ハード・プレイの紹介:1992年アメリカ映画。ビリーは賭けストリートバスケットボールで稼ぎながら恋人のグローリアと共に借金取りから逃げる生活をしている。2 on 2(二人組で得点を争うバスケットボールの試合)の名プレイヤーであるシドニーが、バスケットボールは自分たち黒人のスポーツという人種偏見を乗り越えて、白人のビリーと組んで一獲千金を狙う。監督・脚本は、マイナーリーグの野球選手だった経験を生かした『さよならゲーム』が最も名高いロン・シェルトン。
監督:ロン・シェルトン 出演者:ウェズリー・スナイプス(シドニー・ディーン), ウディ・ハレルソン(ビリー・ホイル), ロージー・ペレス(グローリア・クレメンテ)、ティラ・フェレル(ロンダ・ディーン)ほか
映画「ハード・プレイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ハード・プレイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ハード・プレイ」解説
この解説記事には映画「ハード・プレイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ハード・プレイのネタバレあらすじ:新チーム誕生
賭けストリートバスケットボールで生計を立てているハスラーのビリーが早朝のアメリカ西海岸、ベニス・ビーチに流れてきた。やがて日が高くなり、屋外コートにプレイヤーや観客が集まる。白人のビリーの出る幕はなさそうだったが、途中欠場した男の代わりにプレイして見事なパスを決める。
さらに、プロ級の腕前のプレイヤーであるシドニーに、スリーポイントシュートを5回ずつトライしてどちらが多くシュートを決められるか1対1の勝負を挑む。白人に負けるはずがないと思ってさんざんビリーをバカにしたあげくシドニーが負けて、賭けた金を巻き上げられる。
シドニーは、クイズ番組出演をめざして勉強に余念のない恋人のプエルトリコ人、グローリアと暮らしている。二人は8000ドルの借金があるストッキ兄弟から逃げていて、ドアを叩く音に緊張するが、来客はビリーを追いかけてきたシドニーだった。シドニーはビリーに、二人でコンビを組んで儲けようと話をもちかける。
翌日、ビリーとシドニーは他人のふりをして、2 on 2のゲームをしている別のコートへ。シドニーは、お前たちの選んだどんな下手くそな奴と組んでゲームをしても俺は勝てると豪語して他のプレイヤーたちを挑発。その場にいた唯一の白人であるビリーが当然選ばれ、賭け金は勝利したシドニーとビリーのものになる。
ハード・プレイのネタバレあらすじ:パートナーの裏切り
シドニーの妻のロンダが高額な新居への引っ越しを主張しシドニーは困る。次のゲームで、ビリーは前回と同じ要領で金もうけをしようとするが、シドニーが不調で負けてしまい、ビリーは1700ドルを失ってしまう。ストッキ兄弟にみつかりアパートからモーテルに逃げたばかりだというのに。
怒ったグローリアは、ビリーがシドニーに騙されたと直観する。シドニーが住む地区は白人が行くと危険だと言ってビリーはしり込みするが結局二人でバスに乗ってシドニーの家に乗り込む。案の定その日ゲームを戦った相手がアパートにいる。グローリアがロンダと話をつける。ビリーが巻き上げられた金は返せないが、ロンダはシドニーに、大金を得られるトーナメントにビリーと組んで出場するように命じる。
ハード・プレイのネタバレあらすじ:白人は跳べない
2 on 2のトーナメントでは、強敵へのビリーのヤジ作戦が功を奏したのか、優勝して5千ドルを手にした。ところが、その帰りの車の中でビリーにダンクシュートができるか否かで言い争いになる。路の脇にコートを見つけて、ビリーが3回試みてダンクシュートができるかで賭けになる。
「白人は跳べない」とシドニーが言うように、やはりビリーは負ける。グローリアは賞金が消えてしまったことに怒って出て行く。彼女とすれ違いに現れたストッキ兄弟につかまりビリーは裸にされたうえに、死体のポラロイド写真を見せられ、金を返さないとこうなると言われる。
ハード・プレイのネタバレあらすじ:クイズショー
ビリーは、堅気の仕事の契約をちょうどとったところのシドニーに泣きつく。シドニーのバスケ仲間でクイズ番組の収録をするスタジオの守衛をしている男のつてでグローリアのクイズ番組出場が実現する。
ビリーとシドニーは会場で応援。お得意の、Qで始まる食べ物の問題で勢いづき、グローリアは前週のチャンピオンを下して優勝し賞金を獲得。ビリーは楽屋でギターを弾いて愛を歌ってグローリアとよりを戻す。
ハード・プレイの結末:こりない二人
シドニーの家が空き巣に入られ、引っ越し費用もなくなる。今度はシドニーがビリーに泣きつき、2 on 2で強豪、ダックとキングのチームに挑戦して儲けよう、だからお金を出してくれと言う。
ビリーには2000ドルがあったが、それは新しい服を買って就職の面接を受けるようにグローリアが渡したもの。俺たちは絶対勝つとビリーが言ったものの、グローリアは、別れを告げてローラースケートで去っていく。
試合は土壇場でビリーが、できないはずのダンクシュートを決めて勝利。だがホテルに帰ると、待っているはずのグローリアはいない。
ストッキ兄弟につかまって借金を完済し、ついでに死体に扮して写真を撮られた後、ビリーはグローリアをあきらめ、シドニーの下で堅気の仕事をすることになる。しかし、賭けはやめられそうにない二人だった。
以上、映画「ハード・プレイ」のあらすじと結末でした。
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