意表をつくアホらしい作戦の紹介:2018年アメリカ映画。70~80年代のアメリカコメディを沸かせたダグラス・ケニー。ナショナルランプーンを立ち上げ、『アニマル・ハウス』『ボールズ・ボールズ』で脚本を務めたダグが、いかにしてアメリカコメディ界で成功して転落していったかを元に描かれたコメディ映画。懐かしさ漂う80年代アメリカを存分に楽しめる作品となっています。
監督:デヴィット・ウェイン 出演:ウィル・フォーテ(ダグラス・ケニー)ドーナル・グリーソン(ヘンリー)、マーティン・マル(ダグラス・ケニー<語り>)、ナターシャ・リオン(アン・ビーツ)、カミーユ・グアティ(アレックス)、エミー・ロッサム(キャスリン)、ほか
映画「意表をつくアホらしい作戦」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「意表をつくアホらしい作戦」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「意表をつくアホらしい作戦」解説
この解説記事には映画「意表をつくアホらしい作戦」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
意表をつくアホらしい作戦のネタバレあらすじ:起
オハイオ出身のダグはハーバード大学でユーモア雑誌を発刊するクラブ“ランプーン”に所属していました。そこでヘンリーと出会います。ヘンリーは誰よりも大人な雰囲気だったとダグは記憶しています。さらにダグは未来の妻となるアレックスともそこで出会います。
ダグは卒業後の進路を考えたときに、ランプーンを続けたいと強く思い、全国紙でヘンリーとユーモア雑誌をしようと思い立ちます。法の道に進みたいと考えていたヘンリーをダグは一生懸命くどいて説得をし、ヘンリーが折れる形で、2人は何社も出版社に足を運びます。
しかし、どの会社もこの手の雑誌を出版するのは時間の無駄だと雇ってくれません。ダグはとても正直な性格で媚を売ることをしません。そんな態度では絶対雇ってもらえない、もっと大人になれとヘンリーに言われ、ダグは次の面接の出版社社長のマッティをよいしょして契約が決まります。その後ダグはアレックスと結婚をしてナショナルランプーンを立ち上げます。
意表をつくアホらしい作戦のネタバレあらすじ:承
ナショナルランプーンの初刊は大コケをしてしまい、在庫の山となってしまいます。マッティはダグに騙されたと怒ります。ヘンリーはいたって冷静で、現在のアートディレクターをクビにするべきだと提案し、うまい絵の方が自分たちのユーモアがさらに活かされると判断します。
それが当り、ランプーンの売り上げは徐々に上がっていきます。さらにランプーンが発刊するたびに抗議の嵐。それと比例するかのように売り上げも伸びていきます。ダグは仕事を優先するあまり、アレックスを1人にさせてばかりでした。絶好調のダグは、ラジオを始めたいと言い出し、そんな余裕はないとヘンリーは反対をします。
しかし、その反対を押し切ってラジオを始めるとその番組は大ヒット。仕事は順調だったダグでしたが、浮気を繰り返し、ついにアレックスと離婚をしてしまいます。それに落ち込むダグでしたが、さらに仕事の幅を広げ、ライブショーも始め大ヒット。忙しさと金銭的余裕から、ダグはドラッグに手を出し始めます。
仕事の順調さとは反対にダグの精神状態は悪くなっていきます。そして書置きをしたまま、ダグは姿を消します。
意表をつくアホらしい作戦のネタバレあらすじ:転
ダグが姿を消してから半年後、ダグがランプーンに戻ってきます。ダグがいない間ランプーンはひどい状態でしたが、ヘンリーがなんとかとりもってつないでいました。ダグは久しぶりに会議に参加をするものの、自分の居場所のなさを感じます。それを察したヘンリーは、ダグに新たな企画を考えるように指示をします。
そしてダグは考え、高校の卒業アルバムをテーマにした雑誌を作成します。それが大ヒットし、売り上げ部数100万部を突破。しかし、予想外のヒットに報酬が払えないとマッティに言われてしまいます。
それに怒ったダグは無理やりマティに小切手を書かせ、ヘンリーと分けます。お金を受け取ったヘンリーはランプーンを辞めると言い出します。もうダグのお守りは嫌だと。ヘンリーを失ったダグは落ち込みバーへ行きキャスリンと出会います。
1975年、大金を手にしたダグはお金を持て余すようになり両親に家を買います。しかしダグの両親は、息子の仕事に誇りを持ってくれていませんでした。
ランプーンの元社員がテレビで大当たりし、有名人になっています。ダグはテレビ版のランプーンをずっとやりたいと思っていましたが、マッティに止められていました。元部下が自分のやりたいことを達成して成功している姿に、ダグは心底悔しがりました。そして、映画版のランプーンを制作したいと言い出します。
意表をつくアホらしい作戦の結末
ダグは雑誌でやったことの集大成として、ユーモアカレッジムービーを制作することにします。公開後の興行成績は1位の大ヒットでした。映画にもっと携わりたいとのことで、ダグはランプーンを辞め、ニューヨークからハリウッドに拠点を移動させます。
しかし、使い切れないほどにお金を持っていたダグは、ろくに仕事もせずドラッグパーティー三昧の生活を続けていました。映画1作目の大ヒットがプレッシャーで2作目をなかなか進められていませんでしたが、ゴルフをテーマにした映画の制作を始めます。
しかし、配給会社にたてをついてしまい、ダグは映画制作から外されてしまいます。落ち込んだダグはヘンリーと久々の再会をしますが、今の自分の状況を恥じて早々に立ち去ってしまいます。
ダグが外されてしまった映画の試写会にダグがやってきて、ヘイトを始めます。その姿を見た両親から軽蔑をされて、ダグはさらに精神的にまいってしまいます。逃げるようにハワイに行ったダグは再びドラッグ三昧。心配になったキャスリンはヘンリーに電話で相談するようにダグを説得します。
ダグはわかったといいましたが、その後飛び降り自殺をして亡くなってしまいます。厳かな雰囲気でダグの葬式をとりおこなわれましたが、ダグを送るのにふさわしくないと思ったヘンリーは、食べ物を投げ始め、フードファイトが勃発します。ダグの葬式は笑いに包まれたものになりました。
以上、映画「意表をつくアホらしい作戦」のあらすじと結末でした。
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