9デイズの紹介:2002年アメリカ映画。小型核爆弾の取引に潜入していたCIA諜報員のケヴィンは、爆弾の横取りを狙う武装集団に襲撃され命を落としてしまう。彼の相棒だった諜報員オークスは取引を成功させるため、ジェイク・ヘイズというケヴィンそっくりの男に話を持ちかける…。
監督:ジョエル・シューマカー 出演:アンソニー・ホプキンス(ゲイロード・オークス)、クリス・ロック(ジェイク・ヘイズ / ケヴィン・ポープ)、ピーター・ストーメア(アドリク・ヴァス)、ケリー・ワシントン(ジュリー)、ガブリエル・マクト(シール)、ほか
映画「9デイズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「9デイズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
9デイズ(Bad Company)の予告編 動画
映画「9デイズ」解説
この解説記事には映画「9デイズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
9デイズのネタバレあらすじ:起
チェコのプラハで、ロシアンマフィアのヴァスの元に男がやってきます。遅れてやってきた別の男を加え、三人は小型の核爆弾の取引について話をしました。
マイケルと名乗った黒人の男は、実は米国CIAの諜報員でケヴィン・ポープといい、相棒の白人男性はオークスと言いました。ケヴィンはオークスをかばって核爆弾を狙うテロリスト集団に打ち殺されてしまいます。
ヴァスとの取引にケヴィンの存在は欠かせません。オークスは彼の代理にケヴィンと瓜二つのジェイク・ヘイズという男を選び出しました。
ジェイクは路上のチェスゲームでは百戦錬磨、ダフ屋で高額チケットを売りさばく、その日暮らしのハスラーでした。ガールフレンドのジュリーに愛想を尽かされ、傷心中の所にオークスたちが現れます。実の所ケヴィンとジェイクは一卵性の双子でした。出産直後に母親が亡くなり、別々の里親に引き取られたのでした。
9デイズのネタバレあらすじ:承
しかしそのことをジェイクは今まで知りませんでした。高額の報酬に後押しされてジェイクはケヴィンに成りすますことに。しかしケヴィンの所作を取引までの九日間で完璧に真似るようにとのオークスからの指示に、なかなか身が入りません。
ようやく慣れ始めたころ、ケヴィンの家に帰宅し、住人達を騙せるかテストすることに。持ち前のトーク力でケヴィンを装うことができましたが、チェコでケヴィンを襲ったテロリストのうちのひとりが侵入。陰で監視していたオークスと仲間たちによってジェイクは助かりましたが、まさか命を狙われるとは思わず、恐怖のあまり逃亡してしまいます。
ようやくオークスはジェイクの説得に成功し、任務に戻ることになりました。核爆弾には高度なマシンが取り付けられていて、起爆するためのコードが必要です。コードを解除し無力化するためのパスワードを入手し、核爆弾が爆発しないように先手を打つのがジェイクの役目です。
CIAは再びチェコに渡航しました。宿泊先のホテルではケヴィンの元恋人ニコールがよりを戻したいと思い、彼の部屋に忍び込んでいました。
9デイズのネタバレあらすじ:転
ケヴィンはジュリーの元へ帰る誓いを固く守り、誘惑に耐えましたが、部屋に戻る途中で再びテロリストたちの襲撃に遭います。オークスや仲間の援護のおかげでジェイクは再び助かりました。
襲撃の最中、ヴァスから「2時間後に墓地に来るように」と連絡が入っていました。オークスとジェイクはその後、車で墓地から市街地を駆け抜け、ヴァスの待つ修道院に到着しました。核爆弾を搭載したトランクが目の前で開かれます。
ジェイクのパソコンと接続して、別の場所にいるCIAの諜報員が解除コードを読み取ります。ジェイクは時間稼ぎに喋りつづけますが、ついにコードをその場で読み取ることはできませんでした。しかし取引は成功。架空の金がヴァスの口座に送金されました。
そこにケヴィンを殺したテロリスト集団が三度現れます。ヴァスたちは殺害され、ジェイクとオークスはトランクを奪取して車を走らせますが、テロリストたちはあきらめません。
車が大破するほどのダメージを負った挙句、トランクは奪われてしまいます。しかしジェイクの網膜IDが必要なため、テロリストたちはジェイクに「ジュリーを殺す」と脅しをかけてきました。
9デイズの結末
CIAはアメリカに戻ることに。爆弾が作動すれば遅くとも20分以内にニュージャージー州の主要都市が吹っ飛んでしまいます。ジェイクは身一つでテロリストたちと対峙しますが、網膜IDを盗まれ、爆弾の起爆装置のカウントダウンが始まりました。
また、ジェイクに成りすましたおとりがアジトから出てきたのを勘違いしたCIAが彼らを追跡。ところがオークスはこの動きを不審に感じ、アジトに舞い戻りました。ジェイクはオークスに助けられました。しかし爆弾はテロリストのボスドラガンが持ち去ってしまいました。
ドラガンの行き先はグランドセントラル駅の忘れ物係。2人はそこでジュリーが人質にとられているのを発見します。2人は息を合わせ、ドラガンを射殺しますが、爆弾のタイムリミットが迫っています。網膜IDを盗まれた際にジェイクが見た12ケタのコードを、ひねり出すように思いだします。チェスの要領で見事に12ケタを当て、カウントダウンは止みました。
その後、ジェイクはジュリーと結婚することになりました。結婚式に招待したものの、来ないと思っていたオークスが姿を現しました。ジェイクはオークスにブーケトスして花嫁と共に去っていきました。
以上、映画9デイズのあらすじと結末でした。
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