靴職人と魔法のミシンの紹介:2014年アメリカ作品。父が残したミシンが起こす奇跡が、さえない日々を過ごすマックスの日常を変える?ちょっとホロリとする、ハートフルコメディ。
監督:トム・マッカーシー 出演:アダム・サンドラー、ダスティン・ホフマン、スティーブ・ブシェミ、エレン・バーキン、ダン・スティーヴンスほか
映画「靴職人と魔法のミシン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「靴職人と魔法のミシン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
靴職人と魔法のミシンの予告編 動画
映画「靴職人と魔法のミシン」解説
この解説記事には映画「靴職人と魔法のミシン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
靴職人と魔法のミシンのネタバレあらすじ:脱力系靴職人マックスの冴えない日常がミシンで変わる?
マックスはロウアーイーストサイドで4代続く靴の修理屋を営むちょっと冴えない男。再開発反対運動にものらりくらり。いつまでも独身の彼に、隣の理髪店のジミーは何かと世話をやくがマックスにはそんな親切心も届かない模様。ある日、横柄な客に急ぎの靴底の張替えを頼まれる。マックスは閉店までに済ませようとするが、途中でミシンが壊れてしまう。仕方なく、父親から受け継いだ旧式のミシンで作業を終わらせる。いつまで経っても来ないお客にじれたマックスはそこを張り替えた革靴をちょっとはいてみる。すると鏡にはこの靴の本来の持ち主である横柄な客が映っているではないか。調子に乗ったマックスは旧式のミシンで店においてある他の靴も旧式のミシンで修理してみる。興味本位で赤いハイヒールも直してみるが、残念、ニューハーフのものだった。
靴職人と魔法のミシンのネタバレあらすじ:父の靴を履いて、親孝行、その結末とは。
マックスが老齢で認知症の母親にかなえたい夢は何か無いかと聞くと、もう何年も行方知れずの父親に会いたいと答えが返ってきた。マックスは父親のクローゼットから自分と同じ足のサイズの革靴を見つけ、魔法のミシンで直す。履き替えるとたちまち父の姿に。帰宅すると母親はおめかしをして待っていた。二人は家でデートと称してディナーをし、リビングでダンスを踊った。しかし、翌朝マックスが母親を起こしに行くと、満足した顔で眠るように母親は亡くなっていた。急遽葬式が出され、近所の人がやって来た。ある人は貯金をして墓石を立てるようにマックスに釘を刺した。理髪店のジミーは自分も出来る限りの援助をするから、ちゃんと母親のお墓を立てるようにと言う。
靴職人と魔法のミシンのネタバレあらすじ:ミシンの魔法で悪党をやっつけろ!
母の急逝に落ち込みながら、マックスは再び靴の修理を始める。そこへ、以前夕方までに靴を直せといった、横柄は成金がやって来た。彼の、暴言にマックスの怒りが募り、懲らしめてやろうと、別人に成りすまして後を付けてマンションを見つける。靴を履き替え自分自身が成金になったマックスは忘れ物があるといって彼のマンションに入る。目的は彼の高価な時計のコレクション。クローゼットを探していると、トランクから、銃とスタンガンを発見し、この成金が危険人物だと悟る。どうしようか迷っていると部下に捕らえた人物の元へ連れて行かれどうするか聞かれる、マックスは開放するように計らう。再びマンションに変えると運悪く本人と出くわしてしまう、首を絞められてしまうがくすねていたスタンガンで難を逃れる。成金が気絶している間に、彼を椅子にくくり、目を覚ました彼を靴を履き変えていろんな人物になりながら脅すマックス。ところが、逆に背中に銃を突きつけられて車に乗せられてしまう。どこに行くのかも分からないまま、走っていると、車は事故に遭う。
靴職人と魔法のミシンの結末:灯台下暗し?
マックスが気がつくと、隣のジミーの店で開放されていた。ジミーは助け出すのも、他に乗っていた男の死体を処分するのも大変だったと零す。まだ自体が飲み込めないマックスにピクルスを進め、「ピクルスは魔法のエネルギーだと言う」ジミーは旧式のミシンと、靴の魔法を知っていた。それもそのはず、ジミーが靴を脱ぐと、ジミーは元の姿、マックスの父親の姿に戻る。マックスの父親は常に彼を見守っていたのだ。案内されるままに、地下室に行くとそこにはたくさんの変身用の靴がコレクションしてあった。
以上、映画「靴職人と魔法のミシン」のあらすじと結末でした。
靴職人と魔法のミシンについて:マックスの遊び心と優しさ
マックスの地味ながら、誠実に靴職人として仕事を仕上げていく様子は、見ていておもしろい。また、彼の元に持ち込まれる、高そうな革靴と、彼のはいている穴の開きかけたスニーカーの対比もおもしろい。また、自分の靴には無頓着なのに、仕事をする手元は見ていて職人仕事だなと思うほど見入ってしまう。認知症の母親が、行方知れずの父親と一晩のデートをする時だけ、若返った気がしたのは見間違えでは無いと思う。
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