映画「メドゥーサ デラックス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
メドゥーサ デラックスの紹介：2022年イギリス映画。年に一度行われる美容師コンクール。その会場で優勝候補とされていたスター美容師のモスカが、頭皮が剥がされた状態で発見されます。関係者それぞれが何か秘密を抱えており誰かしらモスカと関係していて、犯人探しは難航するかに見えましたが意外な真実が明らかになっていきます…。
監督：トーマス・ハーディマン 出演：クレア・パーキンス（クリーブ）、ハリエット・ウェッブ（ケンドラ）、カイラ・メイクル（ディヴァイン）、アニタ＝ジョイ・ウワジェ（ティンバ）、リリト・レス（アンジー）、ダレル・ドゥシルバ（レネ）、ルーク・パスカリーノ（アンヘル）、ハイダー・アリ（ギャック）、ニコラス・カリミ（パトリシオ）、ほか
この解説記事には映画「メドゥーサ デラックス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
年に一度行われる美容師コンクール。そんな大きなイベントの直前に、優勝候補のモスカが頭皮を剥がされて死んでいるのが見つかります。警察が介入するためコンクールは中止になってしまいました。
コンクールに向けて努力を重ねていた者たちには、突然の中止に憤るもの、仕方ないと諦めるものなど様々でした。その中でも異質だったのは、優勝を目指していたクリーブ、彼女はモスカの死を聞いても驚く素振りも見せず、ひたすらに優勝のため自らを磨く作業を止めようとしませんでしたが、中止が決まったことを知ると、夢を閉ざされたとモスカの死を非難し始めたのです。
事情聴取が執り行われました。モスカといざこざのあったクリーブは容疑者として事情聴取されています。そんなクリーブをライバル美容師のディヴァインは、当然だと疑いの目を向けます。容疑者の1人で最後までモスカと一緒にいたティンバは、モスカの横暴な態度に苛ついて外出し、帰ってきた時にはすでに頭皮がない状態だったと話します。
前回の優勝者のケンドラは、モスカの死については興味も示していないことから、犯人なのではないかとヘアモデルのエッツィは話します。エッツィは昨年の大会のケンドラの優勝は、開催者のレネに賄賂を渡していたからだと信じて疑わないと話しますが、どれにも信憑性はなく、全員が彼女の話を信じたわけではありませんでした。
しかし、クリーブはケンドラが本当に賄賂を渡したのだと信じてしまい、ケンドラに襲いかかります。ケンドラもヘアスプレーをケンドラに吹きかけて対抗、場は大混乱となりますが、レネが現れて場を何とか収めます。
その後、警備員のギャックが殺人が起きた日の前夜、モスカと一緒にいたことが分かります。一気にギャックに対する警戒心は高まっていきました。参加者がギャックを尾行していると、タバコの火がヘアモデルのアンジーに付いてしまい、一気に燃え上がります。燃えるアンジーを警備員のパトリシオが助け、アンジーは病院へ救急搬送されました。
モスカの恋人のアンヘルが事情聴取に呼ばれます。アンヘルはモスカの死をここで知り、悲しみました。アンヘルはモスカと毎月のようにトルコに育毛剤を仕入れに行ってサロンで販売する事業を営んでいました。
モスカはパトリシオを利用して育毛剤を販売し、もっと稼ぎたいと言い出していました。アンヘルはパトリシオが育毛剤と一緒にドラッグを販売していたのだと、後になり気づきます。モスカの死の要因はドラッグにあるのではないかとアンヘルは考えました。
実はモスカとギャックが隠れて付き合っていた事が分かります。2人はあの夜キスをしてパトリシオから購入したドラッグを服用します。その直後から記憶を失ったギャックが、目を覚ますとモスカの頭皮が放置されているのを見つけます。焦ったギャックはさらにドラッグを服用した後、体調不良になっています。
アンヘルはパトリシオを問い詰めました。パトリシオはドラッグを売ったことは認めましたが、モスカの殺害は強く否定し、犯人探しは難航するように見えましたが、結局死因は糖尿病を患っていたモスカがドラッグを服用したことにより悪化したことが原因でした。頭皮を剥がしたのは、ドラッグでおかしくなっていたギャックが行ったことと判明します。
1年が経ち、コンクールが再び開催することになりました。ディヴァインは合唱団のパフォーマンスを取り入れた作品を披露し、喝采を浴びます。クリーブは怒りを抑えるためのカウンセリングを受けているようです。そしてアンヘルはモスカを偲ぶスピーチをするため、コンクール会場に向かいました。
以上、映画「メドゥーサ デラックス」のあらすじと結末でした。
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