バーフバリ 王の凱旋の紹介:2017年インド映画。古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」を元に製作され、インド映画史上最大のヒットを記録した超大作歴史スペクタクルドラマ二部作の後編です。古代インドを舞台に、父子二大に渡る王位継承を巡る権利争いそして圧政を敷く暴君との最後の決戦を圧倒的なスケールで描きます。
監督:S・S・ラージャマウリ 出演者:プラバース(シヴドゥ/マヘンドラ・バーフバリ、アマレンドラ・バーフバリ(二役))、ラーナー・ダッグバーティ(バラーラデーヴァ)、アヌシュカ・シェッティ(デーヴァセーナ)、タマンナー(アヴァンティカ)、サティヤラージ(カッタッパ)ほか
映画「バーフバリ 王の凱旋」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バーフバリ 王の凱旋」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バーフバリ王の凱旋の予告編 動画
映画「バーフバリ 王の凱旋」解説
この解説記事には映画「バーフバリ 王の凱旋」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バーフバリ王の凱旋のネタバレあらすじ:起
遠い昔、インド全域に栄えたマヒシュマティ王国。自らの正体がこの国の王子“マヘンドラ・バーフバリ”であることを知った青年シヴドゥ(プラバース)は、父であり伝説の英雄だったアマレンドラ・バーフバリ(プラバース(二役))の生涯を、代々の国王に仕えてきたカッタッパ(サティヤラージ)から伝え聞いていました。そしてカッタッパは、アマレンドラは自らの裏切りにより死に追いやられたことを打ち明けました…。
約数十年前、蛮族カーラケーヤとの戦いに勝利したマヒシュマティ王国では、国民の熱狂的な支持を受けた英雄アマレンドラの次期国王戴冠の日が近づいていました。一方、先代国王の兄ビッジャラデーヴァ(ナーサル)は息子バラーラデーヴァ(ラーナー・ダッグバーティ)が王位を逃したことに憤り、アマレンドラを次期国王に推挙した妻シヴァガミ(ラムヤ・クリシュナ)の抹殺を目論んでいました。その一方で、シヴァガミは戴冠式までの間、アマレンドラに対して見聞を広めるために国内を巡ってくるよう提案しました。アマレンドラは身分を隠してカッタッパと共に旅に出発、途中のクンタラ王国で国王ジャヤ・ヴァルマ(メカ・ラマクリシュナ)の妹デーヴァセーナ(アヌシュカ・シェッティ)の姿に一目で心を奪われました。アマレンドラは正体を隠してデーヴァセーナの従兄クマラ・ヴァルマ(スッバラージュ)の使用人となり、デーヴァセーナはアマレンドラの勇猛果敢ぶりに興味を抱くようになりました。
バーフバリ王の凱旋のネタバレあらすじ:承
一方その頃、バラーラデーヴァもまたデーヴァセーナの肖像画を見て一目惚れし、シヴァガミを通じてクンタラ王国側に婚姻を申し入れましたが、デーヴァセーナはバラーラデーヴァのあまりにも一方的で強引なやり方に不快感を示しました。その時、クンタラ王国の宮殿に盗賊団が侵入、アマレンドラは武芸に優れるデーヴァセーナとともにこれを撃退しました。ジャヤ国王もアマレンドラの武功を褒め讃えたところに、シヴァガミからデーヴァセーナをマヒシュマティ王国に連れてくるよう指示がもたらされました。アマレンドラは自らの正体を明かし、デーヴァセーナに想いを告ると彼女を伴ってマヒシュマティ王国に帰還しました。しかし、シヴァガミがデーヴァセーナを呼んだのはバラーラデーヴァと結婚させるためであり、反発したデーヴァセーナはアマレンドラとの結婚を望み、アマレンドラもシヴァガミのやり方を批判してデーヴァセーナとの結婚を認めるよう要求しました。これによりアマレンドラは次期国王と地位を剥奪され、代わってバラーラデーヴァが次の国王に即位することになりました。
