ドッペルゲンガー 複製された者の紹介:2016年ブラジル映画。仕事をしない職員たちに頭を悩ませていた特許庁の部長リスボアは、申請されたタイムマシンで人間の複製が出来ることを知り、職員たちの複製を作って仕事をやらせようと実行しますが…という内容の、ブラジル発のSFコメディ映画です。後半は本物と複製が入り乱れ、どっちがどっちかわからなくなってしまう展開です。
監督:サンティアゴ・デラペ 出演者:エドゥ・モラセス(ジョナス)、エウシー・デ・ソウザ(リスボア)、ビアンカ・ミュラー(カロル)、アンドレ・デカ(ゼ)、ロザンナ・ヴィエガス(シャーリー)ほか
映画「ドッペルゲンガー 複製された者」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドッペルゲンガー 複製された者」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドッペルゲンガー 複製された者の予告編 動画
映画「ドッペルゲンガー 複製された者」解説
この解説記事には映画「ドッペルゲンガー 複製された者」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドッペルゲンガー複製された者のネタバレあらすじ:起
ブラジルの特許局ブラジリアに、博士がタイムマシンを持って申請にきました。窓口のゼ(アンドレ・デカ)が「特許がおりるまで15年くらいかかる」と言うと、博士が「死んでいるかもしれない」と怒りだします。その時、昼休みの時間になり、ゼは窓口を閉鎖します。
この事務所には、仕事をしない職員ばかりいます。上院議員の母によって部長を任されたリスボア(エウシー・デ・ソウザ)が血相を変えて部屋から出てきました。ある雑誌に、ブラジリア特許局の実態が書かれていました。仕事をしない職員と、申請から15年もかかる特許など、ブラジル史上最悪の税金の無駄遣いという内容でした。
怒鳴り散らしたリスボアが部屋に戻ると、ジョナス(エドゥ・モラセス)がタイムマシンを地下の倉庫へ置きに向かいました。面白半分でスイッチをいじっていると、ジョナスとタイムマシンが消えてしまいました。この様子を警備員のホッキが監視カメラで見ていました。
驚いたジョナスがエレベーターに乗ると、横のエレベーターからもう一人のジョナスがタイムマシンを持って降りてきました。ジョナスは数分前にタイムスリップしていたのです。そして過去の自分がいたのです。ホッキはこの様子を目を見開いて見ています。
ドッペルゲンガー複製された者のネタバレあらすじ:承
ホッキはこのことをリスボアに教え、監視カメラの映像を見せます。リスボアは自分なりに映像を解析し、このタイムマシンを使えば人間の複製が出来ると思いつきます。そして終業時間になるとリスボアは、職員全員を集めて「明日から90日の有給休暇を与える。非正規社員もだ。皆ゆっくりと休んでくれ」と言い、酒を振る舞います。
しばらくすると職員たちは、薄暗い倉庫で目覚めました。するとリスボアから放送があり「お前たちは、ここで仕事をやり直すんだ。仕事をしない者には水も食事も与えない」と言います。
脱出しようと試みたジョナスは、ここがビルの地下にある、都市伝説になった核保管倉庫であることに気づきます。通気口を抜けて事務所の中を見ると、自分たちの複製が働いています。リスボアはタイムマシンで自分たちを消し、複製を使っていたのです。
お気に入りの秘書のシャーリー(ロザンナ・ヴィエガス)と、教えてくれたホッキだけは自分の元に置き、複製と本物の二人がいます。倉庫から潜り込んだジョナスは倒れた複製のジョナスを見つけ、ジョナスを地下倉庫に移し、自分が複製のふりをして事務所に戻ります。事務所では複製のゼが複製のカロル(ビアンカ・ミュラー)を口説いていました。
ドッペルゲンガー複製された者のネタバレあらすじ:転
ジョナスは複製のゼとカロルに、タイムマシンを使った複製の話をしますが信じてもらえません。そこでジョナスは警察に、地下室に職員が監禁されていると通報します。
やってきた刑事にジョナスは事情を話し、刑事が乗りこむとリスボアが応対しました。刑事が「地下の核保管倉庫に職員が監禁されていると聞いた」と言うと、複製の職員たちを見せ「核保管倉庫は都市伝説です」と言います。
刑事が帰ったのを見て、ジョナスは自分の車で見張りをはじめます。そのころ、倉庫の中では最年長のパシェコ(アンドラーデ・ジュニオール)が亡くなりました。リスボアは「死にたくなかったら働け」とマイクで恫喝します。
一方、複製のジョナスが監禁生活に耐えれなくなって書類を燃やし始めます。ビルから煙が上がる中、上院議員であるリスボアの母がやって来ます。火事だと通報され消防車が来ますが、母の一声で帰っていきました。
その時、シャーリーがガスボンベを持って来ました。「早く逃げよう」と言うカロルに、ガスボンベを運ぶ二人のホッキを見せます。驚きながらもジョナスの言葉を信じたカロル。リスボアが職員たちをガスで殺そうとしていると思ったジョナスは、ゼにも見せて、ゼも信じました。
ドッペルゲンガー複製された者の結末
3人で地下倉庫の本物たちを助けようと言うジョナスですが、ゼは「危険は冒したくない」と言って車から降ります。そこでジョナスと複製のカロルが事務所に乗りこみます。
その時、リスボアが複製の職員たちを集め、毒入りの酒を振る舞います。そこへ、ゼが報道カメラマンを連れて、特許局の実態をレポートする為にやって来ますが、ホッキが出てきてカメラマンを追い出します。
酒を誰も飲まないのを見て、リスボアが「私が先に飲む」と言って飲もうとした時、本物のリスボアが出てきて、「飲むな!」と言って複製を撃ちました。本物のリスボアは苦しみだします。
部屋に戻り、過去に戻ってやり直しますが、何度も複製を殺し続けました。これにより特許庁内の騒動は解決しましたが、本物と複製が入り乱れて、どっちがどっちかわからなくなっていました。
以上、映画「ドッペルゲンガー 複製された者」のあらすじと結末でした。
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