ブリットの紹介:1968年アメリカ映画。ハードボイルドなマックイーンが堪能できる一本で、カーチェイスのアングルなども面白い。カーアクション映画の傑作。
監督:ピーター・イエーツ 出演:スティーヴ・マックィーン(フランク・ブリット)、ジャクリーン・ビセット(キャシー)、ロバート・ヴォーン(ウォルター・チャルマース上院議員)、ドン・ゴードン(デルゲッティ刑事)、サイモン・オークランド(サム・ベネット警部)、ほか
映画「ブリット」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブリット」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ブリット」解説
この解説記事には映画「ブリット」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブリットのネタバレあらすじ:起
組織の金、200万ドルを持ち逃げした男ジョニー・ロス。命を狙われていたロスは政治家チャルマースに裁判の証人になることを条件に身の安全を確保してもらっていた。チャルマースからサンフランシスコ警察宛にロスの警護を依頼され、担当に付くことになったのが主人公ブリット刑事だった。同僚の刑事に警護を任し、ブリットが非番だった晩、二人の殺し屋がロスを匿っていたホテルを襲います。
ブリットのネタバレあらすじ:承
そこで同僚とロスは重傷を負い、同僚の「ロスが自らドアを開け不審者を部屋に入れた」という証言から何か裏があると感じ取ったブリットはロスが心肺停止したのを隠し、警護していることを装い逃走することを決心します。そこで生きていると思われているロスを追う殺し屋からブリットは命を狙われるはめになります。
ブリットのネタバレあらすじ:転
カリフォルニアの市街地を舞台に激しいカーチェイスを繰り広げ、殺し屋から逃げ切ることに成功したブリットは、改めてチャルマースの行動を不審に思い彼の真意を調べ始めます。ロスの奥さんらしき人物の殺害現場から押収されたトランクより新品の洋服、多額の小切手が見つかる。そこで押収された日用品にはレニックという刺繍が‥押収した遺品より、ブリットは自分がロスだと思い護衛していた人物こそレニックであり、レニック夫妻の代わりにトランクから消えていた旅券を使い、本物のロスはヨーロッパへ逃げようとしていることを悟ります。
ブリットの結末
真実はチャルマースは裁判を確実にするため、偽物のロス、つまりレニックをブリットに護衛させ、本物のロスから目をそむけるようにしていたのだった。すべてを理解したブリットはレニックの遺品を元にロスが乗るであろう飛行機を割り出し、とうとうロス本人をイギリス行きの飛行機内で見るける、その後激しい逃走劇を空港内で繰り広げ、激闘の末に仕留めたのであった。
「ブリット」感想・レビュー
-
この映画「ブリット」は、スティーヴ・マックィーンが大活躍する刑事アクション映画の傑作で、ダイナミックなカー・チェイスがスリル満点だ。
タイトルバックから見事な切れ味で見せる、英国出身のピーター・イエーツ監督のハリウッド・デビュー作。
サンフランシスコ市警の刑事ブリットは、護衛していた裁判の重要証人を殺され、その犯人を大追跡、意外な真相を暴き出す。
何と言っても、マックィーンのカッコ良さが売りの映画で、特にラストの飛行場での追っかけが爽快だ。
犯人にズドンと一発ぶち込むクライマックスの胸のすくこと。サンフランシスコの急坂を、車が跳ね上がるスピード感あふれるカー・チェイスも見ものだ。
ただ、ジャクリーン・ビセットは、見せ場が少なくお飾り程度でしたね。
74歳です、私が20歳頃の時の映画です。久しぶりに見て若いころがよみがえってきて懐かしく思い出しました。