アンコール!!の紹介:2012年イギリス映画。偏屈で気難しい老人が愛する妻を失ったことをきっかけに、一風変わった合唱団に加わったことで再び人生を楽しむ勇気を取り戻すまでを描くハートウォーミングストーリー。
監督:ポール・アンドリュー・ウィリアムズ 出演:テレンス・スタンプ(アーサー)、ヴァネッサ・レッドグレーヴ(マリオン)、ジェマ・アータートン(エリザベス)、クリストファー・エクルストン(ジェームズ)、ほか
映画「アンコール!!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アンコール!!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アンコール!!」解説
この解説記事には映画「アンコール!!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アンコール!!のネタバレあらすじ:“年金ズ”誕生
ロンドンで暮らす老夫婦アーサーとマリオン。マリオンは病気療養中だったが陽気で社交的、近所の公民館で音楽教師エリザベスが指導する高齢者合唱団“年金ズ”でロックやポップスを歌うことが日々の楽しみ。一方のアーサーは偏屈で気難しく、素直に話せるのはマリオンと孫娘ジェニファーだけ。息子のジェームズとも昔から折り合いが悪く、合唱団のメンバーともまともに口をきこうとはしなかった。
“年金ズ”が国際コンクールにエントリーすることになり張り切るマリオンだったが、ある日練習中に倒れ、病気の再発のため余命数ヶ月だと医師から宣告される。マリオンのためを思うあまり彼女に安静を強いるアーサーだったが、彼女は練習に出ることを頑として譲らず、折れたアーサーはマリオンに付き添って練習にも参加するようになり、エリザベスやメンバーとも少しずつ打ち解けていった。
アンコール!!のネタバレあらすじ:マリオンの死
コンクールの予選を兼ねた“年金ズ”の初コンサートの日、ヘヴィメタやヒップホップを繰り出す老人たちに観客や審査員も大ウケ、マリオンがアーサーに向けて歌ったソロも人々の心を打ち、コンサートは大成功だった。しかしその夜、マリオンはアーサーの隣で静かに息を引き取る。
悲しみから抜け出すことができないアーサーは、マリオンの面影を追うように公民館に立ち寄ると、仲間がマリオンを想う詩を読む耳にし、マリオンがみんなに愛され、幸せだったことを知る。アーサーが歌えることを知ったエリザベスは “年金ズ”のメンバーになってコンクールへ出場するよう提案、その日から2人の特訓が始まった。
アンコール!!の結末:アーサーの挑戦
いよいよコンクール当日、はりきるメンバーだったが、リハーサルを見た審査員から“年金ズ”の突飛さが規格外とされ、出場停止となってしまう。一旦は会場を後にした一行だったが、思い直して再び会場へ、アーサーを先頭に強引にステージへ上がる。ここでも“年金ズ”のパフォーマンスは大ウケ。そしてアーサーのソロ。緊張で立ち尽くすアーサーだったが、会場にジェイムズとジェニファーの姿を見たアーサーは勇気を出してマリオンに捧げる子守唄を歌う。
そして見事“年金ズ”は3位入賞し、アーサーは久しぶりに安らかな眠りにつく。
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