人肉晩餐会(原題:烹屍之喪盡天良)の紹介:2001年香港映画。残忍な殺人事件を捜査するため、ある風俗店の家宅捜索に入った警察官たちはそこで残忍な光景を目にする。グレース・リーという女性への殺人容疑をかけられた風俗店店長のホクは、最初は関与を否定していたものの、次第に重い口を開いていくのだった…。
監督:ベニー・チャン 出演:エミリー・クワン、ウェイン・ライ、アマンダ・リー、ほか
映画「人肉晩餐会」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「人肉晩餐会」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「人肉晩餐会」解説
この解説記事には映画「人肉晩餐会」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
人肉晩餐会のネタバレあらすじ:起
香港警察がある店の家宅捜索に入った。風俗店として営業していた店内には、とてつもない異臭が漂っていた。捜査員たちは冷蔵庫の中やリビングの上の棚から、その異臭の原因を特定する。
あまりにも悲惨な状況に吐き気をもよおしてしまう刑事もいた。使用したであろうヘロインのカスも見つかった。
女性捜査員が壁に置かれていた人形に当たってしまう。棚から転げ落ちた人形の中には、人の頭蓋骨のようなものがあった。刑事は、この壮絶な事件現場である店の店長ホクと、その妻を殺人罪で逮捕する。
最初は容疑を否認していた二人だったが、次第に重い口を開くのであった。
人肉晩餐会のネタバレあらすじ:承
ホクと被害者グレースとの出会いは、家族同然に可愛がっていたジジの紹介だった。ジジは彼氏に捨てられて帰る家もないと言うグレースを、ホクの風俗店に紹介した。ホクは働くことを条件に店で寝泊まりをさせることとなった。
しかし、素行の悪いグレースに客が付くことはなく、ある日、ホクが寝ている隙にお金を盗んで逃亡してしまう。
怒ったホクは手下であるジョーとケイを引き連れ、グレースの居所を突き止めて彼女に盗んだ金の返済を要求する。最初は、お金を返していたグレースだったが、グレースの旦那が捕まり、子供が産まれてから返済が止まっていた。
再び、取り立てに来たホクは、2日の支払い期限を与えるもジョーとケイが取り立てに行った時、グレースは悪びれる様子もなく「金がない」の一点張りだった。
怒った2人はグレースをホクの店まで連れて行き、監禁した。そこからグレースに対して暴行を加えるようになっていった。
人肉晩餐会のネタバレあらすじ:転
ストローを溶かしてグレースの足に火傷を負わせ、便器に顔を沈めて、次第に暴行もエスカレートしていく。
そんなある日、ヘロイン中毒者でもあったグレースは、ホクたちの留守中にヘロインを盗んで吸っていた。怒ったホクは再びグレースがヘロインを盗むことを予測して過剰のヘロインを袋に詰めて家を出た。
ホクの狙い通り、再びヘロインを盗んで吸い続けるグレース。真夜中になり再び家に戻ってきたホクたち。床にはグレースが倒れていた。しかしホクたちは気にも留めなかった。
翌日、ホクの妻が異変に気付き、寝ているグレースを起こすのだが、グレースはヘロインの過剰摂取で息を引き取っていた。
人肉晩餐会の結末
ホクたちはグレースの死体を中華包丁で細かく切断し、その骨と肉で料理を作って食べていた。
切断した遺体を度々ゴミに出していたのだが、すべてを捨てることはできず、リビングの棚の上へと隠していた。頭蓋骨は部屋にあった人形の中へ隠し、逃げるように家を出ていた。
しかし、自分の犯した罪を隠すことができなくなったジジは、警察に出頭してすべてを話すのだった。そしてホクと手下のジョーとケイの3人は、暴行、殺人、死体遺棄の容疑で、無期懲役の刑を言い渡されるのだった。
以上、映画「人肉晩餐会」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する