インドへの道の紹介:1984年イギリス映画。巨匠デヴィッド・リーンが「ライアンの娘」以来、14年ぶりにメガホンを取った大作。初めて単独で脚色を担当、編集も行い、職人的技量の見事さを示した。アカデミー賞ではモーリス・ジャールが作曲賞を受賞。
監督:デヴィッド・リーン 出演:ジュディ・デイヴィス(アデラ・ケステッド)、ヴィクター・バナルジー(アジズ)、ペギー・アシュクロフト(ムーア夫人)、アレック・ギネス(ゴッドボール)
映画「インドへの道」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「インドへの道」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「インドへの道」解説
この解説記事には映画「インドへの道」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
インドへの道のネタバレあらすじ:起
時代は1920年代。独立運動が活発になった時期のインドのチャンドラボアへ、若いイギリス女性・アデラ・ケステッドがやってきます。婚約者のロニー・スロップがそこで治安判事の仕事についているのです。ロニーの母親・ムーア夫人が一緒でした。アデラもムーア夫人もインドの人々や文化に強い興味を抱いていますが、現地に暮らすイギリス人たちは人種差別主義者ばかりで、狭いコミュニティに閉じこもってインド人とは交わりを持とうとしません。かろうじてフィールディングという教授だけがインド人のインテリと親交を持っていて、アデラたちは彼から医師のアジズ、哲学者のゴッドボールといった人々を紹介されます。
インドへの道のネタバレあらすじ:承
知り合って数日後、彼女たちはアジズに誘われてマラバー洞窟へ出かけます。一行のうち、アデラとアジズだけが別の洞窟の入り口へ。アジズが煙草を吸っている間にアデラが洞窟へ1人で入ってゆきます。やがてアデラは狼狽した様子で洞窟から出てくると、丘を駆け下りてゆき、アジズはそれを驚いて見送るのです。アデラはカレンダーという医師とその妻に助けられ、手当を受けます。
インドへの道のネタバレあらすじ:転
残された一行はチャンドラボアへ戻りますが、列車が駅についた途端、アジズは逮捕。カレンダー夫人がアデラから事情を聞き、アジズが彼女を暴行したと考えて警察に届けたからです。実はアデラはハッキリした話はしなかったのですが、告訴には同意します。フィールディングとムーア夫人はアジズは無罪だと考え、他のインド人たちも同様の意見でした。独立の動きと絡んでイギリス人への反感が高まります。
インドへの道のネタバレあらすじ:結末
ムーア夫人はアジズに有利な証言をするつもりでしたが、息子に無理やりイギリスへの帰国させられ、その途中で死亡。そして裁判でアデラは「暴行されたというのは自分の妄想だった」と証言したため、アジズは釈放されます。フィールディングは一旦帰国し、結婚してまたインドへ。アジズは彼がてっきりアデラと結ばれたと思って反感を覚えていましたが、その妻がムーア夫人の実の娘だと知って安堵します。アジズはアデラに手紙を書き、彼女が裁判で証言してくれたことを感謝するのです。
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