ミスター・グッドバーを探しての紹介:1977年アメリカ映画。聾学校の教師として熱心に働く女性が、幼い頃に罹患した病の再発への不安から愛のないセックスとドラックに溺れ、破滅への道をたどる衝撃作。
監督:リチャード・ブルックス 出演:ダイアン・キートン(テレサ)、リチャード・ギア(トニー)、ウィリアム・アザートン(ジェームズ)、チューズデイ・ウェルド(キャサリン)、リチャード・カイリー(ダン)、トム・ベレンジャー(ゲイリー)、ほか
映画「ミスター・グッドバーを探して」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミスター・グッドバーを探して」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ミスター・グッドバーを探して」解説
この解説記事には映画「ミスター・グッドバーを探して」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミスター・グッドバーを探してのネタバレあらすじ:自立
幼い頃にポリオに罹り、足が不自由になったテレサは、手術を受け1年もの安静期間を経てなんとか歩けるようになったものの、再発の不安に付きまとわれていた。
短大生となったテレサは女子学生が憧れる大学教授にアプローチ、これが初体験となる。しかし妻子のある教授との関係は長くは続かなかった。ある日、テレサは結婚した姉の自由奔放で、セックスやドラッグに溺れる享楽的な生活を目にする。姉と行動を共にし、朝帰りしたテレサに父親が激怒。厳格で横暴な父親に反発し、テレサは家を出て姉の住むアパートの一室で1人暮らしを始める。
ミスター・グッドバーを探してのネタバレあらすじ:昼の顔と夜の顔
昼は生徒を思いやる聾学校の教師として、夜は行きずりの男を求めてバーに出入りするようになったテレサ。彼女はポリオの再発を恐れると同時に、病気の原因が遺伝によるものだと信じていたため、結婚、出産をあきらめ、孤独と絶望感を愛のないセックスで埋めていた。テレサはバーで知り合ったチンピラ風の男トニーと関係を持つ。ドラッグを使ったセックスで激しい快感に酔いしれたテレサは、身勝手なトニーに振り回されながらも関係を続けるが、金の無心をするトニーに嫌気がさし分かれる。一方、譜聾学校の生徒を心配して自宅へ行った際に知り合った民生委員のジェームズがストーカーのようにテレサに付きまとっていた。カトリック神父を目指していたこともあるまじめなジェームズに興味を持ったテレサは彼とつきあうようになるが、初めてジェームズと体をあわせた時、彼が避妊具を使おうとしたことを笑ったテレサに腹を立てたジェームズは部屋を出て行く。
ミスター・グッドバーを探しての結末:孤独と絶望の果て
新たな相手を求めてバーをさまようテレサはゲイに誘われ逆上していたゲイリーを部屋に誘う。しかし言葉とはうらはらに体が反応を示さないことであざ笑うテレサに怒り狂ったゲイリーが襲いかかる。暴力に興奮したゲイリーはテレサを犯しながらナイフで何度も彼女の胸を刺し続け、悲鳴も途切れたテレサの顔が闇に吸い込まれていった。
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