ビバリーヒルズ・コップ2の紹介:1987年アメリカ映画。ビバリーヒルズ署の警部、ボゴミルが路上で銃撃にあう。街ではアルファベット強盗団と渾名された集団が跋扈しており、彼はその独自捜査を行っていた最中の事件だった。その危機をテレビで知ったマーフィーは、迷わず飛行機に飛び乗り、ビバリーヒルズへと再び舞い降りた。イカサマペテン、口八丁を駆使する凄腕刑事アクセル・フォーリーが活躍するアクション刑事映画の第2弾。
監督:トニー・スコット 出演:エディ・マーフィ(アクセル・フォーリー)、ブリジット・ニールセン(カーラ)、ジャッジ・ラインホルド(ローズウッド)、ジョン・アシュトン(タガート)、ロニー・コックス(ボゴミル)、ユルゲン・プロフノウ(デント)、ほか
映画「ビバリーヒルズ・コップ2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ビバリーヒルズ・コップ2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ビバリーヒルズ・コップ2」解説
この解説記事には映画「ビバリーヒルズ・コップ2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ビバリーヒルズ・コップ2のネタバレあらすじ:起
ビバリーヒルズ、ある高級宝石店が女をリーダーとした強盗団に襲われます。その手際の良さで彼等はあっという間に宝石を掻き集め、Aと切抜きが張られた暗号のメッセージを置いて行きました。デトロイト、アクセルは高級ブランドスーツに高級スポーツカーを乗り回し、クレジットカード窃盗の潜入捜査を楽しんでいました。ボゴミルは、郊外の石油工場の傍らをランニングします。彼は周囲を伺い、そのままそ知らぬ顔で去って行きました。それを何者かが監視します。ボゴミルはアクセルに電話、週末の余暇を大きな事件を担当する事になったと中止します。その手には、高級ストリップクラブのチラシがありました。ビバリーヒルズ署は署長が交代、前署長の下に居たボゴミル、ダガート、ローズウッドの3人は、冷遇を受けていました。今回も、ローズウッドがアルファベット強盗団と渾名された事件の暗号を勝手にFBIに解析を依頼した為、懲罰に掛けようとします。市長の太鼓持ちのような署長に対しボゴミルは部下を庇いますが、署長はこれ幸いと彼に矛先を向け、懲戒処分を行います。ダガートとローズウッドは交通課へ勝手な配置換えを受けました。ボゴミルは署を出て帰宅します、その途中、故障で困っているような車に遭遇、手伝いを申し出ます。車の状態を見るボゴミルに、持ち主である女はBの切抜きが張られたメッセージを渡します。驚くボゴミルに女の仲間が発砲、倒れる彼を置いてそのまま逃走しました。アクセルは捜査中、何気なく見たテレビでボゴミルの危機を知ります。慌ててビバリーヒルズへ電話し、ボゴミルの娘ジャンに彼が重態だと聞かされました。捜査を放り出し署に戻ります。アクセルは、同僚ジェフリーに少し留守にするので、その間自分の振りをしろと身代わりを押し付けます。そして早く成果を上げろと詰め寄るトッド警部の剣幕をやり過ごし、三日の猶予と出張費用を騙し取りました。アクセルはビバリーヒルズへ降り立ち、病院に駆け付けます。娘の話ではボゴミルの様態は悪く、手術は成功しましたが余談を許さない状況が続いていました。アクセルは病院に居たダガートとローズウッドに事情を聞き証拠品が見たいと言い出します。二人はその捜査は担当できないと言いながらも証拠品を見せる為に時間を置いて署に来てくれと答えます。アクセルは一旦二人と別れ、逗留の宿を探します。車を流すように走らせ、改装中の豪邸を見つけた彼は、適当に役人に扮し、家主が旅行中だと言う事を良い事に、改装業者を騙して家を手に入れました。ビバリーヒルズ署に向かったアクセルは、ダガート達から事件の証拠と資料を見せて貰います。しかしそれが署長に見付かり、適当な事を言って逃げ出します。外に出た3人ですが、アクセルはボゴミルの恩に報いる為二人を説得、自分達の手で事件を解決する事を決意を示します。アクセルは証拠品から排薬莢を盗み出していました。その薬莢は特殊なもので、それを作れる銃工をダガート達に聞き出し、そこへ向かいます。
ビバリーヒルズ・コップ2のネタバレあらすじ:承
アクセルは射撃クラブを訪れ、また適当な嘘を付いて銃工の居場所を聞き出します。彼はその銃工から自分が加工した薬莢だと聞き出しますが、そこに女カーラが現れ、彼を連れて行きます。カーラは銃工に薬莢の事を口止めし、そのままオーナー、デントの所へ向かいます。デントは強盗に参加したケインを呼び出し、次のCD計画実行と、ケインのミスで何者かが探りに来ている事を告げ、後始末を命じます。アクセルは怪しさを感じつつもそれとなく住所を聞かれ追い出され、結局肝心な話は聞けませんでした。アクセルはダガート達の所へ戻り、二人と別れ、ボゴミルの家に入り込みます。そこで彼は帰ってきたジャンから父親が何を探っていたかを聞きますが、彼女は何も知りませんでした。彼は、ボゴミルが持つバーのチラシと、彼のランニングシューズにこびれ付いていた赤土に着目します。アクセルの宿にダガート達がやってきます。明らかに不当な方法で使っている豪邸に二人は眉を顰めます。中に入り、プールでのんびりするアクセルにダガートは怒鳴りつけますが、足を滑らせ水に落ちてしまいました。家の服を着替えたダガートに、ボゴミルの探っていたバーの場所を聞きだしたアクセルは、早速そのバーに向かいます。バーは変哲のないストリップバーでしたが、アクセルはその店で目立っていた人物、オーナーのソモボラスに注目します。ダガート達に聞くと、街で有名な武器商人でした。店を出るアクセル達ですが、ケインの手下に襲われます。慌てて反撃、追いますが、手下達の乗る車は事故を起こし、走って逃げ去った後でした。アクセルはその車から紙マッチを拾い上げます。そこに署長がやって来てアクセル達を見付けます。アクセルは自分がデトロイトの刑事で、架空の特別捜査班に配属されてここに居ると自己紹介します。それをトッドに確認してくれと言うと、署長は意味もなく叱責して行きました。
