アイダホ)、ハビエル・バルデム(スティルガー)ほか
映画「DUNE デューン 砂の惑星」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「DUNE デューン 砂の惑星」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
DUNE デューン 砂の惑星の予告編 動画
映画「DUNE デューン 砂の惑星」解説
この解説記事には映画「DUNE デューン 砂の惑星」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
DUNE デューン 砂の惑星のネタバレあらすじ:起
アトレイデス家の若き後継者ポールは幾度となく不思議な夢を見ていました。灼熱の砂漠に現れるひとりの女性がポールに何かを伝えようとしている夢、ポールは胸騒ぎを覚えていました。
そんな中で、父レト・アトレイデス公爵が皇帝より、惑星アラキスの統治を命じられました。アラキスは砂の惑星<デューン>と呼ばれる辺境の惑星。希少な自然資源、香料<スパイス>の唯一の産出国で、これまで多くの勢力が争いを繰り広げてきた星でした。
先立ってアトレイデス家の軍人でポールの武術の指南役、そして親友でもあるダンカンが先遣隊としてアラキスに着きました。軍人ダンカンは先住民フレメン社会に溶け込み、情報収集をしながら信頼関係を築き、フレメンの部族をまとめるリーダー、スティルガーをレトに紹介します。
しかし、スティルガーはスパイスを求めアラキスに群がる抑圧者たちに敵意を抱いており、自分たちに関わるなと言い捨て去ってしまいました。
DUNE デューン 砂の惑星のネタバレあらすじ:承
その後、レトは皇帝の監察官であり20年にわたりアラキスで研究を続ける生態学者リエト・カインズ博士と会います。彼女の案内でレトとポールはオーニソプターと呼ばれる昆虫のように羽を羽ばたかせて飛行する小型飛行船に乗り込み、スパイスの採掘作業を見学しました。しかし、スパイスを採取する大型採取機は故障により、いとも簡単にサンドワームに飲まれてしまい、命からがらポールたちも逃げ出すはめに。
ハルコンネンから譲り受けた機材は粗悪で使い物にならないことが分かり、レトは激高しました。
ある日のこと、研ぎ澄まされた能力を身につけているポールの母ジェシカは、かつての師であるベネ・ゲセリッド学院の教母ガイウス・ヘレネ・モヒアムを自宅に招きました。
教母はジェシカよりポールの夢の話を聞き、彼が英雄となる資格があるかをテストするためにやって来たのでした。
教母より拷問具を使って苦痛を与えられたポールは苦しみに顔をゆがませますが、なんとか最後まで耐え抜きました。しかし、女性しか会得を許されていない、声を使って相手を操ることができるボイスという技術をポールに身につけさせていたことがバレてしまい、教母は激怒。部屋を出ていってしまいました。
DUNE デューン 砂の惑星のネタバレあらすじ:転
その後、ある夜にアトレイデス家は何者かによって襲撃を受けました。アトレイデス家に仕える司令官ガーニイはすぐさま部隊を指揮し、ダンカンも応戦。敵は、ハルコンネン家の部隊とサーダカーと呼ばれるシャッダム4世お抱えの戦闘部隊。彼らは連隊して、勢力を拡大しつつあるアトレイデス家を破滅に追い込むために、最初から罠をしかけられていたのでした。
敵を招き入れたのはアトレイデス家に仕えるユエ医師。家族の命を狙われ、仕方がなくレトを裏切るよう仕向けられましたのでした。しかしユエは襲撃に遭い瀕死のレトに、手早く毒入りの義歯を施し、かみ砕くと自分の命と引き換えに相手を殺すことができると伝えました。
レトはハルコンネン軍によって連れ去られ、ポールとジェシカは飛行船からサンドワームのいる砂漠に落とされようとしていました。
しかし、ジェシカとポールはボイスを使って敵を蹴落とし、飛行船を奪回することに成功。ダンカンと落ちあい、カインズ博士の研究所へと身をひそめることにしました。
一方、動けなくなったレトはハルコンネンのもとへと連れてこられました。
家族の命と引き換えに裏切りを働いたユエ医師はレトの目の前で殺されました。しかし、ハルコンネンが近づいた瞬間、レトは歯を噛み砕いて毒の息を吐きました。ばたばたと倒れる敵と一緒に、レトは非業の最期を迎えました。
カインズ博士の研究所では緑豊かな植物が育てられていました。しかしここにも追手はやってきました。ポールとジェシカを守るために、ダンカンは彼らの部屋に鍵をかけ自らが盾になって戦い阻止。撃退できたものの、ダンカンは命を落としてしまいました。
DUNE デューン 砂の惑星の結末
カインズ博士に助けられたジェシカとポールは彼女がフレメン出身だったことを聞かされます。新たな協力者を求めて2人はフレメンの居住地区へと歩みを進めました。
途中でサンドワームに襲われそうになりましたが、ギリギリのところでサンドワームは方向を変え消えていきました。近くにいた数人のフレメンが装置を使って追い払ってくれたのでした。
なんと彼らの中に、ポールが毎夜夢見ている女性の姿がありました。その女性はチャニと名乗りました。ポールはついに彼女と出会うことができたのです。
仲間になってほしいと言うポールに彼の能力を理解したスティルガーは承諾しますが、仲間の1人が納得できないと決闘を申し入れます。
ルールはどちらかが死ぬまで闘うこと。
それまで人を殺したことがなかったポールでしたが、覚悟をかため挑んだ結果、勝利をおさめました。フレメンは彼らを受け入れました。
仲間の亡骸は砂漠へと返されました。
どこまでも続く砂漠の中、ポールとジェシカはアラキスの砂漠を歩き始めたのでした。
以上、映画「DUNE デューン 砂の惑星」のあらすじと結末でした。
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