誰も眠らない森 Part 2の紹介:2021年ポーランド映画。拘束された双子の怪物とともに拘束されてしまったゾーシャ。現場検証として巡査とともに双子の住処に足を運びます。そこには、双子を怪物へと変貌させた隕石が残されていました。事態は思わぬ方向へとシフトします。
監督:バトルシュ・M・コワルスキー 出演:マテウシュ・ヴィエンツワヴェク(アダム)、ジュリア・ヴィエニアヴァ・ナルキェヴィッチ(ゾーシャ)、ゾフィア・ヴィフワチュ(ヴァネッサ)、セバスティアン・スタンキェヴィッチ(マリウシュ)、アンジェイ・グラボウスキー(ヴァルデマール主任)、ほか
映画「誰も眠らない森 Part2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「誰も眠らない森 Part2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
誰も眠らない森 Part 2の予告編 動画
映画「誰も眠らない森 Part2」解説
この解説記事には映画「誰も眠らない森 Part2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
誰も眠らない森Part2のネタバレあらすじ:起
警察署で巡査として働くアダム。上司からはパシリとして使われており、冴えなくひょろひょろの頼りない存在です。朝起きるとヴァルデマール主任からホットドッグを買ってくるよう頼まれ、出勤の前に店へと向かいます。
その店の店主は態度が悪く、動物にも暴力を働きます。勇気を振り絞ってアダムは「次、動物を虐待しているところを見たら拘束する」と注意するものの、冷たい表情であしらわれます。
ホットドッグとオレンジジュースを持って出勤すると、怪物の姿をした大男2人と、疲れ切った様子の少女ゾーシャが牢屋に拘束されています。驚いたアダムはヴァルデマール主任に怪物の正体を尋ねます。
ゾーシャが警察署にやってきて、事情を聞いたヴァルデマール主任は、ゾーシャの言われた通り、森の中にある民家を訪ねると、そこには大男と多くの死体があったそう。すぐに大男2人を拘束し、大きな事件であったため、念のためゾーシャも拘束したとのこと。本庁には報告済みで、今夜か明日には特殊部隊が送られるそうです。
ゾーシャは現場検証のため、ヴァルデマール主任と共に、怪物たちの住処へと連れていかれます。現場検証の途中、急にトイレに行きたくなったヴァルデマール主任は、ゾーシャが逃げないようにベッドに繋いでトイレへと駆け込みます。
誰も眠らない森Part2のネタバレあらすじ:承
そのベッドの下には隕石が残されており、その隕石が変異し、ゾーシャへと憑りつきます。トイレから戻ってきたヴァルデマール主任は、ゾーシャの姿がなく、残された手錠を見て焦ります。そこに怪物と化したゾーシャが現われ、ヴァルデマール主任の下半身を引き裂きます。
帰りが遅く応答がないヴァルデマール主任を心配するアダム。残っていたヴァネッサと共に、現場へと足を運ぶことにします。すると、ヴァルデマール主任の遺体と、ゾーシャを拘束していた手錠を発見。早くゾーシャを捕まえようと、強気なヴァネッサに対して、アダムは特殊部隊が到着するまで待つべきだと慎重派です。
そんなアダムを差し置いて、ヴァネッサは地元にいる領土防衛のマリウシュとアウワヴェクに出動を要請します。その頃、怪物と化したゾーシャはオフライン・キャンプ場へと乗り込みます。
ヴァネッサとアダムは領土防衛の2人と合流。その2人は森に次々と罠をしかけていきます。しかし、アウワヴェクは自分が仕掛けた罠にかかってしまい。両手を切断してしまいます。近くにあるオフライン・キャンプ場に救急車を要請し、出血多量のアウワヴェクをみんなで運びます。
キャンプ場には救急車が到着していましたが、救急車の中は血まみれで、ズタズタにされた人間の死体があります。アダムはゾーシャが怪物のように叫んでいる姿を目にして、全員を近くの家へと誘導し逃げ込みます。応急処置も虚しく、アウワヴェクは息を引き取ります。
誰も眠らない森Part2のネタバレあらすじ:転
マリウシュは、アウワヴェクを今から連れて帰ると言い出し譲りません。外には得体の知れない怪物がいるので、それに反対するヴァネッサ。それを皮切りに全員で喧嘩が始まります。アダムは大声を張り上げ、一致団結しないと助からないと叫びます。全員一旦冷静になり、お互いに謝り、一致団結することに。
ヴァネッサを筆頭にゾーシャを倒す計画を立てます。その家にいた娼婦のヤネツカをおとりに立てて、その隙に、銃を使えるアダム、ヴァネッサ、マリウシュの3人が銃撃する作戦です。しかし、テントに隠れて銃撃のタイミングを図っていたマリウシュはゾーシャに腸を引きちぎられます。
ヤネツカの前に現れたゾーシャ。ヤネツカを人質に攻撃できないようにしてきますが、ヴァネッサは闇雲に銃を発砲します。そんなヴァネッサを見兼ねたアダムは、特殊部隊が来るまで部屋にこもることを説得します。ヴァネッサは自分の立てた計画の失敗を認め、アダムの要求をようやく受け入れます。
そこにマリウシュとヤネツカの首を持ったゾーシャが現われます。ヴァネッサはアダムを突き飛ばして、1人救急車に乗って逃げてしまいます。アダムに馬乗りになったゾーシャは、アダムに何か注入します。すると、アダムはゾーシャと同様に怪物の姿へと変わります。
アダムは怪物言葉を話せるようになり、ゾーシャと会話を交わします。ゾーシャは、人類は大昔に絶滅するべきだった、怪物となった今、人間を抹消するとのこと。アダムはいまいち人間を殺すことにピンときていません。1人殺せば快感に変わるからとゾーシャに勧められ、アダムは殺したい人間を考え、今朝冷たい態度を取った店主を思い浮かべます。
誰も眠らない森Part2の結末
ゾーシャとアダムはどうやって殺すか作戦会議。電気を消してじわじわ怖がらせながら殺すことをアダムは希望します。作戦通り、アダムはその店主を殺すことに成功。人間を殺す快感を覚えます。
警察署に戻ったヴァネッサは応援を要請しますが、応答はありません。
次第にアダムとゾーシャは惹かれあい、体を重ねます。すっかりお互いに心を許したアダムとゾーシャ。警察署に行って、双子の大男を解放し、4人で人類滅亡計画を実行しようとゾーシャは提案をします。
2人が警察署へと行くと、ヴァネッサは銃を連射。アダムは首を絞めてヴァネッサを殺そうとしましたが、人間の頃の情がまだあり、殺しきることができませんでした。それを裏切りと捉えたゾーシャは、ヴァネッサの顔を剥いで、けりつぶします。アダムはゾーシャに「愛している」と伝えましたが、ゾーシャの怒りは収まりません。
ゾーシャはむしゃくしゃした気持ちのまま道路へと飛び出し、派遣された特殊部隊の車に轢かれてぐちゃぐちゃに潰れてしまいます。最愛の人を失ったアダムは落ち込み、あっさりと特殊部隊に拘束されます。警察署にいた双子の大男は、近くにあった手榴弾を手にとり自爆をします。
唯一生き残った怪物としてアダムは被験体となって悲鳴を上げて苦しみ、この映画の幕は閉じます。
以上、映画「誰も眠らない森 Part 2」のあらすじと結末でした。
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