夕陽の群盗の紹介:1972年アメリカ映画。南北戦争時代のアメリカを舞台に、徴兵から逃れた若者が盗賊団と出会って一緒に旅を続けていくうち、盗賊団のリーダーと奇妙な友情に芽生えて犯罪者への道を進んでいく姿を描いた西部劇です。
監督:ロバート・ベントン 出演者:ジェフ・ブリッジス(ジェイク・ラムゼイ)、バリー・ブラウン(ドリュー・ディクソン)、ジム・デイヴィス(連邦保安官)、デイヴィッド・ハドルストン(ビッグ・ジョー)、ジョン・サヴェージ(ロニー・ローガン)、エド・ローター(オーリン)、ジェフリー・ルイス(ホブス)ほか
映画「夕陽の群盗」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「夕陽の群盗」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「夕陽の群盗」解説
この解説記事には映画「夕陽の群盗」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
夕陽の群盗のネタバレあらすじ:起
南北戦闘真っ只中の1863年、アメリカ・オハイオ州グリーンビルでは、軍隊が強制的に若者たちを徴兵に駆り立てていました。長男を戦争で亡くした良家のディクソン一家は息子のドリュー(バリー・ブラウン)に金を渡して逃がしました。ミズリー州に落ち延びようとしたドリューは西部行きの幌馬車隊に加わろうとしましたが断わられ、旅の途中で強盗一味のリーダーであるジェイク・ラムゼイ(ジェフ・ブリッジス)に殴られて金目の物を奪われてしまいました。その後、立ち寄った教会でジェイクに出くわしたドリューは殴り合いとなりましたが、ドリューの腕っぷしを見込んだジェイクは彼を強盗団にスカウト、西部への旅に誘いました。
夕陽の群盗のネタバレあらすじ:承
ジェイクについていくことを決めたドリューは一味のロニー・ローガン(ジョン・サヴェージ)やアーサー・シムズ(ジェリー・ハウザー)らに合流、一路西部へとあてのない旅に出発しました。しかし一行は旅の途中で西部から引き返してきた夫婦に遭遇、西部には行かない方がいいと警告されました。それでも一行は引き続き旅を続け、互いの境遇を打ち明け合ったドリューとジェイクは次第に打ち解けていきました。
やがて一行は、夫婦の警告通りに西部で猛威を振るう無頼漢のビッグ・ジョー(デイヴィッド・ハドルストン)一味に遭遇、その迫力に圧倒されてわずかばかりの金と食料を奪われてしまいます。一行はある農夫(チャールズ・タイナーから銃と引き換えに食糧を受け取り、そのまま旅を続けましたが、駅馬車を襲撃しようとした際にアーサーは一味から離反して逃げ去り、最年少のビーグは農場から食糧を盗もうとして射殺され、ジェイクを見限ったロニーとジムはドリューから兄の形見の懐中時計を奪って去っていきました。
夕陽の群盗のネタバレあらすじ:転
翌日、ジェイクとドリューは、木に吊るされているロニーとジムの死体を発見しました。二人はビッグ・ジョー一味にやられたようで、間もなくビッグ・ジョー一味が二人に襲い掛かってきました。ジェイクは一味から銃を奪って必死に応戦、一味の数人を射殺しました。ドリューが懐中時計を取り戻そうと探している時に、彼が密かに金を隠し持っていることに気付いたジェイクはドリューに襲い掛かり、金と馬、食糧を奪って逃げ去っていきました。置き去りにされたドリューはジェイクへの復讐を誓い、ビッグ・ジョーの一味の男を捕えて尋問する連邦保安官(ジム・デイヴィス)と出くわしました。ドリューは男から、ジェイクがビッグ・ジョー一味に加わったことを聞き出し、連邦保安官に協力を約束しました。
夕陽の群盗の結末
保安官と討伐隊がビッグ・ジョー一味の隠れ家を暴いて包囲、一斉に銃撃を加えました。保安官一行の中にいたドリューは逃げようとしたジェイクに殴りかかり、遂に観念したビッグ・ジョーは保安官に逮捕されました。その後、懐中時計は無事だとジェイクから聞かされたドリューは、ジェイクをも逮捕した保安官らに彼の無実を訴えましたが聞き入れてもらえず、咄嗟にドリューはジェイクの拘束を解いて一緒に逃亡しました。結局腐れ縁で行動を共にすることになった二人は行きずりの町の銀行に押し入り、銃を抜きました。
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