映画「エイリアンVSエイリアン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エイリアンVSエイリアンの紹介：2007年アメリカ映画。地球を舞台にしたエイリアン同士の戦いと、それに巻き込まれた住人のパニックを描くSFアクション。小さな田舎町に、ある日謎の物体が墜落した。新聞記者リーと保安官ジョエルが現場へ行ってみると、そこにあったのは宇宙船だった。宇宙船から飛び出して来たクモ型のエイリアンにジョエルが殺されてしまい、逃げたリーは仲間達と町を脱出しようとする。しかしエイリアンに阻まれ絶体絶命のピンチに陥っていると、別のエイリアンが現れた。２種目のエイリアンは他のエイリアンを狩るハンターであるらしく、今はクモ型を狙っているらしい。エイリアン同士の戦いに巻き込まれたリー達は１人また１人と犠牲になっていくのだった。
監督：スコット・ハーパー 出演者：ウィリアム・カット（リー）、ディディ・ファイファー（ヒラリー）、ランディ・マルキー（ヴァレンタイン）、ジェイソン・S・グレン（ギャリソン）、ウィットリー・ジョーダン（タミー）ほか
この解説記事には映画「エイリアンVSエイリアン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
舞台は現代アメリカ、とある田舎町。ジョギング中の新聞記者リーは、保安官のジョエルに声をかけられました。何でも謎の物体が山に落下したらしく、様子を見に行くので同行しろとのことです。
通報して来たのは、キャンピングカーに住む女性エレインとその娘タミーでした。２人はキャンピングカーを訪ねますが、母娘の姿はありません。周囲を調べてみると、車の後ろに大きな宇宙船が墜落していました。
リー達が驚いていると、宇宙船から飛び出して来たクモ型のエイリアンにジョエルが襲われます。リーはパトカーに逃げ込み、何とか無事でした。そこへタミーがやって来て、エレインが見つからないのだと喚き散らします。
リーは何とか彼女を落ち着かせ、知人のスコットや市議会議員のギャリソンに電話をかけ助けを求めました。しかしスコットとギャリソンは車で走行中、クモ型のエイリアンに襲われ道路から弾き飛ばされてしまいます。それを目撃したリーとタミーは急いでその場を離れ、リーの勤める新聞社に逃げ込みました。
新聞社に集まった仲間を前に、リーはクモ型エイリアンが現れたという説明をします。しかし皆半信半疑で、まともに取り合ってくれませんでした。リーは町一番のハンターであるヴァレンタインに協力を求めようとします。彼は長距離無線を所持しているので、軍隊に助けを求められると考えたのです。
しかし同僚のヒラリーは、ヴァレンタインはリーを嫌っているので協力しないだろうと言いました。かつてリーがヴァレンタインを侮辱するような記事を書いて以来、２人の間には確執があるのです。
リー達はとりあえずギャリソンとスコットを探しに行くことにしました。クモ型エイリアンに襲われた現場を探してみると、怪我を負ってはいるものの生きているギャリソンを発見します。未だにエイリアンの侵略を信じていない編集長マーシーは、奇抜なネタで本を出版したいがためのリーの作り話だと言い出しました。
リーとマーシーが口論していると、頭上からクモ型エイリアンが現れます。マーシーが犠牲になり、リー達も絶体絶命のピンチに陥ります。するとそこに、ロボット型の別のエイリアンが現れました。２種目のエイリアンはハンターとしてクモ型エイリアンを狩っているらしく、エイリアン同士の戦いが始まります。その隙にリー達は逃げ出し、水路を使ってヴァレンタインの家へ行ってみることにしました。
水路でも１人仲間を失ったリー達は、何とかヴァレンタインの家に到着します。歓迎はして貰えませんでしたが、ヴァレンタインとその娘フレックルズに事情を説明しました。軍を毛嫌いしているヴァレンタインは、ここにいる全員で戦うしかないと言い出します。
周辺一帯で電磁波が発生しているらしく、無線も使えなくなっていました。ヴァレンタインはモールス信号を使い、友人トゥーフィンガーに協力を求めます。すると外にエイリアン達が現れました。エイリアン同士で戦っている隙に地下へ逃げたリー達は、車ごと埋まっていたエレインの遺体を発見します。
動揺するタミーを落ち着かせながら、南の出口を目指すことにしました。リーとヴァレンタインは地上に出て、エイリアンと戦う道を選びます。モールス信号を受けたトゥーフィンガーが３人の仲間と共に駆けつけてくれました。
クモ型エイリアンとハンターの両方を相手にして戦いますが、まるで歯が立たちません。この戦いでヴァレンタインを含む４人が死亡してしまい、残ったリーとトゥーフィンガーはヒラリー達と合流することにしました。
ヒラリー達と共に地下道を歩いていたギャリソンは、突如現れたクモ型エイリアンの餌食になってしまいます。結局生き残ったのはヒラリー、タミー、フレックルズ、そして町の若者フィガスでした。地下を歩き続けた彼らは、いつの間にかハンターが乗って来た宇宙船の中に入っていました。
４人は慎重に船内を調べ、ハンターの武器を入手します。宇宙船から出たヒラリー達は、リー達と合流。リーは一刻も早く山を下ろうと言いますが、フレックルズが反対しました。フレックルズは、ハンターはクモ型エイリアンを狩るゲームをしているのだと考えていました。
そこで、ハンターにクモ型エイリアンを殺させてはどうかと提案します。ゲームさえ終われば、ハンターも地球から去って行くだろうと。危険を伴う作戦ですが、リー達はフレックルズの提案に乗ることにしました。まずはクモ型エイリアンを誘き出すため、木の無い野原を目指して歩き出します。
野原へ向かっている最中、クモ型エイリアンとハンターがリー達の前に現れました。リー達は各々逃げ惑い、時に反撃しますが、エイリアン達の圧倒的な力を前に次々犠牲者が出てしまいます。ハンターの銃を手に取ったリーは、必死にクモ型エイリアンを攻撃しました。
銃を食らったクモ型エイリアンは消失し、獲物を失ったハンターもその場から消え去ります。生き残ったリー、ヒラリー、タミーは生存を喜びました。リーが３人の共同執筆でこの件を本にしようと提案すると、ヒラリー達も笑顔で承諾します。
その頃、ハンターは宇宙船に戻っていました。彼らにとって地球は未開の地であり、地球人は鈍すぎて獲物とは呼べない存在です。振り向いたハンターの顔は地球人そっくりで、彼の正体が人型であることが判明しました。ハンターが深くタバコを吸い込み、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画「エイリアンVSエイリアン」のあらすじと結末でした。
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