映画「NINJA ニンジャ in L.A.」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
NINJA ニンジャ in L.A.の紹介：2009年アメリカ映画。世界征服を目論む悪霊を殲滅するため、３人の男達が死闘を繰り広げるアクション作品。殺し屋マックスはロス市警から依頼を受け、仲間と共にカルト教団を襲撃した。早々に片付く仕事だと思ったマックスだったが、突然仲間に命を狙われ何とかその場から逃れる。どうやら仲間達は悪霊に魂を乗っ取られてしまったらしい。悪霊の殲滅を狙う暗殺者リュウ、テンプル騎士団の戦士カインと共に、立ち上がることを決意したマックス。僧侶の術によって悪霊を封じ込める体となったマックスは、待ち受ける死闘に身を投じるのだった。
監督：ミッチ・グールド、ヒロ・コーダ、デヴィッド・ウォルド 出演者：ジョニー・ヨング・ボシュ（リュウ）、レイ・パーク（マックス）、リチャード・セトロン（サマエル）、エステバン・クエト（カイン）、ダン・サウスワース（テツロー）ほか
この解説記事には映画「NINJA ニンジャ in L.A.」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
舞台は現代アメリカ、ロサンゼルス。殺し屋マックスは、仲間のジョージやカルメンらと共に次の仕事の準備をしていました。依頼人は、普段は敵であるはずのロス市警。ターゲットは不穏な動きを見せるカルト教団です。
警察は30人もの人員を投入し返り討ちにあっていました。何故か捜査官の半数が教団側に寝返ったためです。依頼を受けたマックスは、教団が購入した古い本を渡す運び屋として近づくことにしました。
一方、エルサレム近くの地では、数世紀を生きるテンプル騎士団の戦士カインが教会に呼ばれていました。人間に憑依した悪魔ベルゼブブとの交渉役を任されたのです。ベルゼブブは悪霊の軍団レギオンが地上を狙っていると忠告しました。
悪霊は地球上の生命体に憑依し、その魂を乗っ取ることで行動しています。乗っ取られた体を殺しても悪霊は次の体に乗り移るだけなので、勝つのは至難の業でした。カインは1327年にレギオンを全て地獄へ送り返したつもりでしたが、彼らは小さな生物に乗り移りながら復活の時を待っていたのです。
ベルゼブブは、レギオンのリーダー格サマエルがロサンゼルスに潜んでいると教えました。レギオン殲滅を宿命とするカインはすぐにアメリカへ旅立ちます。
そのロサンゼルスでは、密かにレギオンを葬っている男がいました。訓練を積んだ僧兵であり、暗殺者のリュウです。彼はレギオンを知る僧侶と会い、レギオンに勝つ術を探し出せと指示されました。
仲間と共にカルト教団を襲撃したマックス。早々に終わったかと思われた仕事でしたが、突然仲間に裏切られ命を狙われます。命からがら脱出したマックスが自宅に逃げ込むと、リュウが現れました。そしてカルメン達はレギオンに操られていると話します。
襲撃したカルト教団は、サマエルが率いるレギオンの隠れ蓑だったのです。カルメン達はレギオンが乗り移った体を殺したことで、逆にレギオンに魂を乗っ取られてしまいました。しかし何故かマックスは無事です。彼は昔事故で死にかけた際魂を失っており、レギオンに乗っ取られずに済んだのでした。
２人は街中でレギオンと戦うカインを目撃し、味方に引き入れます。僧兵として訓練を積んだリュウも、ソロモン神殿の騎士の刺青を持つカインも、レギオンに対抗することが出来ます。
情報を持ち寄った彼らは、レギオンは地獄の門を開いて地上を支配しようとしていると結論づけました。マックスがサマエルに届けた古い本こそが、地獄の門を開く方法を記した唯一の記録だったのです。阿片窟に潜んだサマエル達は、門を開く準備を着々と進めていました。
リュウはマックスとカインを連れ、僧侶に会いに行きました。僧侶はレギオンを倒す手段として、「魂のカゴ」を使えと指示します。魂のカゴとは、中に入れるだけで使えない体のことを言うそうです。生きていながら魂の無い体、つまりマックスこそが適任でした。
レギオンをマックスの体に閉じ込め、僧侶が祓うことで戦いに勝てると。仲間を取り戻したいマックスは承諾し、僧侶の術で悪霊を閉じ込める体を得ました。マックスが魂のカゴとなったことで、レギオンとの戦いは有利になります。
この情報はすぐにサマエルにも伝わりました。サマエルはカルメンとジョージを使ってマックスを襲撃させますが、リュウとカインの協力によって生きたまま捕らえることに成功。気絶したカルメンとジョージを僧侶のもとに運び、悪霊を祓って貰います。
しかし施術の間離れていたマックス達が戻って来ると、僧侶とジョージは何者かに殺害されていました。リュウはすぐに、自分と因縁のある悪霊テツローの仕業だと気付き激怒します。何とか生きていたカルメンは正気を取り戻していました。レギオンの存在を知った彼女は、自分も戦いに参加すると言います。
マックス、リュウ、カイン、そしてカルメンの４人は、レギオンを殲滅するため阿片窟に襲撃を仕掛けます。激しい戦いが繰り広げられる中、地獄の門を開くための儀式が進んでいました。地下に押し入ったマックス達は、儀式をやめさせようとサマエルを襲います。
しかし突然カルメンがマックスの腹部を刺しました。彼女は未だ悪霊に操られたままだったのです。リュウがカルメンを倒しますが、マックスの傷口から体内に閉じ込めていた悪霊が溢れ出し、サマエルに吸収されました。パワーアップしたサマエルの強さは凄まじく、リュウとカインの２人がかりでも歯が立ちません。
カインは最後の手段として、地獄の門を開くための生贄になると言い出しました。地獄に落ちる肉体には悪霊もついてくるので、サマエルを道連れに出来ると。長く生きた自分が生贄になると言うカインですが、サマエルの強さを前に上手くいきません。
瀕死のマックスがサマエルに飛びかかった時、地獄の門が開きました。マックスはサマエルと共に地獄へと落ちて行きます。
サマエルと共に業火燃え盛る地獄へ落ちたマックス。死を迎える直前、老人の姿をしたベルゼブブが現れます。彼は褒美として、マックスが以前失った魂を贈り蘇生させました。
魂が戻ったことで肉体の傷も消えたマックスは、無事地上へ戻って来ます。サマエルは地獄に返され、本も葬られました。しかしこれでレギオンを全て殲滅させられた訳ではありません。テツローも姿をくらましたままでした。
マックス達が新たな戦いへと向かい、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画「NINJA ニンジャ in L.A.」のあらすじと結末でした。
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