ビューティフル・ダイの紹介:2010年アメリカ映画。自らの通報で連続殺人鬼の元彼・ギャリックが逮捕され、酒を断つためアルコール依存症から脱却する集会に行ったサラは、ケヴィンという青年に声をかけられます。ケヴィンと恋仲になったサラでしたが、ギャリックが脱走し再び殺人を犯しています。殺されると思ったサラはすべてをケヴィンに話し逃亡をはかりますが・・・という内容のスリラー映画です。2011年の「サプライズ」で注目を集めた新鋭ホラー監督アダム・ウィンガードが、その前年に撮った作品で、ラストに思わぬどんでん返しがあります。
監督:アダム・ウィンガード 出演者:AJ・ボーウェン(ギャリック)、エイミー・サイメッツ(サラ)、ジョー・スワンバーグ(ケヴィン)、ブランドン・キャロル(ラスティ)、レイン・ヒューズ(リード)ほか
映画「ビューティフル・ダイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ビューティフル・ダイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ビューティフル・ダイ」解説
この解説記事には映画「ビューティフル・ダイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ビューティフル・ダイのネタバレあらすじ:起
連続殺人犯ギャリックが、若い女性を車からおろし小高い丘で首を絞めて殺します。
サラはアルコール依存症から脱却するための集会に参加します。順番に各自が体験談を話した後、主催者からサラの事を紹介されます。集会が終わり帰ろうとした時、ケヴィンという若い青年が話しかけてきます。二人は夕食の約束をし別れます。
逮捕されたギャリックが、護送されるためバスに乗りこみます。ギャリックはバスの床に落ちていたネジを見つけます。
サラがケヴィンの指定した店で待っていると、遅れてケヴィンがやって来ます。店内にはワインボトルが並べられていて、禁酒した二人には辛い店です。楽しいひと時を過ごし、ケヴィンがサラを車で送ります。別れ際二人はキスをし、今度のデートの約束をします。
ギャリックは護送車に乗った警官を殺し脱走します。テレビではギャリックの脱走のニュースが流れ、キャスターは「ギャリックを神と崇める熱狂的なファンまでいる」と説明していました。
ビューティフル・ダイのネタバレあらすじ:承
集会でサラに発表の場が与えられます。サラは「元彼が悪者でウソつきだったため酒に溺れた。引っ越してきたことをきっかけにここに参加した」と話します。集会が終わるとケヴィンが話しかけてきます。「いい話だった」と言うケヴィンに、「本当はもっと話したいことがあるの」と言うサラは、「うちに来ない」とケヴィンを誘います。サラはケヴィンをベッドに誘い、二人は愛し合いますが、ケヴィンがあっという間に終わってしまい、サラに謝ります。
脱走して7日が過ぎたギャリックは、検問を抜けるために女性の車に包丁を持って乗りこみます。うまく検問を抜けしばらく走ると、女性が「早く解放して、検問を通るだけだと言ったじゃない。私には家庭があるの」と頼みこみます。ギャリックはそんな女を包丁で殺してしまいます。殺した後、ギャリックは、サラと暮らしていた時の事を思い出します。サラの元彼は連続殺人鬼ギャリックだったのです。
ビューティフル・ダイのネタバレあらすじ:転
レストランバーに入ったギャリックは、二人の若者に目をつけ、帰り際にナイフで刺し殺し、金を奪います。
一夜を明かしたサラとケヴィンがカフェに入ると、ラスティとリードがケヴィンに声をかけます。気まずそうにするケヴィンは、二人が帰った後「昔の飲み友達だ」とサラに教えます。
仕事に遅れて行ったサラは上司から、「カーラが来ない、連絡着き次第来るように言って」と言われます。仕事帰りカーラの家に行き、返事がないので家主のハーバーに連絡して帰ります。
夜、集会に行くと、若者が「昨夜、昔の飲み友達2人が殺された、強盗目的だったらしい」と話します。それを聞いたサラは、ギャリックが近づいていることを感じとります。
翌朝ハーバーが、カーラの家に入ります。カーラは両手両足を切断されて殺されていました。カーラの死を知ったサラはケヴィンに「犯人は私の元彼だった殺人鬼のギャリックよ、私もあなたも殺される、この町を出ないと」と話します。ケヴィンは「僕の親の別荘に行こう、あそこなら大丈夫だ」と言って、サラを乗せ車を走らせます。
ビューティフル・ダイの結末
夜な夜な部屋を出て行くギャリックの後をつけ、殺された女性の死体を発見したサラは警察に通報します。このことがきっかけでギャリックは逮捕されたのでした。そんな話をしながら車は別荘の入り口に着きます。倉庫のような建物に入ると、何故かラスティとリードがいます。するとケヴィンがサラを殴り倒します。
意識が戻ったサラは逆さ吊りにされています。そこへギャリックが入って来ます。「偉大なるオレ達のヒーローの登場だ」と言います。3人はギャリックを神と崇める熱狂的な信者だったのです。
ギャリックはサラを見て「この女をどうするんだ」と聞きます。ケヴィンは「あなたを刑務所に送り込んだ憎い女をやっと見つけた。今から殺す」と言います。ギャリックは「サラは悪くない、悪いのはオレだ。刑務所にずっと居たかったのに、オレを君たちが手紙で呼んだからここに来た」と言います。
そしてギャリックが「銃を貸してくれ」と言いますが貸しません。ギャリックは素早い動きで2人を殺すと銃を奪い、もう一人を射殺します。この時ギャリックは刺されて瀕死でした。
「おろして」と叫ぶサラをギャリックが下におろすと、サラは一人で倉庫を出て行きました。やがて息を引き取ったギャリックは、サラを助けるために脱走してきたのでした。
以上、映画「ビューティフル・ダイ」のあらすじと結末でした。
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