映画「ベロゴリア戦記 第2章：劣等勇者と暗黒の魔術師」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ベロゴリア戦記 第2章：劣等勇者と暗黒の魔術師の紹介：2020年ロシア映画。ロシアとディズニーがタッグを組んで製作されたSFファンタジー作品の第二章。ペテン師だった主人公イワンが大活躍を見せ、平和を取り戻した世界に再び危機が訪れます。イワンは再び王国を救うことができるのか？
監督：ドミトリー・ディアチェンコ 出演：ヴィクトル・ホーリニャク（イワン）、ミラ・シヴァツカヤ（ヴァシリーサ）、エカテリーナ・ヴィルコワ（ヴァルヴァラ）、コンスタンチン・ラヴロネンコ（コシチェイ）、イェレーナ・ヤコヴレヴァ（バーバ）、ユーリー・ツリーロ（イリヤ）、ほか
この解説記事には映画「ベロゴリア戦記 第2章：劣等勇者と暗黒の魔術師」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イワン率いる6名が深い森の中を進みます。怪物退治に駆り出したようですが、なぜかイワンはラフな格好をしています。怪物を退治して町へ戻りました。
今あるベロゴリア王国はイワンの活躍により平和が訪れています。イワンはヴァシリーサと一緒に住み、伝説の戦士イリヤも健在です。イワンはずっと人間世界でヴァシリーサと暮らしたいと思っていたのですが、ヴァシリーサがそれを嫌がったため仕方なくベロゴリアにいました。
そのため、イワンは時々人間世界に帰っては文明機器をベロゴリアに持ち帰っていました。
ある日、柵の向こうに咲いた青い花のトゲで怪我をした少女に異変が起こります。静脈が青く浮き出て、白目をむいて倒れた少女を見たイワンは、魔法の剣を使い人間世界へと向かいました。
便利な商品を持って再びイワンはベロゴリアに帰ってきます。しかし少女の容体は思わしくなく、魔女バーバによると邪悪なものに取り憑かれていると少女の母は言うのです。やがて「我のもとに来い」という謎の声に導かれた二人は、悪の主ロゴレブに捕まり、母にはガリーナ、少女にはガリーナの娘ヴァルヴァラが取り憑き、肉体を手に入れます。
ベロゴリアでは力比べの競技会が行われていました。そこにガリーナとヴァルヴァラが現れます。迎え撃とうとするイワンでしたが、魔法の剣の力が作動しません。イワンが日頃魔法の剣の力を使いすぎたせいでした。魔法の剣の力が戻るまで打つ手がないイワンたちは、バーバの小屋に身を潜めます。
そして前回の戦いで死の国に行ったコシチェイを蘇らせようと考えます。ロゴレブはコシチェイの師に当たる存在でしたが、不死身になろうとしたコシチェイに殺されたのです。そして死の国でヴァルヴァラと手を組んだのです。
すぐにヴァルヴァラに追い詰められてしまいますが、バーバが巨大なクジラを使い、逃げ出すことに成功します。
これまで活躍が全くないイワン、ヴァシリーサもそろそろ呆れてしまう頃でした。ヴァシリーサを好きな戦士のフィニストは戦士らしい活躍をしています。焦ったイワンはバーバがパワーアップさせたというビーフベリーの実をくすねて戦士の力を発揮、ヴァシリーサには能力が目覚めたとうそぶきました。
雪山にある喋る山の元までやってきたイワンたち。イワンはクイズを出そうとする喋る山から上手く答えを聞き出し、死の国に行ける水晶を手に入れましました。蘇らすことができるのはただ一人…。イワンはひとり死の国に向かいますが、そこで待っていたのは、実は前回の戦いで命を落としていたイリヤでした。
イリヤの死を認めたくないイワン、水晶を使いイリヤを蘇らせようとしますが、イリヤはそれを拒否します。そして当初の予定通りコシチェイを呼び出しました。イリヤと涙の別れをし、イワンは地上へと戻ります。
コシチェイは戻っては来たものの記憶を失っていました。頭を殴ると記憶を取り戻すコシチェイに、皆質問のたびに頭を殴る。こうして先に進んだ一行は、魔法の剣でしか切れない岩の前に対峙します。
魔法の剣は弱ったまま、頭を抱えるイワン。あれこれ悪戦苦闘しているうちに、魔法の剣は力を取り戻します。しかし、イワンは何を思ったかまた剣の力を使い人間世界に戻り、余計な買い物をして戻ってきます。そして、翌朝切る岩の下に剣を隠して眠りにつきました。
翌朝、ヴァルヴァラが攻撃してきます。イワンはビーフベリーを食べようとしますが、落としてなくなっていました。これでこっそりビーフベリーの力を使っていた事が皆にバレてしまい、面目はガタ落ちしてしまいます。フィニストは怪我をしてしまい、イワンたちは逃げ出します。ヴァルヴァラはその隙に隠していた魔法の剣を奪いました。
皆とはぐれてしまったイワン。パンのコロボークだけが彼の側にいてくれた事で勇気を貰ったイワンは、剣の鞘を手にヴァルヴァラに挑む事を決意します。巨人の協力を得てヴァルヴァラから魔法の剣を奪い返し、岩の前で剣を振り上げます。
その時「岩を割ってはいけない」というコシチェイの言葉を思い出しましたが、剣はすでに振り下ろされていて、岩は割れ、中からロゴレブが復活してしまいました。
一転大ピンチとなったイワンたち。イワンは死の国にいるイリヤと話をし、助言を得ようとします。「生きる意味とは？」とのイリヤの問いかけに「大事な人のために生きたい」と答えたイワン。そこでイワンの戦士の力が覚醒を始めました。
その力でロゴレブを圧倒し始めます。ロゴレブが地上から養分を吸ってパワーを得ている事を知ったイワンは、人間世界にロゴレブを連れていきました。人間世界の地面はアスファルトしかなく、ロゴレブが養分をパワーにすることが出来ません。
やがてロゴレブは力尽き、消えてしまいました。形勢が不利となったガリーナとヴァルヴァラは逃げ出します。捕らわれていたバーバとヴァシリーサも復活し、イワンはヴァシリーサと仲直りします。
その後、再び平穏を取り戻したイワンたちは、いつものように森へ怪物退治に向かいました。
話は何年も前に遡ります。ヴァルヴァラが母ガリーナの元に戻ってきます。そこには父イリヤもいて、赤ん坊のイワンもいたのです。
(第三章に続く)
以上、映画「ベロゴリア戦記 第2章：劣等勇者と暗黒の魔術師」のあらすじと結末でした。
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