THE CODE/暗号の紹介:2008年日本映画。暗号解読を専門とする、情報科学研究所に上海のマフィアから暗号解読の依頼が入りました。探偵507が上海に向かうと、依頼人美蘭に会い、この暗号の向こうには旧日本軍の財宝があることを知ります・・・という内容探偵映画シリーズ「探偵事務所5」の劇場版第2弾です。探偵事務所のメンバーは名前ではなく、ナンバーで呼ばれています。
監督:林海象 出演者:尾上菊之助(507)、稲森いずみ(美蘭)、松岡俊介(情報屋)、斎藤洋介(523)、松方弘樹(椎名)、宍戸錠(宍戸)、佐野史郎(501)ほか
映画「THE CODE/暗号」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「THE CODE/暗号」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「THE CODE/暗号」解説
この解説記事には映画「THE CODE/暗号」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
THE CODE/暗号のネタバレあらすじ:起
上海の洞窟内で、男3人が扉の暗号を解読してます。解読者が「この暗号を解読するものには死を訪れる」と書かれていると言うと、そこへ何者かがやって来て3人を射殺しました。
川崎市の町では、時限爆弾を使ってテロ事件が多発してます。事件爆弾に暗号が使われていることから川崎市は、情報科学研究所に暗号の解読を依頼します。予告爆破の現場から、時限爆弾を見つけると暗号解読を探偵507に依頼します。507は即座に解読し現地に連絡し次々爆破解除させました。
結果すべての爆弾を解除した507は、所長である501から褒められます。507が「今までに例のない暗号を解読して名誉を得たい」と言うと、501は「実はこんな依頼が来ている」と言って暗号を見せます。その暗号の配列は507が今まで見たことのないものでした。「ぜひやらせてください」という507に501は「上海のマフィア・青龍コンスからの依頼だからちょっとやばい」と言いますが、「やりたい」という507。501は507に探偵7つ道具を渡し、507は上海へと向かいました。
上海には上海支社の523がいて、事務所に案内します。事務所には応援者として、宍戸会長がいたのです。523に今回の仕事を説明すると、「その依頼は美蘭という女性からで、美蘭はマフィアの青龍コンスの女だったため断りました」とあっさり言います。困った507は、「美蘭を探す」と言って事務所を出ました。
THE CODE/暗号のネタバレあらすじ:承
507を待ち構えるように情報屋が近づいてきます。金を払って美蘭の歌っている劇場で待つと、美蘭が出てきて曲を歌いはじめます。コンサートが終わり美蘭に暗号の事を話すと、部屋に呼ばれ背中に彫られた暗号の刺青を見せられました。はじめて見る暗号の並びに507は興奮し、その場で解読をはじめます。
その時、美蘭の見張り役たちが入って来て、慌てた507はベランダから逃げますが、男たちに捕まってしまいます。銃で撃ち殺されようとした時、何者かが青龍コンスの連中を全員射殺したのです。そして507に近づき「美蘭の暗号の事は忘れろ、さもなければこのように死んでもらう」と言って立ち去りました。
情報屋から青龍コンスの事を聞くと「ボスは旧日本軍の財宝が、暗号の扉の向こうにあると言っている」と言います。その時、美蘭から「早く助けに来て」と電話が入ります。507がかけつけると、見張り役が部屋で殺されていました。507は美蘭を連れて逃げ出します。追ってくる青龍コンスの連中を、再び何者かが射殺したのです。
宍戸は昔から仲のいい、警察のヤンに会います。ヤンは「青龍コンスの連中が殺された弾は旧日本軍の南部弾の8mmだ、今ではこの弾はない」と教えます。この弾は宍戸がお守りとして持っているものと同じでした。それは靴磨きをしていた少年時代に、弟のように面倒を見てくれた、自称探偵の椎名がくれたものでした。
THE CODE/暗号のネタバレあらすじ:転
青龍コンスのボスは息子の小龍に「埋蔵金は組織の今後がかかっている、美蘭ら二人を探し出せ」と命じます。507と美蘭の前に小龍が現れます。美蘭を奪われるものの、507が隙を見て襲いかかると、男が現れ、子分たちを射殺します。その隙に507は美蘭を連れて逃げます。男は小龍に「親父にこれを渡せ」と言って、メモを小龍の口に押し込みます。
メモを見たボスは「椎名は生きていたか」と言いました。そこへ子分たちを皆殺しにしながら椎名が迫っています。ボスは小龍に「お前だけは生きろ」と言って逃がします。
やがて椎名がボスの前に現れ「吉岡!」と怒鳴ります。吉岡は戦時中は椎名の上官で、日本軍の財宝を守れと椎名に命じた男でした。その命令を、終戦後も忠実に守っていた椎名でしたが、吉岡が青龍コンスのボスになり、財宝を奪おうとしていることに怒りを覚え、復讐していたのでした。
そこへ宍戸が入って来ます。宍戸は椎名に「人を殺していけないと教えたじゃないか」と、椎名を止めようとします。しかし宍戸は有無を言わさず吉岡を殺し、宍戸に「お前には日とは殺せない、オレを止めて見ろ」と言って出て行きました。
THE CODE/暗号の結末
507と美蘭は情報屋と共に農村の洞窟を探します。二人きりになった時、美蘭は507にキスを迫ります。すると情報屋が小龍を連れてきます。情報屋は小龍と兄弟だったことを明かし、美蘭を連れ暗号の扉に向かいます。そこで情報屋と小龍が仲間割れを起こすと、美蘭が二人に発砲します。
そこへ椎名がやって来ます。椎名は銃を向ける美蘭に「大きくなったな」と声をかけます。父だと知った美蘭は椎名に「何故私を捨てたの」と聞きます。椎名が「任務の随行の為だ」と答えると、美蘭が「本当のお父さんだったら財宝のありかを教えてよ」と言います。そこへ507が現れ、「僕が知っている」と言って美蘭を連れだします。
一人になった椎名の元へ、523と宍戸がやってきます。「私たちに任せてください」と言う宍戸に対し、椎名は523の脚を撃って宍戸を怒らせます。宍戸は「決闘だ!」と怒鳴り椎名と対峙ます。そして撃ちあいの後、「最後の一発だ」と言って、二人は向き合い発砲します。椎名が倒れると、宍戸が「何故わざと外したんだ」と椎名の最後を見とります。
507は暗号を解き扉を開けます。財宝は本当にあり、美蘭の表情が変わります。美蘭は最初から財宝を狙って、青龍コンスに近づいていたのでした。そして見張り役を殺したのも美蘭でした。507が「そんなことをしなくても、お父さんは財宝は君のものだと言っている」と言うと、美蘭は507を撃ったのです。しかし生きていた情報屋がやって来て美蘭に発砲します。すかさず507が情報屋を撃ちます。
507は息絶え絶えの美蘭を抱き外へ連れだすと、美蘭は父と別れた赤い蘭の咲く広場で息を引き取ります。情報屋は手りゅう弾を引き、財宝ともども洞窟を爆破したのでした。事件が解決し、生き残った507、523、宍戸。523は「日本に帰らず、家族をこっちに呼」と言いました。
以上、映画「THE CODE/暗号」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する