映画「オールウェイズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オールウェイズの紹介：1989年アメリカ映画。不慮の事故で死んだ消火航空機パイロットが守護霊となり有望な新人を育て始める。だがその新人が生前の恋人と恋仲に陥っていくのだった。映画「ゴースト ニューヨークの幻」の陰に隠れてしまった生者と死者の狭間の愛を描いたスティーブン・スピルバーグが贈る感動作。オードリー・ヘップバーン最後の出演作としても有名。
監督 ：スティーヴン・スピルバーグ 出演：ピート・サンディッチ（リチャード・ドレイファス）、ドリンダ・ダーストン（ホリー・ハンター）、アル・ヤッキー（ジョン・グッドマン）、テッド・ベイカー（ブラッド・ジョンソン）、ハップ（オードリー・ヘプバーン）ほか
この解説記事には映画「オールウェイズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
森林消防隊の消防飛行機のパイロット、ピートは若干無謀だが一流のパイロットして皆の信頼されいた。恋人のドリンダはその彼の無謀さを管制塔から見守っていたが、危険を楽しむような彼にいつもやきもきしていました。ある日燃料切れで滑空着陸をしたピートは、それを見て癇癪を起こしたドリンダに誕生日と称してプレゼントを贈ります機嫌を取ろうとします。ですがその誕生日すらも間違えだったので、ドリンダは一度はプレゼントを突っ返しますが、それがドレスだと知ると手のひらを返して喜び、二人の思い出の曲「Smoke Gets In Your Eyes」で踊り、お互いの感情を確かめ合います。
その夜、胸騒ぎを覚えたドリンダは、二人の親友が計画している消防飛行機の専門学校の教官に就くようピートを強要します。ピートは「死んで欲しくない」と言うドリンダの言葉を受け入れ、教官の話を承諾します。その翌日、前日までと同じように消火活動に当たるピートですが、アルの飛行機に火が燃え移った事を知ると、接触ぎりぎりの飛行でアルの飛行機に消化剤を蒔き、火を消して彼の命を救います。ですがその際、火がピートの飛行機に燃え移っていました。火は小さかったのでピートはドジを踏んだと笑いますが、燃料に引火、飛行機はあっけなく爆発してしまいました。
死んだ筈のピートは鎮火した森の中を歩いていました。するとハップと名乗る女性と出会います。ハップは天使でピートにあるパイロットの守護霊として彼の霊感となり、彼を育てて欲しいと申し出ます。有無も言わせないハップに紹介されたパイロット、テッドは、実はピートがドレスを贈った時に配達してくれた航空宅配便のパイロットで、その場所は事も有ろうかアルが開校した消防飛行隊の専門学校でした。
守護霊であるピートの言葉を自分の考えだと思って行動してしまうピートは、大きな失敗をしてアルを怒らせ一度学校を追い出されますが、ピートが霊媒体質を持つ男を通し説得して学校の戻る事を決意します。その頃アルは、出張先でドリンダと再会します。ピートを失った悲しみにくれる彼女を説得、自分の学校に連れて来ます。学校に戻った彼ら、ふとした偶然がテッドとドリンダも再会させます。実はテッドはプレゼントを届けた時、ドリンダに一目惚れしていました。ドリンダはそんなテッドの気持ちを露知らず挨拶を交わします。アルはそんなやり取りを見て、好青年風の美男子のテッドをドリンダにくっつける為に彼を学校に戻します。いつまでも死人を想い、悲しみにくれるよりはドリンダに新しい恋をして、昔の彼女にもどって欲しいと言う願いからでした。
徐々に距離を詰めて行くとドリンダとテッド。ですが、守護霊のピートにはそんな情景は苦痛でしか有りません。二人が再接近しそうになった時、ピートとドリンダの思い出の曲「Smoke Gets In Your Eyes」が流れ、ドリンダはピートへの感情を思い出します。ピートはそれに安心を覚え喜びます。そんな彼にハップは「自分は死人なのだから」とドリンダには干渉しないよう嗜めます。
日は流れ、テッドは１人前のパイロットになって現場に出動、ピートに匹敵するような神がかったパイロットに成長しました。ドリンダも、そんなテッドにピートを重ねて行きます。そんな時、消火活動中の隊員達が炎に囲まれ取り残されるという事件が起きます。消防隊隊長はテッドに救出の為の消火活動を命じますが、何を思ったかドリンダが皆を出し抜き、勝手に飛行機に乗って出動してしまいます。それを見逃せないピートは、一時的にドリンダの守護霊となって彼女に助言を与え、守ります。ドリンダは彼の助言に従い機体を操縦、苦心の末無事取り残された隊員を救出します。ピートはそんな生きている彼女を見て、彼女と決別する決意をします。ピートはドリンダに「いつまでも愛している、新しい恋に生きてくれ」と囁きます。飛行機が帰投中呼称し、川に不時着します。しかしドリンダは慌てませんでした。ピートが傍にいる、そんな彼女を安心させます。そして機体から脱出する瞬間、ピートの姿を見るのです。
生還し、ピートの姿を探すドリンダですが、もうピートはいませんでした。その代わり、迎えに来たデッドの姿を見ます。テッドに駆け寄っていくドリンダ。それを見送りピートは真の意味で去って行きます。
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