アクアマン/失われた王国の紹介:2023年アメリカ映画。DCコミックスのスーパーヒーローであり、「ジャスティス・リーグ」の一員でもある「アクアマン」を描いたシリーズ第2作です。本作は「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」第16作でもありますが、同シリーズの再編・リブートが決定したことにより本作は現行の「DCEU」最終作となりました。監督のジェームズ・ワン(『ワイルド・スピード SKY MISSION』など)、主演のジェイソン・モモア(『ワイルド・スピード ファイヤーブースト』など)ら主要キャストが続投、古代の力が解き放たれたことにより存亡の危機を迎えた故郷アトランティスを救うために奔走するアクアマンたちの戦いを描きます。
監督:ジェームズ・ワン 出演:ジェイソン・モモア(アーサー・カリー/アクアマン)、パトリック・ウィルソン(オーム・マリウス/オーシャンマスター)、アンバー・ハード(メラ)、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世(デイビッド・ケイン/ブラックマンタ)、テムエラ・モリソン(トム・カリー)、ランドール・パーク(スティーブン・シン博士)、ヴィンセント・リーガン(アトラン王)、ジョン・リス=デイヴィス(ブライン王(声))、ジャニ・ジャオ(スティングレイ)、インディア・ムーア(カーション)、マーティン・ショート(キング・フィッシュ(声))、ピルウ・アスベック(キング・コーダックス)、ドルフ・ラングレン(ネレウス王)、ニコール・キッドマン(アトランナ)ほか
映画「アクアマン/失われた王国」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アクアマン/失われた王国」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アクアマン/失われた王国」解説
この解説記事には映画「アクアマン/失われた王国」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アクアマン/失われた王国のネタバレあらすじ:起
前作『アクアマン』で異父兄のオーシャンマスターことオーム・マリウスとの対決を制し、海底国アトランティスの王となったアクアマンことアーサー・カリー。それから数年後、アクアマンは妻となったメラとの間に息子アーサーJrをもうけ、自身のかつての武勇伝を誇らしげに語っていました。
アクアマン一家は穏やかな日々を過ごし、アクアマンの父で人間の灯台守トム・かりーと母でかつての女王アトランナもアクアマンが王としての執務やヒーロー活動の間はアーサーJrの面倒を見てくれていました。そんなある日、アクアマンはアーサーJrが水槽の魚とコミュニケーションを取っていることを知り、我が子も自分と同じ能力を受け継いでいることに気づきました。
その頃、南極では、前作で父を失いアクアマンへの復讐を誓う海賊ブラックマンタことデイビッド・ケインが探検隊を率いて何かを探していました。ブラックマンタと行動を共にする、アトランティスの存在を信じて探し求めている海洋生物学者スティーブン・シン博士は氷の裂け目に転落、助手が氷の中に長きに渡って眠っていた太古の生物に殺されてしまいました。
シン博士を助けたブラックマンタは海底に封印されていた海底の国“失われた王国”を見つけ、伝説の古代兵器“ブラック・トライデント”を発見しました。ブラック・トライデントには邪悪な力が宿っており、ブラックマンタがアクアマンに復讐心を抱いていることを見抜くと自らの力を授けました。
アクアマン/失われた王国のネタバレあらすじ:承
5ヶ月後。アトランティスの評議会では世界中の気温が急激に上昇していることが議題になっていました。アクアマンは世界を救うためにはアトランティスが地上の世界に姿を現すべきだと主張しましたが、評議会は猛反対しました。アクアマンはトムに、王としての責務の大変さを愚痴りました。
その時、ブラック・トライデントを手にしたブラックマンタがアトランティスに攻撃を仕掛けてきました。アトランナとメラ、そしてアクアマンはブラックマンタと対峙しましたが、メラは攻撃を受けて重傷を負い、アクアマンも気絶させられてしまいました。
アクアマンはアトランナ、メラの父で海底国ゼベルのネレウス王とブラックマンタの対抗策について話し合いました。世界の気温が上昇したのはブラックマンタはアトランティスの貴重な資源“オリカルクム”を燃やして温室効果ガスを発生させたことによるものでした。
アクアマンはブラックマンタに対抗するためには、現在砂漠の国に幽閉されているオームの力が必要だと主張しました。アトランナとネレウス王はオームを監獄から出すことに反対しましたが、アクアマンは反対を押し切って監獄に乗り込み、オームを解放しました。
