ブラック・スネーク・モーンの紹介:2006年アメリカ映画。黒人の元ブルースプレーヤーが、セックス依存症の白人女性を更生させようとしたことからはじまる、心に傷を持つ人々がそれぞれ乗り越えていく様を描くヒューマンドラマ。
監督:クレイグ・ブリュワー 出演:サミュエル・L・ジャクソン(ラザラス)、クリスティナ・リッチ(レイ)、ジャスティン・ティンバーレイク(ロニー)、S・エパサ・マーカーソン(アンジェラ)、ジョン・コスラン・Jr(RL)、マイケル・レイモンド=ジェームズ(ギル)、キム・リチャーズ(サンディ)、ほか
映画「ブラック・スネーク・モーン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブラック・スネーク・モーン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブラック・スネーク・モーンの予告編 動画
映画「ブラック・スネーク・モーン」解説
この解説記事には映画「ブラック・スネーク・モーン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブラック・スネーク・モーンのネタバレあらすじ:起
幼い頃に性的虐待を受けたことが原因でセックス依存症となっていたレイ。恋人ロニーが突然入隊することになり、彼が去ったあと不安にかられたレイは発作に襲われ、顔見知りの男や行きずりの男を相手に身をまかせる。酒とクスリで朦朧としていたレイは、ロニーの友人から激しい暴力を受けたあげく車から放り出される。かつてブルースプレーヤーだったラザラスは今は畑仕事で生計をたてていたが、そんな地味な暮らしにうんざりした妻ローズはラザラスの弟と浮気の末家を出ていた。弟からは許しを求められるが、手を出さないでいるのが精一杯で、町の人々はそんなラザラスの味方だった。
ブラック・スネーク・モーンのネタバレあらすじ:承
ある朝、ラザラスは家の近くで半裸で顔面にケガを負って倒れているレイを見つけ、自宅へ連れ帰って介抱する。レイのうわ言から町で彼女の素性を聞いたラザラスは、レイが誰彼かまわず身を任せる女だということを知る。そしてラザラスは彼女を心の闇から救い出すことが自分の使命だと思い立ち、彼女を鎖で繋いで拘束する。目を覚ましたレイは自分が鎖で繋がれていることに怒って暴れ、激しく抵抗するが、動じないラザラスにあきらめて従うことにする。ある日、ラザラスが町へ出ている間に不安にかられたレイは発作を抑えられず、たまたま訪ねてきた近所の少年に襲いかかり身を任せる。戻ってきたラザラスは激怒するが、そこへやってきた幼なじみの牧師RLに全てを話し、レイと話をさせる。
ブラック・スネーク・モーンのネタバレあらすじ:転
平穏な時間を過ごすことで落ち着いた様子のレイに、ラザラスは鎖をはずしてやる。自由の身になったもののレイは留まり、ラザラスは妻の裏切りという心の傷をレイにブルースで聞かせる。発作に襲われそうになったレイはラザラスのブルースでなんとか自分を抑えることができるようになっていた。そしてなじみの酒場でラザラスは久しぶりにライブを行い、レイを初め客達はラザラスのブルースに酔いしれる。翌朝、ラザラスのギターでレイが歌っていると、突然ロニーが現れてラザラスを殴りつける。重度の不安症が理由で除隊となって戻ってきたロニーがレイを探し当ててやってきたのだった。2人に体の関係があると誤解してロニーはラザラスに銃を向けるが、動じずに向かってくるラザラスに不安症の発作を起こし、レイが介抱する。ラザラスはRLを呼び、ロニーとレイに話をさせる。
ブラック・スネーク・モーンの結末
同じような心の傷を持つ2人は真剣に愛しあっているが、レイを支える自信がないというロニーに自身で決断するよう促す。そして2人は結婚を決意し、RLのもとでささやかな結婚式を行う。指輪の変わりにロニーはレイの腰にチェーンを巻いてやる。ラザラスの元から出発した2人が車を走らせていると、何台もの大型トラックに煽られてロニーが発作に襲われそうになる。同時にレイも発作が起きそうになるが、腰のチェーンを握り締めることでラザラスとの暮らしを思い出して抑えることに成功する。そしてロニーに寄り添い、歌を歌って落ち着かせる。
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