アフリカの女王の紹介：1951年イギリス映画。C・S・フォレスターの同名小説の映画化で、ハンフリー・ボガートがアカデミー主演男優賞を受賞。ジョン・ヒューストン監督は当時としては珍しいアフリカロケを敢行。リアルなジャングルと沼地をカメラに収めた。
監督:ジョン・ヒューストン 出演:ハンフリー・ボガート（チャールズ）、キャサリン・ヘプバーン（ローズ）、ロバート・モーレイ、ピーター・ブル、ほか
映画「アフリカの女王」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アフリカの女王」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
映画「アフリカの女王」解説
この解説記事には映画「アフリカの女王」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アフリカの女王のネタバレあらすじ：1
移動してきたカメラがジャングルを抜けて藁屋根ばかりの村落に着くと、黒人の村民たちが集まっていて、賛美歌を歌っている最中です。そこはキリスト教の教会でした。ドイツ領東アフリカのクンドゥという奥地で、イギリス人女性ローズが宣教師の兄と布教を行っているのです。そこへ黒人を召使のように侍らせ、葉巻をふかした中年男がオンボロの蒸気船に乗ってやって来ます。彼はカナダ人のチャールズ。その蒸気船に「アフリカの女王」と名をつけ、手紙や日用品の運搬をやっています。同じ白人として交際はしていますが、上流階級の兄妹と肉体労働者のチャールズは所詮違う人種。ローズも内心チャールズを毛嫌いしています。チャールズは第一次世界大戦が勃発した事を2人に知らせ、帰国を助言しますが、布教に人生を捧げている2人はそんな気はありません。
アフリカの女王のネタバレあらすじ：2
やがて村にドイツ兵たちが現れ、村を焼き払い、村民たちを連れ去ります。自国の兵力とするためでした。村が消滅したことにショックを受け、兄は他界。ローズ一人が取り残されます。そこへ再びチャールズが来ます。彼の勧めでその土地を去ることになるローズですが、性格の合わない2人は川を下る船の中で何かといがみ合います。折角積み込んでいたジンの瓶まで捨てられてしまい、チャールズは憮然。やがて船はドイツ軍の砲台前へ。荷物の影に隠れて無人の船に見せかけ、ここはうまく通過します。しかし続けて川は激流となり、船は大ピンチ。2人の協力で何とかしのぎます。あまりの喜びに抱き合い、キスをする2人。ハッと気がついて離れますが、ようやく両人の心が通じ合い始めます。しばらく経ってお互いをいたわるうち、今度は改めて性的関係を持つ2人。
アフリカの女王の結末
船が故障したり、虫の大群に襲われたり、チャールズがマラリアに罹ったり、苦難は多かったのですが、恋人同士となった2人は体を寄せ合って旅を続けます。そしてようやく旅は終わり、船は川から湖へ。勇敢な2人は遠くに見えるドイツの軍艦を襲おうと決意。用意していた魚雷を船に取り付け、闇に乗じて近づきますが、嵐のために失敗。囚われた2人は絞首刑を申し渡されます。しかし刑の執行直前に、軍艦に近づいていた「アフリカの女王」の魚雷が爆発。2人は助かリ、岸へと泳ぎ始めるのでした。
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