ボディ・スナッチャーズの紹介:1993年アメリカ映画。南部の軍施設の環境調査に父が行くため、家族で一緒に行くことになったマーティは、施設内で異様な現象が起こっているのを知ります。宇宙からの侵略者が体を乗っ取り、コピー人間として生まれ変わる事態が徐々に広がっていました。継母のキャロルも体を乗っ取られたことから、父と弟の3人で逃げることになりますが…という内容のSF映画です。古典SF映画の『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』の2回目となるリメイクで、舞台が都市から軍施設に変更されていますが、基本的なストーリーはオリジナルに沿っています。1回目のリメイク『SF/ボディ・スナッチャー』が劇場公開されたのに対し、この作品は劇場未公開となりました。
監督:アベル・フェラーラ 出演者:ガブリエル・アンウォー(マーティー・マローン)、メグ・ティリー(キャロル・マローン)、フォレスト・ウィテカー(コリンズ少佐)、テリー・キニー(スティーヴ・マローン)、R・リー・アーメイ(プラット将軍)、ライリー・マーフィ(アンディ・マローン)、ビリー・ワース(ティム・ヤング)、クリスティーン・エリス(ジェン・プラット)、キャスリーン・ドイル(プラット夫人)ほか
映画「ボディ・スナッチャーズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ボディ・スナッチャーズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ボディ・スナッチャーズの予告編 動画
映画「ボディ・スナッチャーズ」解説
この解説記事には映画「ボディ・スナッチャーズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ボディスナッチャーズのネタバレあらすじ:起
マーティは、父のスティーブが南部の軍事基地の環境調査で長期滞在するため、継母のキャロル、弟のアンディと共に車で向かっていました。途中でガソリンスタンドに立ち寄った時、マーティは一人の黒人男性に『早く逃げろ!奴らはそこにいる!眠っている時に襲ってくる』とまくしたてられます。
驚いたマーティがスティーブに知らせ、ガソリンスタンドの店主も調べますが、男はいなくなっていました。やがて軍事基地に着いた一家は宿舎を案内されます。スティーブはプラット将軍に会い、今後の調査の話をしますが、将軍は『さっさと全部調べて帰ってくれ!』と冷たい返事をされます。
軍の敷地内を歩いていたマーティは、数人の軍人に呼び止められ囲まれます。そこへジェンという女の子が車でやってきて、マーティを助けます。ジェンは将軍の娘で、自宅を案内します。
その夜、近くの家から兵士たちに連行される男の声を聞きます。男は抵抗しながら暴れていました。
ボディスナッチャーズのネタバレあらすじ:承
翌日から軍の敷地内の小川や沼を調査していたスティーブのところへ、軍医のコリンズ少佐がやってきます。スティーブが「化学毒物でいっぱいだ」と言うと、コリンズ少佐は、「最近眠るのが怖い」と言って、「寝ないで気が狂ったようになる患者の数が増えている」と言います。医学は専門ではないスティーブは聞き流します。
軍内部の幼稚園に通い始めたアンディは、生徒達が全員同じ絵を描くのを見て、家に帰って「もう行きたくない」と言いました。マーティはヘリの操縦士のティムと話をして仲良くなります。
その夜、ジェンが宿舎にやって来て、遊びに行こうとマーティを誘います。厳格な父のスティーブは、ジェンが将軍の娘だと知って認めます。ジェンとマーティは途中でティムとピートに会い、バーで酒を飲みます。ティムとバーを抜け出したマーティはキスをして話をしました。
そのころ沼では、兵士たちが繭(まゆ)のようなものを湖から引き揚げていました。宿舎では、母のキャロルが抜け殻になっている姿をアンディが見つけます。すると扉からキャロルが入って来ます。お母さんじゃないと言って部屋から出てきたアンディでしたがスティーブは真剣に聞きませんでした。
ボディスナッチャーズのネタバレあらすじ:転
門限を過ぎ、酒を飲んで帰ってきたマーティをスティーブが叱りつけます。翌朝も叱りつけ、怒ったマーティは飛び出し、ジェンの家に行きます。倉庫で仕事をしていたスティーブはドラムカンを落とし化学毒物を体に浴びた兵士を見て驚きます。それは人の皮膚ではないような足でした。皮膚を採取して調べたスティーブは、地球上で見たことのない細胞に見えました。
夜、入浴中に眠りこけたマーティと、キャロルにマッサージをしてもらいながら眠ったスティーブの体に、繭から伸びた触手が襲いかかります。その触手から別の場所で、マーティとスティーブのコピー人間を作られていました。
目覚めたマーティが触手を取り除くと、マーティの生成途中のコピー人間が倒れて死にます。マーティーは両親の寝室に行きスティーブを助けます。スティーブのコピー人間も死にます。
キャロルがおかしいと感じたスティーブは、マーティとアンディを連れて逃げます。するとキャロルが3人を指さして叫び声を上げます。するとコピー人間が大量に現れ、3人を追います。安全な場所にマーティとアンディを残し、スティーブが救助要請に向かうと、コリンズ少佐が将軍らに追い詰められ、拳銃自殺しました。
ボディスナッチャーズの結末
車に戻ったスティーブは車を走らせます。ティムは宿舎でコピー人間になったピートらに襲われ、逃げ出します。車を止めたスティーブがマーティに襲いかかります。通りかかったティムが助け、スティーブを射殺しました。スティーブは抜け殻になって溶けました。
ティムはヘリコプター倉庫でピートらに、マーティとアンディを渡すと言ってヘリコプターに乗り込み飛び立ちます。そのまま病院に向かい、体をのっとられようとしていたマーティを助け、ヘリコプターに向かいます。
マーティが「アンディがいない!」と言うと、アンディが走って来ます。ヘリコプターが飛び立つと、アンディが襲ってきました。アンディもコピー人間でした。マーティがアンディをヘリコプターから突き落とすと指を刺して叫びながら落ちていきました。
しばらく飛んだティムは、アトランタの軍施設に着きました。着陸の許可が下り、着陸態勢に入りますが、アトランタの人間は本当の人間か、侵略されているのか、わからない状態でした。
以上、映画「ボディ・スナッチャーズ」のあらすじと結末でした。
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