幸せをつかむ歌の紹介:2015年アメリカ映画。家族を捨て夢を追い求めた母親が、過去の自分と向き合い今を見つめることで、子供たちとの絆と自信を取り戻す。メリル・ストリープが実娘メイミー・ガマーと母娘役で共演。
監督:ジョナサン・デミ 出演:メリル・ストリープ(リッキー)、ケヴィン・クライン(ピート)、メイミー・ガマー(ジュリー)、オードラ・マクドナルド(モーリーン)、セバスチャン・スタン(ジョシュ)、リック・スプリングフィールド(グレッグ)、ほか
映画「幸せをつかむ歌」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「幸せをつかむ歌」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「幸せをつかむ歌」解説
この解説記事には映画「幸せをつかむ歌」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
幸せをつかむ歌のネタバレあらすじ:娘の危機
かつてロックシンガーを夢見て家族を捨てたリンダ。今やロサンゼルスの小さなライブハウスでバンド“リッキー・アンド・ザ・フラッシュ”を率いて演奏、昼はスーパーでアルバイトする極貧生活だった。
そんなある日、元夫ピートからの連絡で娘ジュリーが離婚して実家に帰っていること知る。他の女性に走った末の離婚にジュリーは傷つき、引きこもっていた。ピートの後妻モーリーンが留守だったため、ピートはリンダに力になってほしいと話す。そしてリンダは20年ぶりにかつての家族が住むインディアナポリスへ向かう。
幸せをつかむ歌のネタバレあらすじ:母と子
元夫の豪邸でジュリーと再会したリンダだったが、ジュリーは離婚の痛手から自殺をはかるまでのうつ状態でフロにも入らず寝巻きのまま、抗うつ剤とカウンセリングの世話になっていた。励まそうとするリンダだったがジュリーは幼い頃に自分たちを捨てた母を許せずにいた。それでもリンダはジュリーを連れ出してヘアサロンやネイルサロンで身綺麗にしてやり、外で偶然見かけたジュリーの元夫とその相手にピートと2人で罵倒したりしているうちにジュリーの傷も少しずつ癒え始めていた。ピートとも懐かしい思いに浸り、家族の愛を感じ始めた矢先、留守にしていたモーリーンが戻ってくる。リンダの存在が子供たちに悪影響を与えると心配したモーリーンからもう帰ってほしいと言われたリンダはロサンゼルスに戻り、バンドとバイトの生活に戻る。しかし母親失格を痛感するリンダは恋人でバンドメンバーのグレッグにも当たってしまう。リンダの思いを聞いたグレッグは、子供がどう思おうと親が子を愛すればいいんだ、と諭し、それを聞いたリンダは自分の生き方に再び自信を持つ。
幸せをつかむ歌の結末:家族の絆
ある日、リンダへジョシュの結婚式への招待状が届く。自分は場違いだと心配するリンダに、グレッグはギターを売って旅費を作り、2人で結婚式に出席する。披露宴のスピーチでリンダは“ザ・フラッシュ”のメンバーをバックに唯一誇れる“歌”のプレゼントをする。最初は冷ややかだった会場もやがてダンスフロアとなり、元気を取り戻したジュリーをはじめ家族全員、列席者の皆が“リッキー・アンド・ザ・フラッシュ”の演奏を楽しんでいた。
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