男と女の紹介:2016年韓国映画。韓国の実力派俳優、チョン・ドヨンとコン・ユが共演した禁断のラブストーリーです。それぞれ家族の問題を抱える男女がフィンランド・ヘルシンキで出会い、やがてフィンランドと韓国・ソウルを股に掛けた禁断の愛へと走っていきます。
監督:イ・ユンギ 出演者:チョン・ドヨン(サンミン)、コン・ユ(ギホン)、イ・ミソ(ムンジョ)、パク・ビョンウン(ジェソク)、イ・ミソ(ムンジュ)、パク・ミンジ(ハジョン)、ユン・セア(セナ)ほか
映画「男と女(2016年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「男と女(2016年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
男と女の予告編 動画
映画「男と女(2016年)」解説
この解説記事には映画「男と女(2016年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
男と女のネタバレあらすじ:起
冬のフィンランド・ヘルシンキ。韓国人女性のサンミン(チョン・ドヨン)はインターナショナルスクールに重度の自閉症を患う息子のジョンハ(ノ・カンミン)を通わせていました。ある日、ジョンハはスクール主催の冬のキャンプに参加することになり、サンミンは問題行動を繰り返す我が子が心配なあまり、煙草の火を借りたことで知り合ったギホン(コン・ユ)という男にキャンプ場近くまで車に乗せてもらうことにしました。初対面の二人は互いに名を名乗ることなく、キャンプ場を見下ろす湖畔へと辿り着いたことで満足したサンミンは我が子に会うことなく帰ることにしましたが、帰り道は大雪により通行止めとなり、サンミンとギホンは近くのロッジで夜を明かすことにしました。ギホンもまた鬱病を抱えた娘がおり、互いに似たような境遇をもつ二人は少しずつ打ち解け合っていきました。
男と女のネタバレあらすじ:承
この日は別々の部屋に泊まったサンミンとギホンは、翌朝に散歩がてら近くの森を散策することにしました。サンミンとギホンは森の奥に無人のサウナ小屋を見つけ、ひとまず暖を取ることにしましたが、やがて二人は惹かれ合うように唇を重ね、そのまま肉体関係を持ってしまいます。その夜、ヘルシンキに戻った二人は結局互いに名を知ることなく別れました。やがてキャンプが終わり、サンミンはジョンハを迎えに行きましたが、娘を迎えに来たギホンとは目を合わせることもありませんでした。
8ヶ月後、ソウルに戻ったサンミンは夫のジェソク(パク・ビョンウン)やジョンハとの普通の日々に戻り、アパレルの社長として働き始めました。しかし、ジョンハは転校先でも問題行動を起こしており、別の学校に転校させたいサンミンと転校しても何も変わらないというジェソクとの間で意見が分かれました。
男と女のネタバレあらすじ:転
そんなある日、仕事中のサンミンの前にまさかのギホンが現れました。サンミンはギホンをオフィスに招き入れ、二人は久しぶりの束の間のひと時を過ごしました。ギホンもまた妻ムンジュ(イ・ミソ)と変わらぬ日々を過ごしていたのですが、子育てに疲れ切っていたサンミンは仕事を通じてギホンと密会を重ね、少しずつ距離を縮めていきました。サンミンは営業終了後のオフィスにギホンを招き入れて体を重ねようとしましたがこの日は我が子のことを思い出して踏み止まりました。
元来感情の起伏の激しいムンジュは自殺未遂を起こしてしまい、一命は取り留めたものの当分実家に預けられることになりました。サンミンはギホンや仕事仲間たちと宴会を催し、またギホンはサンミンを誘って二人きりの旅行に出かけているうちにより一層関係は深まっていき、やがてサンミンとギホンは密かにホテルでセックスに溺れるようになっていきました。
男と女の結末
しかし、関係が深まるにつれ、仕事の多忙さや複雑な家庭環境が次第に二人の関係に影を落としていきました。そんなある日、夜遅くギホンとホテルで密会しようとするサンミンはジェソクに男の存在を嗅ぎ付かれてしまい、やむなくギホンとの関係を打ち明けてしまいます。一方のギホンもサンミンが待つホテルに向かいましたが結局足を踏み入れることはなく、これが二人の関係の終わりとなりました。
その後、サンミンはジェソクと離婚、ジョンハはジェソクに引き取られていきました。一方のギホンはそのまま変わらず家庭を維持していました。
数年後、ニューヨークに出向いたサンミンは、レストランでムンジュや娘と食事をするギホンを見つけましたが、結局会うことなくタクシーに乗って去っていきました。ギホンもサンミンの姿に気がつきましたが、家族のために思い止まりました。その後、サンミンのもとにジェソクから電話がかかり、サンミンはジョンハの声を聞くと涙が溢れてきました。タクシー運転手の計らいで外に出たサンミンは、ただ真冬の景色を見つめながら煙草をふかしていました。
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