コンジアムの紹介:2018年韓国映画。韓国最恐の心霊スポット”コンジアム精神病院”に潜入し動画配信をしているハジュンら7人。ヤラセを駆使して再生数を稼ぐ予定でしたが、本当に霊が現れパニックに陥ってしまいます。はたして7人の運命は?という内容の、実在するコンジアム精神病院跡でPOV手法で撮影されたホラー映画です。
監督:チョン・ボムシク 出演者:ウィ・ハジュン(ハジュン)、パク・チヒョン(ジヒョン)、オ・アヨン(アヨン)、ムン・イェウォン(シャーロット)、パク・ソンフン(ソンフン)、イ・スンウク(スンウク)、ユ・チェユン(ジェユン)ほか
映画「コンジアム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「コンジアム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「コンジアム」解説
この解説記事には映画「コンジアム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
コンジアムのネタバレあらすじ:起
廃墟に来た少年二人が402号室の扉を開けようとしています。ホラー動画をアップして人気の”ホラータイムズ”チャンネルの代表・ハジュンが、行方不明になった少年二人の動画を紹介しながら「韓国最強の心霊スポットのコンジアム精神病院に潜入し動画配信をする。そして呪われた部屋402号室の扉を開ける」と宣言します。
ハジュンが公募したコンジアム潜入チームに参加する、ジヒョン、アヨン、シャーロットの女性3人と、遅れてやってきたジェユンが集まります。ハジュンは4人にスタッフとして進行役のスンウクとカメラマンのソンフンを紹介します。
ハジュンはコンジウム精神病院の話をします。パク院長が開業した古い精神病院で、その後患者が集団自殺して閉鎖されました。しかし実情はパク院長が殺したとか、旧日本軍によって惨殺されたなどの様々なうわさが飛び交います。そして30年前、閉鎖された病院に肝試しに行った女子高生3人が402号室に入ろうとして失踪し、その後発見されたものの2人は自殺、もう一人は今でも入院中という事件が発生し、一気にコンジアム精神病院は心霊スポットとして注目されたのでした。
ハジュンの目標は再生100万回で広告収入5億ウォンだと豪語します。そんな話をしながら夜は、コンジウム潜入パーティーと銘打って盛り上がります。
コンジアムのネタバレあらすじ:承
翌日、7人はコンジアム精神病院に向います。夜間警備が厳しいという事で、病院の裏山にテントを張り機材を搬入します。その間、スンウクとソンフンが病院内に監視カメラを設置します。テントを中継基地としハジュンが待機し、指示しながら動画を配信します。残った6人は、全員がカメラを装備しスンウクがレポートしながらとなりコンジアムの内部を実況します。
深夜0時、決行の時です。コンジアム精神病院の前に6人が集まると、スンウクのレポートを皮切りに、内部に侵入します。心霊スポットマニアのシャーロットが聖水を撒き、霊を呼びます。その時、どこかの扉が急に閉まり4人を驚かせます。動画の再生回数は急上昇しハジュンが微笑みます。
6人は院長室に入ります。古い写真があり、調べると院長を交えた集合写真、院長の表彰写真などがあります。再び激しい音がして6人を驚かせます。スンウクは「2人ずつペアになって、各階を調べて動画を送ってくれ」と言います。
ジヒョンとシャーロットは1階を調べます。途中でシャーロットが壁に落書きされた”生きよう”という文字の上に自分のサインをします。ジェユンとアヨンは3階でシャワールームとバスルームに入ります。アヨンが浴槽に浮かんでいたカツラを見つけ、棒で取り上げジェユンを驚かせます。
コンジアムのネタバレあらすじ:転
4階でジヒョンとシャーロットが402号室を見つけます。「この部屋は重症患者を入れていたが閉鎖後、扉は開けられていない。呪われた402号室だ」と言います。そこへスンウクがやってくると、引っ張ったり叩いたりして扉が開かない事を見せつけます。
院長室に集まった4人は降霊の儀式を始めます。儀式をするのは一番若いアヨンです。ろうそくが置かれ、天井からは鈴の付けられた赤い糸が張り巡らされています。儀式が進むと、突然ろうそくの火が消えます。そして赤い糸が切れ鈴が落ちてきます。6人はパニックになり逃げだします。
このタイミングでスンウクとソンフンが別の部屋に行き、ハジュンに連絡します。笑いながら「うまくいっている」と言うのです。そう、これらは全てハジュン、スンウク、ソンフンによるヤラセだったのです。再生数のアップに喜ぶハジュンでしたが、テント内の電気系統が切れます。慌てたハジュンでしたがすぐに復帰し安心します。
一方実験室に入ったシャーロットが、「棚にあった人形が動いている」と騒ぎ出します。するとスンウクが人形を手に取り、「集合写真で患者がもっていたのものだ」と言い出します。ハジュンは集合写真とスンウクの持った人形を並べて配信し、同一の人形である証明をします。
シャーロットが「ふざけないで、人形を置いて」とわめきだします。暴れるシャーロットを止めようとしますが、突然シャーロットのスカーフが舞い上がり、怖くなって部屋を飛び出します。途中で壁を見たシャーロットは「私の書いたサインの文字が変わっている」と叫びます。
コンジアムの結末
”生きよう”の文字が”死のう”に代わっています。ハジュンがビデオを確認すると確かに変わっていて、更に風もないのにシャーロットのスカーフがなびいています。想定外の出来事にハジュンは凍りつきます。スンウクとソンフンは、ヤラセではない事が起き、怖くなりハジュンに「もうやめよう」と言います。ハジュンは「いいから402号室の扉を開けたら終わりだ」と事実を隠します。
スンウクとソンフンは、ハジュンに「報酬を2割増しにしろ」と言って納得させます。シャーロットとジヒョンは病院を逃げ出しテントに向います。スンウクとソンフンは報酬の為撮影を続けますが、スンウクはひとりでにモノが落ちてきたり、飛んできたりしたモノに当たり気絶してしまいます。助けようとしたソンフンは、無理だと判断し逃げ出しますが、閉じられた扉にぶつかり倒れます。
森の中を逃げていたヒジョンに霊が乗り移り全身が豹変します。慌てたシャーロットが逃げ込んだ場所は病院内でした。そこには手術中のような霊がいました。
意識を取り戻したソンフンが402号室に行くと、アヨンとジェユンが扉を開けようとしています。ソンフンは「儀式も人形もすべてヤラセだ、しかし今起っていることは本物だ」と言います。その時、402号室からシャーロットの声が聞こえます。助けようとした3人も402号室の中に引き込まれ、霊にとりこまれてします。
意識が戻ったスンウクも、霊に襲われてしまいます。見ていたハジュンは、自分で撮影するために病院に入ります。ハジュンもまた、自我撮りのカメラの前で、狂暴な霊に首を噛まれ吊るされて死んでしまいます。
”ホラータイムズ”のチャンネルの配信は止っています。ビュー数は500足らずで「ヤラセがばれて止めたのか」などと書き込まれていました。
以上、映画「コンジアム」のあらすじと結末でした。
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