シャロン・ストーン バースデー狂騒曲の紹介:2017年アメリカ映画。「氷の微笑」(1993)で演じたミステリアスな美女役が、世界中でセンセーションを巻き起こしたシャロン・ストーン。その後の「クイック&デッド」(1995)や「グロリア」(1999)では華麗なアクション・スターの顔も見せ、現在もその美貌は衰えぬまま。今作ではプロデュースも手がけ、崖っぷち人生でもがくアラフィフ女性をコミカルに演じている。
監督:スーザン・ウォルター 出演者:シャロン・ストーン(セナ)、トニー・ゴールドウィン(アダム)、ライザ・ラビラ(ダーラ)、エレン・バースティン(セナの母親)、ファムケ・ヤンセン(ヴァネッサ)、ジェイソン・ギブソン(スティーヴ)、ケイトリン・フィッツジェラルド(アリソン)ほか
映画「シャロン・ストーン バースデー狂騒曲」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シャロン・ストーン バースデー狂騒曲」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「シャロン・ストーン バースデー狂騒曲」解説
この解説記事には映画「シャロン・ストーン バースデー狂騒曲」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シャロン・ストーン バースデー狂騒曲のネタバレあらすじ:起
ロサンゼルスでファッション関係のバイヤーをしているセナ(シャロン・ストーン)。デザイナーとして独立するのが長年の夢ですが、なかなか芽が出ず経済的にも苦しい日々です。セナの母親(エレン・バースティン)は愛情深く、毎年誕生日の朝一番で電話をかけてきて「おめでとう」と言ってくれます。46歳の誕生日の朝。いつものように母親が電話をかけてきますが、セナは男とベッドの中。といっても恋人ではなく、体だけの関係です。そんな自由奔放でドライな人生を送るセナを、親友のダーラ(ライザ・ラビラ)はいつも心配していました。その心配は的中し、セナは「選ぶ商品が派手すぎる」という理由で勤務先のブティックをいきなり解雇。46歳の第一日目を失業で迎えてしまいます。落ち込むセナを見たダーラは、自分の昔の同僚アダム(トニー・ゴールドウィン)とセナとのブラインド・デートを計画。しかしアダムはセナがデート相手だと気づかず、無神経な発言でセナを傷つけてしまいます。そんな最悪の出会いのまま、2人は何の進展もなく別れて1年が過ぎます。そしてセナ47歳の誕生日。ついに家賃が払えなくなり、ダーラとその夫スティーヴ(ジェイソン・ギブソン)が住む家に居候状態です。母親は今年も朝一番の電話でおめでとうを言ってくれますが、「実家に戻ってこい」と釘を刺すのも忘れません。その夜、ダーラが開いてくれた誕生日パーティでは、新しい恋人をつれたアダムと再会。なんとなく不機嫌なセナは、酒を飲み過ぎべろんべろんに。アダムにみっともない姿を披露してしまいます。
シャロン・ストーン バースデー狂騒曲のネタバレあらすじ:承
それから1年後のセナ48歳の誕生日。母親からの電話にも上機嫌のセナは、自分の店を持つ計画を着々と進めていました。ところが、開業資金が1万ドル足りないと発覚。落ち込むセナを見たダーラはアダムに頼み、5万ドルもの融資を可能にさせます。セナはアダムに感謝し、そのまま2人は急接近。熱いキスを交わします。そして翌年、セナ49歳の誕生日の朝。母親が「おめでとう」の電話をかけて来た時、セナのベッドにいるのはアダムでした。2人はまさに相思相愛。アダムの持ち物の中に指輪のケースを見つけたセナは、誕生日のプレゼントはプロポーズに違いないと考え有頂天に。乳がんで入院中の母親にプロポーズのことを伝えると、母親も大喜びです。ところがアダムから手渡されたケースを開けると、中にあったのは部屋の鍵。アダムが望んでいたのは結婚ではなく、同棲だったのです。怒りと涙で部屋を飛び出すセナに、アダムは改めてプロポーズ。セナは喜んでイエスと答えます。
シャロン・ストーン バースデー狂騒曲のネタバレあらすじ:転
セナ50歳の誕生日。アダムが目覚めると、セナが泣いています。誕生日に必ず電話をくれていた母親は、すでに病で亡くなっていました。悲しみにくれるあまり結婚式の準備が手につかないセナに、アダムは困惑。セナを喜ばせようとラスベガス旅行を計画し、旅先の教会で式を挙げようと提案します。しかし、それを聞いたセナはネットで選んだ教会なんて嫌だと猛反対。2人は大ゲンカになり、アダムはこれ以上拒絶されるのはうんざりだと言って出ていってしまいます。そしてまた1年が過ぎ、セナは51歳を迎えます。セナのブティックは売上を伸ばし、念願のパリ進出が目前となります。さらにアダムから電話もあり、セナは幸せ一杯。しかし、アダムにはすでに新しい恋人がいました。ショックを受けたセナは、アダムの留守電に「友達として電話して」と伝言を残します。さらに1年が過ぎ、再びセナの誕生日。セナはブティックを仕事仲間のヴァネッサ(ファムケ・ヤンセン)に任せ、パリで働こうと決心します。アダムはセナに電話をかけ、ビーチバレーに誘います。セナがダーラ&スティーヴ夫妻と共にビーチに向かうと、そこにはアダムと新しい彼女のアリソン(ケイトリン・フィッツジェラルド)がいました。アリソンはセナよりもかなり若く、対抗心を燃やしたセナはビーチバレーで張り切るもののずっこけてばかり。夕暮れ近く、ビーチに残ったアダムとセナは、昔のように笑い合い、はしゃいで過ごします。
シャロン・ストーン バースデー狂騒曲の結末
アダムとセナは、あるクラブのカラオケナイトにいきなり参加します。音痴なアダムでしたが、セナのために歌を披露。ダーラやスティーヴと共にクラブに現れたアリソンは、そんなアダムの姿にびっくりします。その後テーブルを囲んだ5人はゲームに興じますが、サムはうっかり「アダム以外の人を愛したことはない」と本音をもらしてしまいます。アダムはすっかり動揺し、気分を害してクラブから出て行ったアリソンの後ろを追いかけて消えます。取り残されたサムは、1人さびしく夜の海辺に佇みます。そこへやって来たのはアダムでした。アダムはアリソンを車の中に残し、セナのもとへ戻って来たのです。驚くセナに、アダムは言います。「君のように彼女を愛せない」。セナはひざまずき、「結婚して」と言い、2人はそのままキスをします。その後、自分のファッションショーを成功させ、大きな喝采を浴びて輝くセナの姿がありました。
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