バーフバリ王の凱旋のネタバレあらすじ:転
王の座よりも愛を選んだアマレンドラは国軍の最高司令官に就任しましたが、民衆は新国王のバラーラデーヴァよりもアマレンドラを支持、バラーラデーヴァとビッジャラデーヴァはアマレンドラへの嫉妬心と敵対心を強めていきました。やがてデーヴァセーナはアマレンドラの子を身籠もりましたが、バラーラデーヴァは身重の妻の側にいられるようにという名目でアマレンドラを国軍最高司令官から解任しました。デーヴァセーナは後任の国軍最高司令官セートゥパティ(ラケシュ・ヴァーレ)から性的な嫌がらせを受けそうになり、激昂したアマレンドラは独断でセートゥパティを処刑、シヴァガミの逆鱗に触れたアマレンドラはデーヴァセーナ共々反逆罪で国外に追放となりました。しかし未だにアマレンドラの待望論は根強く、危機感を募らせたバラーラデーヴァとビッジャラデーヴァはまずクマラを罠にかけて殺害、罪をアマレンドラに着せて処刑しようと目論みました。しかしシヴァガミは民衆の反発を恐れ、処刑の代わりにカッタッパにアマレンドラを暗殺するよう命じました。アマレンドラは罠に嵌められて呼び出され、カッタッパに背中を刺されました。カッタッパはアマレンドラに王家の命令だと告げ、アマレンドラはシヴァガミを頼むと言い残して事切れました。アマレンドラ暗殺がバラーラデーヴァの陰謀だったことを知ったカッタッパはシヴァガミに真実を告げ、自らの過ちを恥じた深く恥じたシヴァガミはバラーラデーヴァを処刑して生まれたばかりのアマレンドラの子・赤ん坊マヘンドラを新国王に擁立しようとしましたが失敗、デーヴァセーナは捕らえられて幽閉され、カッタッパは何とかシヴァガミとマヘンドラを逃がすもシヴァガミは滝の下の世界で力尽き、幸いにも近くの村人に救われたマヘンドラは“シヴドゥ”と名付けられ、村長の子として育ったのです…。
バーフバリ王の凱旋の結末
時は現代に戻り、カッタッパから全てを聞いたシヴドゥは本名のマヘンドラ・バーフバリとして、父を死に追いやったバラーラデーヴァを倒して国を取り戻すために立ち上がりました。マヘンドラはカッタッパに兵力を集めさせ、クンタラ王国と手を組み、民衆の支持を受けてバラーラデーヴァとの全面戦争に突入しました。激しい戦いの最中、クンタラ王国のジャヤ国王は戦死、デーヴァセーナは一時バラーラデーヴァ軍に拉致されてしまいますが、マヘンドラ率いる軍は宮殿に突入、マヘンドラはバラーラデーヴァと一騎打ちとなります。デーヴァセーナはマヘンドラの恋人アヴァンティカ(タマンナー)とカッタッパを連れて寺院に向かい、バラーラデーヴァの妨害にも屈せず悪魔祓いの火の儀式を開始しました。マヘンドラはバラーラデーヴァを格闘戦の末に敗り、デーヴァセーナが長い年月をかけてバラーラデーヴァを焼き殺すために集めた小枝の山に串刺しにしました。そこに儀式を終えたデーヴァセーナが現れて火を放ち、バラーラデーヴァは燃え盛る焔の中で息絶えました。戦いが終わり、国を取り戻したマヘンドラは民衆の熱烈な支持を受けてマヒシュマティ国王に即位、アヴァンティカを王妃に迎えました。圧政の象徴であった黄金のバラーラデーヴァ像は破壊されて河に捨てられ、滝の下の世界へと崩れ落ちていきました。
何となく、苦手意識がありインド映画を見たことがなかったが、yahoo映画の評価が高かったので見ることにした。
一言で言えば、インド映画ってすごい。映像が幻想的でとてもきれいだったし、CGもハリウッド映画並にすごかった。続編も見てみたいと思った。