特捜部Q 檻の中の女の紹介:2013年デンマーク映画。デンマーク映画史に残る大ヒットを記録した刑事サスペンス。過去20年間の未解決事件を扱う特捜部Qが初めて扱った殺人事件は、実はまだ誰も知らない監禁事件だった。
監督: ミケル・ノガール 出演:ニコライ・リー・コス(カール・マーク)、ファレス・ファレス(アサド)、ソニア・リクター(ミレーデ)、ミケル・ボー・フォルスガード(ウフェ)、トールス・リュービュー(ラセ)
映画「特捜部Q 檻の中の女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「特捜部Q 檻の中の女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「特捜部Q 檻の中の女」解説
この解説記事には映画「特捜部Q 檻の中の女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
特捜部Q 檻の中の女のネタバレあらすじ:特捜部Q
カールは仲間の刑事二人と、とある家を張っていました。仲間は、応援を待ってから踏みこもう、と言ったのですが、カールは家の中に入っていきます。そこで、額を撃たれた男の死体を発見します。その時、どこからか銃弾が飛んできて、仲間とカールは撃たれてしまいました。3ヶ月休んで復職したカールですが、左手にしびれが残ります。刑事部の課長は、カールを新設された「特捜部Q」に異動させます。過去20年の未解決事件の書類にミスがないかを調べる、退職間近の刑事がやるような仕事でした。次の日、特捜部Qの部屋に行くと、アサドという、カールの部下となった男がいました。彼は壁一面に未解決事件の書類を貼り、カールを待っていました。その中に気になる女性の写真がありました。彼女の事件ファイルには「フェリーから投身自殺」という文字しかなく、捜査を担当したのはバクという刑事でした。
特捜部Q 檻の中の女のネタバレあらすじ:ミレーデの死の捜査
その女性はミレーデといい、大勢の前で演説していました。夜は自宅に帰り、精神障害を抱える弟のウフェとゲームをします。夜中、ウフェが外を見て立っていました。ミレーデも外を見ますが、景色以外何も見えません。カールはアサドと車に乗り、上には報告せずにミレーデが死んだ当日の足取りを追いました。ミレーデと弟はフェリーに乗り、フェリー内の数カ所で目撃情報があります。その状況から、ミレーデが弟を探していたのではないか、とカールは判断します。弟はレインコートの男と歩いていた、という情報がありましたが、バクは捜査の段階でそれを無視しました。ミレーデはフェリー内の車庫で何者かに襲われます。
特捜部Q 檻の中の女のネタバレあらすじ:ミレーネの監禁とカールの捜査
ミレーネは真っ暗な加圧室に閉じ込められました。食事と排泄物のバケツを毎日与えられますが、出してもらえず、謎の男の声に「また1年後」と言われます。カールとアサドは、療養所にウフェに会いに行きますが、解離性障害の彼は黙ったままです。2人は、ミレーデと仕事上で関係があったバズゲン議員や、捜査担当したバク刑事に会いに行きますが、2人は「蒸し返すな」と事件を語りません。そしてその後、上司を介して捜査はしないように、と圧力をかけてきます。アサドはウフェのところに通い、心を開かせようとします。カールはミレーデの秘書に会いに行き、ミレーデがスウェーデンの会議で男と一緒にいて良い仲になった、と知ります。ミレーデは監禁されて1年が経ちました。正気を保とうと努力しますが、「また1年後」と言われてしまいます。カールとアサドはスウェーデン会議の写真から、ミレーデと男が話している写真をピックアップして、ウフェに見せます。ウフェは、「ダニエル・ヘイル」という男に反応しました。しかし、その男が事故死していることを知ります。その事故死現場で、本物のダニエル・ヘイルは写真の男とは別人で、さらに事故死の半年前に、本物と偽物の二人のダニエル・ヘイルが接触していたことを知ります。しかしそこで、上司に隠れて捜査をしていることがばれて、捜査妨害されます。カールとアサドは、ダニエル・ヘイルの元パートナーのルンドクイストに会い、写真の男はラセで、ダニエルとラセは孤児院で一緒だったと知ります。ミレーデは、加圧室から自分を監禁している犯人を見て、それが会議で良い仲になった男ラセと知ります。カールとアサドは上に呼ばれ、停職処分を受けます。しかし二人は捜査を続け、ラセが小さい頃、車の衝突事故で父と妹を亡くしたことを知りますが、事故にあったもう1台の車に乗っていたのがミレーデということを気づきます。
特捜部Q 檻の中の女のネタバレあらすじ:ラスの正体
事故の後、ラセの母親は車いす生活と酒乱生活になり、警察に捕まりました。ラセは引き取られた家庭で性的虐待にあいます。逃げたラセは孤児院に入り、ダニエルと親友になり、大人になってテレビに映るミレーデを見つけます。ダニエルに会議に入れるよう頼み、ミレーデと親しくなり、彼女と弟がフェリーでベルリンに行くことを知り、そこでミレーデを襲うのです。現在は母と暮らしていました。そこへカールとアサドがやってきます。ラセはミレーデのもとへ行き「時間切れだ」と減圧を始めます。圧がなくなると、ミレーデは死んでしまいます。母親は「ラセはいない」と言いましたが、怪しんだカールとアサドは倉庫に入り、そこでラセに会います。二人はラセを警察署に連行しようとしますが、カールはおかしなことに気づき、家に戻ろうとすると、ラセがアサドを刺し、カールを殴ります。カールがラセを追い、探していくと、加圧室に倒れるミレーデを発見します。減圧を止めたカールが、ミレーデに一生懸命話しかけていると、ラセに後ろから首を絞められます。もうだめかと思った時にアサドがやってきてラセを殴り倒し、カールも倒れこみます。
特捜部Q 檻の中の女の結末:生還
カールもアサドも怪我で済みました。二人は病院でミレーデの検査結果を待ちます。ミレーデは衰弱しているものの命は助かりました。弟のウフェも姉に会いにきました。カールは上司から、刑事部に戻るように言いますが、カールは断り、特捜部Qでアサドと秘書1人、そして扱う事件は自分が決める、という条件を突きつけます。
以上、特捜部Q 檻の中の女のあらすじでした。
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