アニマル・ハウスの紹介:1978年アメリカ映画。アニマル・ハウスの紹介:大学の問題児の集まりのクラブチーム、デルタ・ハウスは周りから痛い目で見られていました。そんなのお構いなしに、次々と問題を起こしていく生徒たちの姿をコメディタッチで描いた青春学園映画です。
監督:ジョン・ランディス 出演:スティーブン・ファースト(ケント)、トム・ハルス(ラリー)、ジョン・ベルーシー(ブルート)、ジェームズ・ウィドゥーズ(フーバー)、ティム・マティソン(オッター)、カレン・アレン(ケイティ)ほか
映画「アニマル・ハウス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アニマル・ハウス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アニマル・ハウス」解説
この解説記事には映画「アニマル・ハウス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アニマル・ハウスのネタバレあらすじ:起
1962年の新学期に、ケントとラリーはフェーバー大学に入学をし、どのクラブに所属するかを決めなければなりません。まず2人はオメガ・ハウスというクラブを訪れます。このクラブは気品のある勝ち組の集まりであり、ケントとラリーは相手にもされませんでした。そこで、ラリーの兄が以前所属していたデルタ・ハウスというクラブを訪ねてみます。そこは先ほどのオメガに比べると建物はぼろく、室内ではどんちゃん騒ぎ。気品のかけらもなく、だらしない学生の集まりでした。しかし、ケントとラリーは先ほどのお高いクラブに比べると、よっぽどデルタの方が居心地よく感じました。そこで2人はここに所属することに決め、クラブからも認められます。
アニマル・ハウスのネタバレあらすじ:承
デルタはいたずら好きです。試験をカンニングしたり、万引きをしたり、大麻を吸ったり、歯止めがききませんでした。そのため学長や他のクラブから煙たく思われていました。ある時、ラリーはオメガのメンバーから嫌がらせをされます。それのお返しに、オメガが大事にしていた馬をびっくりさせて殺してしまいます。殺すつもりのなかったラリーとデルタの仲間たちはびっくりしてその場を立ち去ります。それが発端で、ますますデルタとオメガに亀裂が生じます。オメガがパーティーを開いたときには、オメガの会長フーバーは、学長の奥さんを誘惑していけないことをします。それを聞きつけた学長はついに生徒会を開くことにしました。
アニマル・ハウスのネタバレあらすじ:転
生徒会を開くにあたって、クラブ代表としてオメガも出席します。あくまでも学長はオメガの味方です。オメガの言い分は最初から最後までしっかり聞きましたが、デルタは意見すら言わせてもらえませんでした。判決の結果、デルタ・ハウスは閉鎖されることになりました。壊れかけのデルタ・ハウスではありましたが、デルタの仲間たちはこの場所が大好きでした。家具やお酒やクラブを象徴する旗や看板など、全てが撤去されてしまいました。それに加えて、成績が悪いという理由により、デルタの中で退校処分になった者もいました。これらの学校側の対応に怒ったデルタは新たな企みを考えます。
アニマル・ハウスの結末
学園祭当日、それぞれのクラブはこの日のために多くの準備をしており、皆はりきっています。その中で、デルタはこのフェスティバルをぶち壊してやろうと一致団結します。マーチンバンドの列をくずしたり、車を暴走させて他のクラブのパレードステージを壊したり、校長や市長のいる場所に車を猛スピードで突っ込んだりしました。観客を含めて学園祭会場はパニックに陥りました。そのめちゃくちゃな学園祭を横目に、デルタのメンバーは皆清々しい表情を見せます。そしてこの映画の幕は閉じます。
ジョン・ランディス監督の「アニマル・ハウス」は、素材そのものが、ダイレクトな笑いの発火点となって、我々観る者を直撃する。
時は1962年。アメリカ北東部の名門大学。
そのキャンパスの一隅にあるのが、アニマル・ハウス。
実は学生クラブの一つなのだが、ここの学生ときたら、まあズッコケでたらめ、不潔でとんまときている。
もう、どうしようもないメンバー揃いなのだ。
彼らが学園内で、町中で、もう、めちゃくちゃな行動を見せるのだ。
エネルギッシュな笑いの中で青春には、点取り、ごますり、ガリ勉だけじゃない、もっと貴重なものがあった筈だと、この映画は語りかけるのだ。
「タミー」をはじめ、1960年代のヒット曲が流れる中の青春讃歌。
決して懐かしさなんかじゃない。
青春とは、エネルギーなんだという強烈なパンチ。
この若さは素晴らしいと思う。