動物と子供たちの詩の紹介:1971年アメリカ映画。ボーイズキャンプで知り合った6人の少年が、遊技狩猟目的で殺される運命にあったバッファローを逃がすべく命がけで脱走作戦を決行する様子を描いた青春ドラマです。
監督:スタンリー・クレイマー 出演者:ビル・マミー(テフト)、バリー・ロビンズ(コットン)、マイルズ・チャピン(シェッカー)、ダレル・グレイザー(グッデナウ)、ボブ・クレイマー(スティーブ)、マーク・バハニアン(ビリー)ほか
映画「動物と子供たちの詩」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「動物と子供たちの詩」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「動物と子供たちの詩」解説
この解説記事には映画「動物と子供たちの詩」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
動物と子供たちの詩のネタバレあらすじ:起
アリゾナ州ボックスキャニオンにあるボーイズキャンプ施設では、将来有望なカウボーイを育てるために少年たちの心身を鍛える長期合宿が行われています。このキャンプに参加した6人の少年、しっかり者のリーダー格コットン(バリー・ロビンズ)、仕事で家庭を顧みない株屋の父への反発から自動車泥棒に手を染め、親に揉み消してもらっていたテフト(ビル・マミー)、声帯模写を得意とする明るいムードメーカーのシェッカー(マイルズ・チャピン)、14歳になっても寝小便の止まらない内気なグッデナウ(ダレル・グレイザー)、互いに反目しあっている兄弟でメガネをかけた冴えない兄スティーブ(ボブ・クレイマー)と甘えん坊の弟ビリー(マーク・バハニアン)です。
動物と子供たちの詩のネタバレあらすじ:承
6人の少年はコットンを除いて落第者扱いを受けて他の少年らからバカにされていましたが、やがて6人はそれぞれの事情を超えて確かな友情を育んでいきました。コットンは両親が母の浮気によって離婚、海兵隊員の父を尊敬しており、17歳になったら自分も海兵隊に入る決意をしていました。テフトは金のことしか頭にない父に反発心を抱いており、いつも明るく振舞うシェッカーも両親の愛情に飢えていました。グッデナウは母親から過保護に育てられたせいで軟弱に育ってしまい、スティーブは両親の愛情を一身に受ける弟うビリーに激しい嫉妬心を抱き、ビリーは人を思いやることができないでいました。
動物と子供たちの詩のネタバレあらすじ:転
ある日、6任は教官に連れられて野生のバッファローが保護されている牧場を訪れます。そこで6人が見たものは、年老いて役立たずと判断されたバッファローたちが、遊技狩猟目的のハンターたちに次々と撃ち殺されていくという衝撃的なものでした。6人は思わず「殺し屋!」と絶叫、教官から「お前らもバッファローと同じで生きる価値のないカスだ」と罵倒されてしまいます。激しい悲しみと怒りを覚えた6人はあの牧場からバッファローを救い出そうと決意、密かにキャンプ施設を抜け出して一路牧場へ向かい、途中でオンボロいトラックを盗んで走り出しました。途中の店でならず者に絡まれながらも何とか撃退して進んでいた6人でしたが、トラックはガス欠を起こして荒野に止まってしまいました。
動物と子供たちの詩の結末
6人はトラックを捨てて徒歩で牧場を目指しました。いつしか頼りなかった仲間たちもすっかり成長を見せ、ようやく6人は牧場に辿り着きました。見張りに気付かれないようにテフトはこっそり門の錠前を開けようと試み、コットンはハンターのトラックを盗んで強行突破に打って出ました。門はこじ開けられ、他の仲間が鳴らしたラジオの音声に導かれてバッファローの群れは牧場から逃走、コットンはトラックでバッファローの群れを追い立てました。しかし、すぐさま気付いたハンターたちが一斉に銃を発砲、コットンはバッファローを逃がすことに成功しましたが、流れ弾に撃ち抜かれて死んでしまいました。その様を目の当たりにした仲間たちはただ言葉を失うのみでした。
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