仮面殺人会の紹介:2017年韓国映画。チサングループの金を強奪したテファら3人が、山の中のペンションに身を隠します。そこへドングンら4人の男女がやって来ます。7人の共同生活が始まった途端、一人ずつ殺され、ペンションに仮面を被った殺し屋が入って来て殺し合いが始まります。韓国発のバオイレンススリラーです。誰が何の目的でやったのかが一切明かされず、ひたすら殺し合うという過激な内容です。
監督:イ・ユノ 出演者:イ・スンジュン(テファ)、イ・イクチュン(ジョンス)、キム・ボムテ(ドングン)、チャ・ミョンウク(ヤン社長)ほか
映画「仮面殺人会」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「仮面殺人会」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「仮面殺人会」解説
この解説記事には映画「仮面殺人会」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
仮面殺人会のネタバレあらすじ:起
山の中にあるペンションで、SEXをする二人。背後から狐の面を被った二人の男が、カップルをナイフで惨殺します。その後二人の男は、カップルを解体し処理します。片方の男が、壁にかけられた絵画を血の付いた指でなぞります。
チサングループの紙切れを見たテファは、舎弟のジョンスとソンジンを車に乗せ人里離れた山に向います。やってきたチサングループの社員が乗る車を襲い、現金の入ったケースを奪い逃走します。テファは、ジョンスとソンジンの携帯を燃やし山道を歩いてペンションに向います。
壁の絵画には血でなぞった後があり、狐の面を被った男たちがカップルを惨殺した現場でした。ジョンスは異様な匂いの元を探し、黒いビニールを開けます。中には内臓のようなものが入っていて、勝手口から外に出します。冷蔵に沢山の食材があり、調理師免許をもっているソンジンが料理を振る舞います。
そのころ、チサングループのキム会長は、ヤン社長に電話をし「会社の金を盗ませて何考えているんだ!タダじゃ済まんぞ」と電話で怒鳴っています。ヤン社長がテファに強奪させていたのでした。ヤン社長が電話をすると、迷彩面を被った殺し屋がキム会長を惨殺します。そして殺し屋は、ヤン社長に「始末した」と報告します。
仮面殺人会のネタバレあらすじ:承
翌日、テファンらはいくら待ってもヤン社長からの連絡がないことから、ジョンスが文句を言い出し「金を持って逃げよう」と言ます。テファは「もう少し待て」と言ってなだめます。
2階からの異臭をソンジンが調べ、クローゼットの中に大きなスーツケースを見つけます。ケースを開けると、ビニールにくるまれた男女の死体が入っています。驚いたソンジンがテファらを呼びます。テファは「元に戻しておけ、何も見なかったことにする」と言います。その時、ペンションに誰かが入って来ます。
下に降りると「ハ室長から鍵をもらっている」と言うドングンら4人の男女がいます。お互いを警戒しますが。ドングンが「一緒に泊まろう」と言い、ソンジンの作った料理で夕食が始まります。酒に酔ったソニョンがジョンスを誘惑しはじめます。相手にしないジョンスにソニョンが怒って部屋に入ります。
飲めない酒を飲んだソンジンが潰れます。サンヒョンが「部屋に連れて行ってやる」と言ってソンジンを連れていきます。気になったジョンスがソンジンを見に行くと、血を流して殺されています。ジョンスはサンヒョンに「お前が殺したのか」と突っかかります。テファも「正体を言え、目的はなんだ」と迫ります。その時、ソニョンがよろけながらリビングに入って来て倒れます。ソニョンも死んでいました。
仮面殺人会のネタバレあらすじ:転
突然電気が消え、ボウガンの矢が飛んできます。そして一本の矢がサンヒョンの脚に突き刺さります。見えない敵の攻撃が収まると電気が付きます。テファはジョンスと女を連れ地下室へ見に行きます。するとドングンは「トイレに行く」と言ってサンヒョンを一人にします。
迷彩面の二人が入って来てサンヒョンを殺します。テファらが戻ってきてサンヒョンの死体を見つけ、ソンジン、ソニョン、サンヒョンの死体を部屋に集め並べます。女が「ドングンがいない」と言います。
ドングンは別の部屋でベッドの下に隠れ、二人の殺し屋をやり過ごそうとしていましたが、見つかり攻撃を受けています。物音に気付いたテファが銃を持って向います。発砲しながら部屋に近づくと、殺し屋は隙を見つけてボウガンを放ち、矢がジョンスに刺さります。テファがすかさず飛び掛かり押し倒すと、ジョンスは殺し屋の一人をハンマーで殴り殺します。その隙にもう一人は逃げ出してしまいます。
そこへヤン社長が入って来ます。テファはヤン社長にスーツケースの死体を見せます。するとヤン社長はドングンを見て「お前の勝ちだ、もうやめよう」と言ったのです。意味の解らないテファでしたが、矢で撃たれたジョンスが「トイレに行く」と言います。ヤン社長が「オレが連れて行ってやる」と言って、トイレに入ると、ヤン社長はジョンスをナイフで殺します。
仮面殺人会の結末
ヤン社長が外に出ると生き残った殺し屋に、テファは殺すな、聞きたいことがあるから」と電話します。その間にテファは殺されたジョンスを見つけます。ドングンはテファに「おれ達が先に殺せばいい」と言います。
中に入ってきたヤン社長がテファに襲いかかります。二人は格闘になりますが、そこへ迷彩面の殺し屋が入って来ます。ヤン社長は「やれ」と言います。殺し屋が殺したのはヤン社長でした。テファは迷彩面の殺し屋に「女とドングンも殺せ」と言います。迷彩面の殺し屋が女を殺し、ドングンを探していると、電気が消えます。そこへ狐の面を被った男が現れます。狐の面の男は「お前は金の為に殺しをやっているのか、オレは殺しが快楽だ」と言って、迷彩面の殺し屋を殺します。
地下室で金の入ったケースを持って逃げようとしてるテファの前に狐の面の男がやって来ます。男が狐の面をとると、それはドングンでした。ドングンがテファをナイフで刺し、殺し合いが始まります。そしてドングンがチェンソーを持ちエンジンをかけると、テファは、塩酸の瓶をドングンの顔に投げつけて殺します。
チサングループの金を独り占めしようと、殺し屋を使って実行したテファと、快楽の為に殺しをしていたドングンが偶然にも居合わせたのでした。やがてテファはよろけながらペンションを出て歩きますが、しばらくして力尽きて死んでしまいます。
以上、映画「仮面殺人会」のあらすじと結末でした。
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