アンドロメダ…の紹介:1971年アメリカ映画。マイケル・クライトン初のベストセラー小説を「ウエストサイド物語」や「サウンド・オブ・ミュージック」で知られた名匠ロバート・ワイズが映画化。スター俳優を使わず、リアリスティックな描写で宇宙からの病原体がもたらす恐怖を描く。
監督:ロバート・ワイズ 出演:アーサー・ヒル(ジェレミー・ストーン博士)、デヴィッド・ウェイン(チャールズ・ダットン博士)、ジェームズ・オルソン(マーク・ホール博士)、ケイト・リード(ルース・リーヴィット博士)、ほか
映画「アンドロメダ…」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アンドロメダ…」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アンドロメダ…の予告編 動画
映画「アンドロメダ…」解説
この解説記事には映画「アンドロメダ…」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アンドロメダ…のネタバレあらすじ:起
アノラックを着た軍人らしい男が小高い丘から眼下の町を赤外線望遠鏡で見張っています。そこはニューメキシコ州ピードモント。人口68人の町です。やがて男はパラボラ・アンテナを備えたバンに乗り込みます。車内にはもう1人軍人が待機中。やがてそのバンはピードモントへ。町には異変が起きていました。道端に何人もの死体が転がっています。外見は何の変化もないのですが、ガスか何かでやられたようです。元々軍人たちの目的はその町に落ちた軍事用衛星を回収することでしたが、その衛星は町外れの医師の家に運ばれていて、無謀にも蓋が開けられていました。どうやらこの町の異変は、この衛星の中身と関係するようです。
アンドロメダ…のネタバレあらすじ:承
特別チームを招集され、そのままピードモントへ。彼らが死体を調べると、体内の血液が変質していました。チームが衛星を回収して帰ろうとすると、赤ちゃんの泣き声が聞こえます。生存者がいたのです。そしてもう1人、酔っぱらいが包丁を持ってチームに襲いかかります。彼は周囲の人間が死亡して恐慌をきたしていました。何とか彼を取り押さえる軍人たち。衛星ともども、赤ん坊と酔っぱらいはヘリコプターで連れていかれます。
アンドロメダ…のネタバレあらすじ:転
原因究明のため、リサーチが始まりました。細菌学者、外科医、臨床微生物学者、病理学者などがネヴァダ州の地下研究施設に集められ、生存者の特徴と衛星に付着していた病原体を分析します。病原体をマウスやサルに感染させるとピードモントの住民と同じ症状が出て、動物たちは血液が凝固して死に至ります。様々なテストが繰り返され、ようやくこの病原体の特徴が判明。決められたpH領域内でのみ生存が可能で、それを外れるとたちまち死滅してしまうのです。
アンドロメダ…の結末
赤ん坊は過呼吸によるアルカリ血症、酔っぱらいはアルコールの過摂取による酸血症によって病原体からの難を逃れていたのでした。しかし、それが判明する直前に事故によって施設内に病原体が漏れ出し、自爆装置が起動してしまいます。学者の一人がコンピューターの防御システムをかいくぐって装置を解除。ようやく自爆は免れ、病原体を無力化することも出来ました。
「アンドロメダ…」感想・レビュー
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コノエイガハ マサニイマアナタタチガ ケイケンシテルコト。 エイガノヨウニムガイナモノニナルノカ ソレトモ………………
よく誤解されますが(ぼくも最初そうでした)、タイトルが「アンドロメダ」なのに、宇宙船も宇宙人も何も出てきません(笑)
ストーリー自体は非常にシンプルで、ひたすら、細部のディテールにこだわった作品です。
感動とかワクワクとかいうよりも、学術論文を読んでいるような感じです。これを好きな人は、相当SF映画を見慣れている人で、たぶん上級者向きの作品だと思います。
ぼくは好きですよ(笑)