雨の午後の降霊祭の紹介:1964年イギリス映画。キム・スタンリーが異常性を帯びた霊媒師を演じてアカデミー賞候補となった異色のオカルト・スリラー。気弱な夫を演じたリチャード・アッテンボローが製作も担当している。
監督:ブライアン・フォーブス 出演:マイラ(キム・スタンリー)、ビル(リチャード・アッテンボロー)ほか
映画「雨の午後の降霊祭」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「雨の午後の降霊祭」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「雨の午後の降霊祭」解説
この解説記事には映画「雨の午後の降霊祭」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
雨の午後の降霊祭のネタバレあらすじ:1
ロウソクの火影が揺れる中、交霊会が行われています。霊媒師はマイラ。会が終わると、夫のビルが客を送り出します。夫婦は毎週、お金を取って会を催しているのです。
2人はかねてからの計画のことを話し出します。ある金持ちの幼い娘を誘拐しようというのです。もうすでに閉じ込める部屋も用意してありました。身代金が目的ではありません。マイラが警察に協力を申し出て、娘の居場所を当てたふりをします。その事で自分の超能力の宣伝にしようという考えでした。
雨の午後の降霊祭のネタバレあらすじ:2
ビルは高級車を運転して娘のいる学校へゆき、親からの迎えだとうまく誤魔化して彼女を車に乗せます。そしてある工場の跡地で薬によって娘を眠らせ、自宅の部屋に運びます。そこは病院の一室のように設えられてあります。はしかのために入院させられたと思わせるためでした。
マイラは娘の両親を訪ね、霊媒師として協力を申し出ます。父親は懐疑的でしたが、母親は藁にもすがる思いでマイラの名刺を受け取ります。やがて、警察がマイラたちの家を訪ねてきます。突然の訪問にビルは動揺しますが、マイラは彼を落ち着かせます。気を取り直したビルは娘の両親に電話をかけ、身代金の受け渡しを指示。場所はピカデリー・サーカス駅です。大勢の乗客に紛れることでうまく金を奪ったビルは構内を出てバスに。家に帰ったビルは金を庭に埋めます。娘はストレスのせいか熱が出ていましたが、マイラはそれに構わず計画を続行します。
雨の午後の降霊祭の結末
次の日の交霊会に娘の母親がやってきました。会の最中、娘がうなされながら母親を呼ぶのでビルはハラハラしますが、なんとか無事に終わります。しかし、マイラは急に娘を殺すことを提案。ビルは殺すふりをして眠っている娘を連れ出し、近くの森に置き去りにします。
警察が再びやってきて、マイラに交霊会をやってほしいと言います。マイラは喜んで承諾。会が始まり、トランス状態に陥ったマイラは、自分でも気づかずに誘拐の詳細を語ってしまいます。ビルも諦めて身代金と娘の場所を警察に告げます。トランス状態から覚めたマイラは、何も知らずに「会はうまくいった?」と訊ねました。
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