ビバリーヒルズ・コップ2のネタバレあらすじ:転
アクセル達はローズウッドの家にやって来てデトロイトに電話、ジェフリーに明日の朝、署長を誤魔化すよう指示します。そして、道具を借りて紙マッチから指紋を採取し、二人を唆して警察署でその指紋の情報を引き出します。指紋はケインのものでしたが、その経歴から黒幕の存在を疑い、再度クラブへ向かいました。アクセルはクラブの警報装置を誤魔化し、デントの部屋に侵入します。更にデスクの引き出しこじ開け、そこからメモを盗み出しました。朝、署長はデトロイト署に電話します。彼はトッドに連絡を取ったつもりでしたが、相手はトッドを騙して出勤を送らせたジェフリーで、アクセルの言われた通りに誤魔化されました。アクセルはメモから次の強盗現場を知り、そこへ急行します。現場の銀行では既に強盗が始まっており、アクセル達は警備員を脅かして警報を鳴らさせます。予定より早く警報が鳴った事により強盗団は撤収せざる得なくなりました。アクセル達は強盗団を追い、金を取り戻す事に成功しました。更にカーラ達が逃げ込んだパーティーに潜り込みます。そこでデントに接触、財布を掏り取りそこから会計士の名刺を手に入れます。デントは最後のE計画の実行を早めました。署長はごまをするように市長の前でアクセル達を責めます。立場がどんどん弱くなっていくダガート達、期限が近付き手詰まりを感じたアクセルは、デントの会計士の情報を引き出し、その車の駐車違反のチケットを偽造し始めます。アクセルはそれを使い、揉み消しを要求する会計士の言葉に乗っかり金をせしめ、情報を消すと言いまんまとパソコンを借り受け、デントの情報を引き出します。青い顔をするダガートとローズウッドを余所に、保険会社に勤めるジャンに連絡を取り、デントが破産寸前で、唯一競馬場だけに保険が掛けられている事を知ります。アクセルはそのEから始まる競馬場が本命で、一連の事件は保険金詐欺を悟られない為の隠れ蓑だと気付きます。アクセル達は急行します。その車中でアクセルはメモから暗号解読に成功します。ケインの名が記されていましたが、彼はそれを罠だと看破しました。ですが競馬場の強盗には間に合わず、強盗弾はカーラが射殺したケインの遺体を残し、姿を消していました。警察も暗号を解読、デントの目論見どおりケインが主犯にされ事件は幕引きされました。
ビバリーヒルズ・コップ2の結末
競馬場でアクセル達は、からくりに気付きつつも何も出来ない事に苛立ちます。その時、アクセルは流れてくる赤土の混じった水に気付きます。競馬場スタッフに何処の土かと聞くと、それはデントの石油工場の土でした。アクセルは工場に向かい、ボゴミルの靴に着いていたのはこの土だと確信します。アクセル達は工場に何があるかを探ります。工場にはトレーラーが何台か止まっていて、その荷台には武器がぎっしり詰まっていて、この武器を持ち南米に向かい、それを売り捌くというデントの真の狙いを知ります。デントとソモボラスが商談をしているのを見て、アクセルとダガート達は二手に別れ、工場内を捜索します。しかしアクセルは手下に見付かってしまいました。その頃ダガート達は中には入れないか探っていましたが、ローズウッドがアクセルの真似事で窓をこじ開けようとし失敗、警報を鳴らします。アクセルは驚いた手下を殴り倒して逃げ出し、銃撃戦が始まります。ローズウッドとアクセルはトレーラーの商品を爆破、益の無くなったソモボラスは投降します。アクセルは逃げるデントを追い、車で向かってくる彼を射殺しますが、カーラに撃たれます。カーラは止めを刺そうと倒れたアクセルに近付きますが、それをダガートが助けました。銃撃戦も終わり、駆け付けてきた警官の中に署長と市長がいました。署長は無用な騒ぎを起こしたとアクセル達を怒鳴り付けます。その不当な扱いに、ローズウッドは強盗団とデントの関係を怒鳴り返し、事件の全貌をまくし立てます。それを聞き入れない署長でしたが、市長は初耳だと興味を持ちます。ダガートは署長が聞く耳を持たないので独自捜査するしかなかったと補足します。市長は署長の態度に嫌気が差しに、彼を解任しました。市長はアクセル達を賞賛します。彼が慈善パーティーに出席すると聞いたアクセルは、会計士の名前でもぎ取った賄賂を寄付してくれと頼みました。ボゴミルも一命を取りとめ、市長の後ろ盾で署長へ昇進が決まりました。市長はトッドにアクセルの事を取り成しますが、トッドはさっさと戻って来い、ジェフリーがスポーツカーを事故で壊したと告げました。アクセルはゆっくりして行けという宿で見送るダガート達に、帰ってきた家主達への言い訳を頼み帰って行きました。
この映画の感想を投稿する