ブルドッグの紹介:2003年アメリカ映画。メキシコの麻薬王ルセロを逮捕したことで、妻を殺された麻薬捜査官ショーンは、狂ったように復讐を誓い犯人捜しを始めました。街ではルセロに代わり、ディアブロという組織が麻薬の密売を独占しようとしていました・・という内容のクライムサスペンス映画です。
監督:F・ゲイリー・グレイ 出演者:ヴィン・ディーゼル(ショーン)、ラレンズ・テイト(D)、ジャクリーン・オブラドース(ステイシー)、ティモシー・オリファント(ハリウッド・ジャック)、ジーノ・シルバ(メモ・ルセロ)ほか
映画「ブルドッグ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブルドッグ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブルドッグの予告編 動画
映画「ブルドッグ」解説
この解説記事には映画「ブルドッグ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブルドッグのネタバレあらすじ:起
麻薬取締局『DEA』の捜査官ショーン(ヴィン・ディーゼル)は、相棒のD(ラレンズ・テイト)たちと、メキシコの麻薬王ルセロ(ジーノ・シルバ)を逮捕するため、メキシコに乗り込んでいました。
ルセロは最大の麻薬製造国のメキシコを起点に、アメリカへの巨大な密売ルートを築き上げた大物でした。ルセロのパーティ会場への突入はメキシコ警察がする予定でしたが、ショーンらは約束を破り、武装して突入しました。
場内を制圧するも、ルセロはボディガードと裏口から逃げていました。車で逃げたルセロを追ったショーンは、遂に麻薬王を逮捕しました。この時、ルセロはショーンに『取り返しのつかない事をしたな!』と言いました。
ビーチの前にあるショーンの家では、ルセロの逮捕を喜び、パーティが開かれました。かつてギャングだったショーンの仲間のビッグ・セクシーもやってきました。
そのころ、メキシコではルセロの縄張りを次々奪うディアブロと名乗る組織が勢力を伸ばしていました。刑務所のルセロは携帯電話で配下のガデルとマテオに電話をし、組織の維持と、自分の家族の安全を指示しました。しかし、ガデルはディアブロにより射殺されました。
ブルドッグのネタバレあらすじ:承
ショーンとステイシーは自宅のベッドで眠っていました。そこへヒットマンが二人やって来て、銃を乱射しました。とっさに起き上がったショーンが反撃し、一人を撃ち、もう一人は逃げられました。撃たれた男は『ディアブロは不滅だ』という言葉を残して死にました。
ベッドではステイシーが銃弾を浴び、血まみれでした。必死に介抱し、救命に電話をするショーンも撃たれていて、意識が薄れていきました。
ベッドで目覚めたショーンは、Dにステイシーの事を聞きました。Dが「ステイシーは埋葬された」と言うと、ショーンは狂ったように暴れました。Dに連れられ、ステイシーの墓を見たショーンは落ち着き、刑務所のルセロに会いに行きました。
ショーンがルセロに「妻を殺したのか?」と聞くと、ルセロは『オレがお前に死んでほしいと思うと、お前は死ぬ』と言いました。ショーンはディアブロを突き止める為、ビッグ・セクシーを使い、麻薬の売人ルートをあたりました。
モンローという男を割り出し、Dと自宅に突入すると、部屋の中は死体が数体転がり、背中に『Diablo』とナイフで文字が刻まれていました。天井裏に隠れていた男を確保して吐かせると、ルセロが逮捕されてから、麻薬が流れなくなり、代わりにディアブロと名乗る新しい仲買人が高値で売りつけてきたと言いました。
ブルドッグのネタバレあらすじ:転
男の携帯を調べると、日焼けサロンから頻繁に電話がかかっていました。ショーンらは日焼けサロンに向かい、店主のハリウッド・ジャックを締め上げました。しかし何も出ず引き揚げました。ハリウッド・ジャックは電話を使っていた麻薬の仲買人の部屋に行き、足がつかないように射殺しました。
メキシコではルセロの妻と子供が、車に仕掛けられた爆弾で殺されました。怒りを抑えれないルセロは、ショーンにディアブロの情報を渡しました。ショーンは売人になりすまし、ディアブロ系の仲買人に接触し、取引の日を決めました。ディアブロはルセロ逮捕の間に、ルセロの数倍もの麻薬を流すルートを作り上げていました。
そして取引の日、金と麻薬の交換に来た男が、ショーンに『俺が刑事の妻を殺した』と強がりました。聞いたショーンは逆上し、男を殴り殺しました。そして銃撃戦になり、双方に多数の死者が出ました。この銃撃戦で警察側に多数の死者を出したショーンは解任され。バッジを取り上げられ、休職を言い渡されました。
ルセロはショーンに、「刑事でなくなったのなら一人で戦え」と言いました。そして「オレを別の刑務所に移送してくれ」と頼み、その代わりにディアブロの金の隠し場所など細かい情報を教えました。
ブルドッグの結末
ショーンはDに手伝ってくれと言いますが、Dは断りました。一人でやろうとしていた時、ビッグ・セクシーとDがやって来ました。3人は武装し、ディアブロの仲買人を拉致し、メキシコから麻薬を買い付ける取引を偽装しました。
取引後、メキシコから飛んできた小型飛行機に乗り込み、降り立ったものの、メキシコの仲買人は射殺され、金を奪われました。
札束のケースに仕込んだGPSを頼りにディアブロのアジトへ潜入しました。そして広い部屋に入るとディアブロがいました。振り向くとそれはルセロの手下のマテオでした。
格闘の末、マテオを殺してアメリカに帰ると、ルセロの移送中に襲撃され脱走していました。ハメられたと分かったショーンは、ルセロの故郷に向かいました。
若い女性と屋外のテーブルを囲むルセロがいました。周りにはボディガードが配備されていました。ルセロの所に歩いて行くと、ルセロがショーンに『取り返しのつかない事をしたなと言っただろう、オレを逮捕しなけれは奥さんは死ななかった』と言いました。するとショーンは『オレがお前に死んでほしいと思うとお前は死ぬ』と言って、手錠をテーブルに置きました。
ショーンが振り返って歩き出すと、まわりを張り込んでいた刑事たちがルセロを取り押さえ、逮捕しました。帰ってきたショーンはステイシーの墓の前にいました。
以上、映画「ブルドッグ」のあらすじと結末でした。
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