テキサスの五人の仲間の紹介:1965年アメリカ映画。19世紀末のテキサスを舞台にしたコメディタッチの西部劇です。テキサスきっての金持ち5人が興じる年に一度のポーカーゲームに旅の夫婦らが参戦していきます。
監督:フィルダー・クック 出演者:ヘンリー・フォンダ(メレディス)、ジョアン・ウッドワード(メリー)、ジェイソン・ロバーズ(ヘンリー・ドラモンド)、チャールス・ビックフォード(ベンソン・トロップ)、ケヴィン・マッカーシー(ヘイバーショウ)ほか
映画「テキサスの五人の仲間」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「テキサスの五人の仲間」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「テキサスの五人の仲間」解説
この解説記事には映画「テキサスの五人の仲間」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
テキサスの五人の仲間のネタバレあらすじ:起
1896年、テキサス。葬儀屋トロップ(チャールス・ビックフォード)は馬車を駆って荒野を駆け抜け、途中の裁判所で公判を抜け出してきた弁護士ヘイバーショウ(ケヴィン・マッカーシー)を拾って走り出します。一方、娘の結婚式を抜け出したドラモンド(ジェイソン・ロバーズ)、家畜仲買業のビューフォード(ジョン・クオウルン)、それにウィルコックス(ロバート・ミドルトン)も同じ町を目指していました。この日は毎年恒例の年に1度のポーカーゲームの大勝負の日です。会場のダッジ・シティのホテルに入ったテキサスきっての5人の金持ちは用意された密室に入ります。ここに入ることを許されたのは5人と金庫番のサム(ジェームズ・ケニー)のみで、会場の外では誰が勝つかを予想するため駆け付けた沢山の野次馬でごった返しています。
テキサスの五人の仲間のネタバレあらすじ:承
ゲームも盛り上がってきた頃、テキサスを旅しているメレディス(ヘンリー・フォンダ)という男が妻のメリー(ジョアン・ウッドワード)と幼い息子のジャッキー(ジェラルド・ミチェノード)を連れてホテルに立ち寄りました。目的地で小さな農場を始めるつもりだというメレディスらは馬車の車輪を直すため、一晩だけ泊めてほしいというのです。そんな時、メレディスは偶然にも休憩で部屋を出たヘイバーショウからポーカーの話を聞くや途端に目の色が変わっていきました。メレディスは実は無類のギャンブル好きで、引き止めるメリーにせめて見物だけでもさせてほしいと頼み、ジャッキーを監視役につけることを条件に見学だけ許可され、メリーは一人鍛冶屋へ出かけていきました。しかしゲームの様子を見るにつれメレディスはどうしても抑えきれず、ジャッキーの制止を振り切って1000ドルを賭けてしまいます。
テキサスの五人の仲間のネタバレあらすじ:転
メレディスの持ち金は農場を買うために貯めてきた4000ドル。しかしメレディスは瞬く間に1000ドルをスッてしまい、みるみるうちに持ち金も減り、しまいには持ち金全てを使い果たしてしまいました。そこへ戻って来たメリーは事情を知って驚愕、しかもメレディスは持病の心臓病の発作で倒れてしまい医師のスカリー(バージェス・メレディス)によって別室へ担ぎ込まれていきました。4000ドルを取り戻すため、メリーはやむなくゲームに参加することになりましたが、何しろポーカーゲームのやり方すら知らないうえに賭ける金もない状態です。メリーは彼女に一目惚れしてしまったヘイバーショウからポーカーのルールを教えてもらい、5人に対して金を借りるので銀行へ連れて行ってほしいと頼みました。
テキサスの五人の仲間の結末
メリーは5人と共に銀行へ行き、頭取のバリンジャー(ポール・フォード)に対してトランプカードを担保に金を借りようとしましたが断られてしまいます。仕方なくホテルに引き返したメリーと5人の元にバリンジャーが現れ、5人に愚痴をこぼしつつもメリーに500ドルを貸してあげました。そしてゲームはメリーを交えて再開され、何と見事にメリーが勝利を収めました。あっけに取られる5人をよそに、メリーはジャッキーやバリンジャーと馬車に乗ってメレディスの待つ診療所へと向かっていきました。数日後、とあるクラブにメレディス、メリー、ジャッキー、スカリー、バリンジャーの5人が集まり、札束を分け合っていました。実はメレディスとメリーは夫婦ではなく、5人の正体は詐欺師集団だったのです。メリーは5人の中でも最強のギャンブラーであり、ひと勝負打ちに賭博場へと向かっていきました。
「テキサスの五人の仲間」感想・レビュー
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BSで放映していたので観ました。ヘンリー・フォンダが出ているのは知っていましたが、題が題だけにあんまり期待はしていませんでした。
ヘンリー・フォンダのポーカー中毒患者らしい、次第に顔の表情が変わっていく演技は秀逸でした。子役の「パパ!パパ!」がまだ耳に残っています。
「スティグ」以前にこんな映画があったんですね。 -
大晦日の深夜、NHKBS放映版を鑑賞。最後の場面(特にメリーの行動)がどうしても理解できなかったが上記記事を拝見して初めて納得。女性はこわい。美しいものには棘がある。
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我が最愛ヘンリー・フォンダ主演の傑作劇映画である。五人の仲間を含めて役者が揃っている。騙す方も騙される方も実にお見事。「テキサスの五人の仲間」は出来るだけ2度3度と繰り返して観て欲しい作品なのである。再度鑑賞する事でこの映画の面白みや笑いのツボがより鮮明に変化するからだ。この映画の良さはクラシック音楽などと同じで筋書きや展開が解っている方がより楽しめるのである。殊に圧巻なのがドラモンド(ロバーズ)が娘婿に大金を与えて説得する(逃がす)シーンだ。自分の娘を性悪女と蔑んだ上でもっと世の中を見てこいとアドバイスする。ジョアン・ウッドワード扮する良妻賢母?メリーにギャンブラー全員がすっかりやられてしまう。このシーンは何度見ても腹を抱えて爆笑してしまう。この作品は正に【映画ウオッチ】さんの起・承・転・結に沿ってドラマが見事に(巧妙に)展開されて行く。最後の最後まで見逃せない珠玉の名作なのである。
人を食ったような楽しい名作です
また、あのHフォンダさんが、こんな役をされたのには
当時ビックリです! これはオリンピックの翌年だったか
高校生でこの映画を観てラスト笑いました、、またラストの
子役の目がしたたかな詐欺師の目に変わってます!
それまでは純真な目がWW