アクアマンとオームは世界中の廃船が集まった海底の海賊の聖地に向かいました。そこにはかつてブラックマンタと取引をしていたという犯罪組織のボス、キング・フィッシュがおり、アクアマンとオームは力づくでキング・フィッシュからブラックマンタが南太平洋にある休火山“悪魔の深奥”にいるという情報を得ました。
その頃、悪魔の深奥にいるブラックマンタはブラック・トライデントに宿る創造者コーダックスに憑りつかれていました。シン博士はブラックマンタとコーダックスのやり取りから、コーダックスが復活すればアトランティスの崩壊という絶望的な未来が来ることを知ってしまいました。ブラックマンタは殺されたくなければ黙っていろとシン博士を脅しました。
アクアマン/失われた王国のネタバレあらすじ:転
アクアマンとオームは悪魔の深奥のある島に辿り着きました。この島では動物や植物、昆虫が巨大化しており、二人は島に運び込まれたオリカルクムの影響であろうと確信しました。アクアマンとオームは巨大な昆虫の群れに追われながらも何とかブラックマンタのアジトに辿り着きました。
アクアマンに遭遇したシン博士は自分はブラックマンタに利用されただけだと語り、ブラック・トライデントのことを語りました。そこにブラックマンタの手下スティングレイたちが現れ、アクアマンたちに襲い掛かりました。
ブラックマンタも現れ、アクアマンとオームの前に立ちはだかってきました。戦いの最中、それぞれブラック・トライデントに触れたアクアマンとオームはコーダックスの影響で動けなくなりました。ピンチに陥ったアクアマンとオームのもとにネレウス王、アトランテ、そして復活したメラが駆けつけましたが、ブラックマンタには逃げられてしまいました。
アクアマンとオームはブラック・トライデントに触れたことから、この武器に宿るコーダックスの情報を得ました。コーダックスはアトランティスの初代国王だったアトラン王の弟であり、海底国の7つめの国であるネクルス国の王となりましたが、アトランティスの支配権を望むコーダックスは邪悪な力を持つブラック・トライデントを造り、他の国を顧みぬ好き勝手放題を続けた結果国は堕落し、国の誰もが怪物と化してしまったため、コーダックスとネクルス国は戦争の末に封印されて歴史から抹消されていたのです。コーダックスの封印を解くためにはアトラン王の家系の血が必要であり、アクアマンたちはブラックマンタの狙いはアーサーJrにあると気づきました。
アクアマン/失われた王国の結末
ブラックマンタはアーサーJrのいるトムの家を襲撃し、トムに重傷を負わせてアーサーJrを連れ去ってしまいました。駆けつけたアトランナはトムの手当てをすることにし、シン博士はアトランティスにスティングレイの潜水艦の座標を知らせました。
ブラックマンタはアーサーJrを連れてネクルス国のコーダックスの宮殿に向かい、アクアマン、オーム、メラ、ネレウス王、甲殻類の王であるブライン王はアーサーJrを奪還すべく出撃しました。アクアマンはクジラやイルカ、深海の生物たちを集結させて潜水艇を襲撃し、音波攻撃によって陥落させました。
コーダックスの玉座に着いたブラックマンタはシン博士にアーサーJrを渡すよう命じましたが、シン博士はアーサーJrの代わりに爆弾の入ったバッグを渡して時間を稼ごうとしました。そこにアクアマン、オーム、メラが駆けつけ、ブラックマンタとの決戦が始まりましたが、オームはメラを守るためブラック・トライデントに触れたことでコーダックスに精神を乗っ取られてしまいました。オームはアクアマンに怪我を負わせ、アクアマンの血によってコーダックスの封印が解かれてしまいました。
アクアマンはオームを励まし、オームはコーダックスの意識から逃れることに成功しました。アクアマンはトライデントを放ってブラック・トライデントを破壊し、コーダックスを滅ぼすことに成功しました。
ネクルス国は崩壊を始め、ブラックマンタは裂け目に飲み込まれそうになりました。アクアマンはブラックマンタを助けようとしましたが、ブラックマンタは手を振りほどくと自ら裂け目に吸い込まれていきました。アクアマンたちはストームの助けを借りて脱出しました。
アクアマンとメラはアーサーJrを助けてくれたシン博士に感謝し、オームは崩壊で死んだことにして自由放免にすることにしました。オームはアクアマンと健闘を称え合い、アトランナや皆に別れを告げて海へと去っていきました。
アクアマンは海底の王たちと共に国連総会に出席し、アトランティスの存在を公表するとともに国連への加盟を表明しました。アクアマンは演説に臨み、これからは陸と海がひとつになって世界を守っていこうと呼びかけました。その頃、ニューヨークにいたオームは以前にアクアマンから勧められたチーズバーガーとビールに舌鼓を打っていました。
以上、映画「アクアマン/失われた王国」のあらすじと結末でした。
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