エイリアン3の紹介:1992年アメリカ映画。SFスリラーの金字塔「エイリアン」シリーズ第3弾です。宇宙船スラコ号の乗組員で唯一生き残り、監獄惑星に辿り着いたリプリーが、囚人たちと組んでエイリアンに死闘を挑みます。
監督:デヴィッド・フィンチャー 出演者:シガニー・ウィーバー(エレン・リプリー)、ランス・ヘンリクセン(ビショップ/マイケル・ビショップ(二役))、チャールズ・ダンス(クレメンス)、ブライアン・グローヴァー(ハロルド)、チャールズ・S・ダットン(ディロン)ほか
映画「エイリアン3」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エイリアン3」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「エイリアン3」解説
この解説記事には映画「エイリアン3」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エイリアン3のネタバレあらすじ:起
西暦2155年。惑星LV-426でエイリアンと死闘を繰り広げたリプリー(シガニー・ウィーバー)ら植民地海兵隊の宇宙船スラコ号の乗組員たちは冷凍睡眠につき、地球へと向かっていました。しかし、船内では執念深いエイリアン“クイーン”が密かに卵を植え付けており、やがて孵化した“フェイスハガー”は船内で暴れ始めます。船は故障し、リプリーたちは脱出艇で一番近くにあるユタニ社の植民地惑星フィオリーナ161へと不時着しますが、乗組員はリプリーだけを残して全滅してしまいます。仲間たちの死を悲しむリプリーでしたが、まずは事故の真相を探らなければなりませんでした。
エイリアン3のネタバレあらすじ:承
フィオリーナ161には凶悪犯ばかりが数十名収容された刑務所があり、囚人たちは放射性廃棄物を収める鉛のコンテナを作る作業の他、天然メタンガスの精製作業に従事していました。男しかいないこの惑星に唯一の女性であるリプリーが現われたことで刑務所は混乱寸前に陥りますが、ハロルド所長(ブライアン・グローヴァー)が囚人たちを抑え、リプリーは医師のクレメンス(チャールズ・ダンス)と打ち解けていきます。しかしその頃、脱出艇に潜んでいたフェイスハガーは囚人の飼い犬に寄生、新たな四足歩行のドッグ・エイリアンが誕生していました。
エイリアン3のネタバレあらすじ:転
リプリーは死んでいった仲間を弔い、事故の真相解明に動くなか、遂にドッグ・エイリアンが牙を向いて囚人らに襲いかかってきました。リプリーは囚人頭のディロン(チャールズ・S・ダットン)らと共に一致団結してエイリアンに対抗しようとしますが、武器がない状況ではどうすることもできず、ハロルドやクレメンス、囚人たちは次々とエイリアンの餌食となっていきました。壮絶な戦いの最中、リプリーは自分の身体に異変が起きていることに気付きます。何と最悪のエイリアン・クイーンがリプリーに寄生していたのです。その事を知った会社はリプリーの身柄の保護、そしてエイリアンのデータ入手のために救助隊をフィオリーナ161に派遣します。
エイリアン3の結末
その頃、リプリーと囚人らは命がけでエイリアンを溶鉱炉に誘き寄せて大量の溶けた鉛を浴びせて倒す計画を立て、次々と犠牲者を出すなかようやくエイリアンを仕留めることに成功します。しかし、リプリーはこれ以上のエイリアンの増殖を絶ち切るため、自らの命を犠牲にする決意を固めました。そこに会社から遣わされた、機能停止したはずのビショップ(ランス・ヘンリクセン)と瓜二つの人物に設計者のマイケル・ビショップ(ランス・ヘンリクセン(二役))率いる救助隊が現れ、リプリーを引き止めようとしますがかのじょの決意は固く、リプリーは身体に宿したクイーンを道連れに溶鉱炉の中へと消えていきました。
酷評の多い作品ですが、楽しめる部分も大いにあります。
エイリアン2でニュートに向けられたリプリーの母性が、3の冒頭、ニュートの死でいきなり断ち切られ…しかし、その時すでに自らの宿敵とも呼べるエイリアンに寄生されているという、なんとも皮肉で残酷な話です。
リプリーとエイリアンが超接近するシーンは、言いようのない緊張感があり、とてもグッときました。
今作に登場するエイリアンは四足歩行でスピード感が増しており、それだけで恐怖倍増です。